FC2ブログ

私的憂国の書

民主主義を希求しつつ、日本における戦後民主主義を否定する。真の主権回復は戦後レジームの打破から生まれる。
私的憂国の書 TOP  >  2014年04月05日

教科書検定 ~ 前進だが、公約は「近隣諸国条項の見直し」のはずだ

← 応援クリック、ありがとうございます。

 今朝の主要紙の社説は、例外なく教科書検定の結果を踏まえた社論を書いている。主要紙といっても、経済専門の日経は採り上げず、東京・中日は議論から逃げた。そのような例外を除けば、各紙の論点は、領土についての記述に集中する。

読売新聞

 竹島と尖閣諸島は、歴史的にも国際法上も疑いなく日本の領土である。小学生のうちから、基礎知識を身に付けるのは重要だ。
 学校での領土教育をさらに進めることが、国際社会で日本の立場の正当性を堂々と訴えることのできる人材育成にもつながろう。

産経新聞

 来年春から使われる小学校教科書の検定結果が公表された。社会科で竹島と尖閣諸島について全社が取り上げるなど、領土に関する記述が増えたことを評価したい。
 子供のころから自国の領土に理解を深める意義は大きい。授業も工夫して教えてもらいたい。


 読売と産経は、竹島、尖閣など、領土に関する記述を前進として歓迎し、子供のころからの領土教育の意義を論じている。問題は朝日と毎日だ。

教科書検定

 毎日新聞は、核心的議論からは逃げている。だが、自紙の思想を盛り込むことは忘れていない。

 今後、言語活動の比重が増す中学、高校で、お仕着せではなく、歴史や世界に関心を広げて複眼的で掘り下げた論議、思考にもつながる教科書の記述や学習になるかが肝心だ。


 領土教育がお仕着せになることを避けよと論じ、歴史や世界の関心という立脚点を持てという主張だ。毎日が持ち出す歴史とは「自虐の歴史」であり、世界の関心とは「(主に)支那や朝鮮の関心」という解釈になるのだろう。“複眼的な議論”とは、自国の主張だけではなく、近隣諸国の視点を加味せよということだ。

 朝日新聞の社説は、毎日のそれをより踏み込んだものだ。

 政府見解だけ教科書に載せ、「竹島も尖閣も固有の領土だ」と身内の結束を確かめあったところで、国際社会を説得できなくては問題は解決しない。審判に背を向け、応援席に声援を求めるようなものだ。
 私たちが育てるべきは身びいきなサポーターではなく、問題の解決に動くプレーヤーであるはずだ。双方の主張をふまえ、自分の頭で冷静に考えられる力を養うことをめざしたい。
 領土をめぐる対立は、戦争や植民地支配の歴史や、資源をめぐる思惑が絡みついた厄介な問題だ。たとえば尖閣について、中国は「日清戦争に乗じて奪われた」と主張し、日本は「中国は戦後も1971年まで異議を唱えていなかったのだから、おかしい」と指摘している。
 数行の記述ですませず、もう少し紙幅を割いてこうした双方の言い分の要点も紹介した方が子どもたちも解決の難しさを想像しやすいだろう。


 ひと言で言えば、日本人の子供たちが学ぶ教科書に、支那や南鮮の意見を日本と対等に近い形で記載しろという主張である。そして、日本の主張を支持する“身びいきなサポーター”の養成ではなく、“双方の主張を踏まえた”審判を養成しろいう主張である。これが、朝日の大好きな“話し合いによる解決”だ。この朝日の主張は、“戦争や植民地支配の歴史”という勝手な裏付けを根拠としているようだが、これは日本にサンフランシスコ講和条約の時点(もしくはそれ以前)に戻れと言うのと同じだ。要は、堂々巡りである。

 読売と産経が、自国の子供たちにどのような教育をすべきなのかという論点で社説を書いているのと違い、朝日と毎日は、自国の教育の前提は「近隣諸国条項」だと主張しているのである。そう考えれば、各紙の社説におけるスタンスの違いが分かり易い。

 一方、南鮮は既に発狂気味だ。

韓国外交部報道官声明

2010年より独島に対する挑発を強めた小学校教科書の検定通過を強く糾弾する。
安倍晋三首相はわずか3週間前、国会で歴代内閣の歴史認識を継承すると言明したが、小学生にも帝国主義の侵奪の歴史を歪曲(わいきょく)、隠ぺいする教育を実施することは自らの約束に反し、未来の世代を国際社会から孤立させるということを肝に銘じなければならない

韓国教育部

育ち行く世代にうその主張を教え侵略の歴史を正当化するのは近隣国家との善隣はもちろん北東アジア地域の平和を危うくさせる極めて非教育的な行為。
独島に対する確固とした領土主権を持つ韓国政府に対し日本の児童が使う教科書で独島の領有権を主張するのは、独島に対する侵略的な意図をあらわにするもので怒りを禁じえない。


 想定の範囲内だ。日本の歪曲を非難する南鮮外交部の報道官声明だが、既に自分らが歪曲・暴走している。日本の歴代政権の歴史認識において、竹島は南鮮領と言及したことはない。彼等が好む歴史認識とは、言うまでもなく村山談話と河野談話だが、それら談話では竹島の領有権についての言及はない。約束していないことを、拡大解釈によって「約束に反する」というのは、単なる妄想の帰結なのだ。

 さて、自民党の政策集「J-ファイル 2013」を見てみよう。政策の300番目に「真に教育基本法・学習指導要領に適った教科書の作成・採択」という条項があり、その中には「いわゆる「近隣諸国条項」に関しては、見直します。」という記述がある。これが自民党の公約だ。

 河野談話は自民党から出たものであり、村山談話は自民党の堕落によって出されたものだ。そしてこの「近隣諸国条項」も、紛れもなく自民党が生んだ負の遺産である。「近隣諸国条項」とは、いわば、近隣諸国に対して「日本の教育に内政干渉してください」と言っているような代物である。河野談話同様、「見直しません」というのはあり得ない。「J-ファイル」は、選挙前に安倍総裁が、「出来ることしか書かない」と公言した政策集である。安倍自民は、その言葉を実行に移すべきである。


最後までお読みいただき、ありがとうございます。
当ブログはブログランキングに参加しています。ご面倒ですが、是非ともバナークリックをお願いいたします。
にほんブログ村 政治ブログへ
バナーが表示されない場合はこちらから。
人気ブログランキング | にほんブログ村 政治ブログ | FC2 ブログランキング

[ 2014/04/05 13:49 ] 教育 | TB(0) | CM(6)
カレンダー
03 | 2014/04 | 05
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 - - -
Banners
人気ブログランキングへ

にほんブログ村 政治ブログ 政治・社会問題へ



憲法改正を実現する1,000万人ネットワーク 美しい日本の憲法をつくる国民の会
twitter
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

月別アーカイブ