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私は浦和レッズのサポーターだ。ゴール裏でチャントを歌うハードなサポーターでもないし、アウェイの試合に足を運ぶほどでもないけれども、それでもホームゲームがある時は欠かさず応援に行く。レッズサポーターだと公言するだけで、読者の一部が逃げてしまわないかと考えるほど、このクラブに対しては熱狂的なファン・サポーターとアンチがはっきり分かれる。「JAPANESE ONLY」の断幕が掲げられた事案があった3月8日も同じスタジアム内に居たが、席がゴール裏と離れている関係で、断幕の存在などは知らなかった。この事を重く見たJリーグは、浦和レッズに対し、今月23日の清水エスパルス戦を無観客試合とする裁定を下した。

3月8日の埼玉スタジアム2002
この件に関し、当事者が行った行為については弁解の余地はない。私がレッズサポである読者の方からは、「日本人以外の全世界の民族を敵に回してどうする?」とお言葉を頂いたが、全くもってその通りである。日本中のサポーターから罵倒される日々だが、当事者ではないものの、スタジアムを構成する一員として、一切の弁明はしない。「JAPANESE ONLY」にどのような主観的主張があろうと、それは受け手の客観的な解釈によってどうにでも取れるわけで、当事者の浅はかな感覚も、クラブスタッフのわきの甘さも、どちらも弁明の余地なしである。
埼玉スタジアムで行われるアウェイ戦を楽しみにしていた清水エスパルスのサポーターの方には、非常に申し訳ない気持ちでいっぱいだ。
弁明はしない。ただ、言いたいことはある。
毎日新聞が、この事案をわざわざ社説で書き、昨日の報道ステーションでは、大久保界隈の嫌韓デモ(「ヘイトスピーチ」と表現)に絡めて批判が展開された。見ていないが、NHKのニュース7でも扱われたようだ。だが、これらのメディアに差別を批判する資格はあるのだろうか。
永年、自衛隊員の人権など無きものとしてきたのが、これらのメディアである。彼等は、ひとたび自衛隊が事故に遭うと、事件の詳細な調査をする前に自衛隊側を加害者に仕立て上げてきた。靖國問題も同じだ。小泉参拝で世論が揺れていた当時、靖國神社の職員寮の所在地を記事に書き、職員の安全を脅かした。これらは列記としたヘイト行為だ。
今回の裁定はJリーグによるものだが、その上部組織である日本サッカー協会にももの申したい。身内に厳しいのは悪いことではないが、一方で、海外からの日本代表やサポーターに対するヘイト行為に、JFAは真っ向から抗議し、謝罪要求や罰則要求をしたことがあるのだろうか。朝鮮半島の南側の国だけをとっても、ヘイト行為の具体的事例には事欠かない。
- 東日本大震災後、「日本の大震災をお祝います(ママ)」の横断幕を掲出
- アジアカップの日韓戦で、ゴールを決めたキ・ソンヨンが日本人を揶揄し、TVカメラに猿真似
- サッカー東アジア・カップ日韓戦において「歴史を忘れた民族に未来はない」という政治的横断幕を掲出
- ロンドン五輪サッカー男子3位決定戦後に「独島(日本名・竹島)はわが領土」と政治的プラカードを掲げてピッチを疾走
これらは全て、スポーツマンとしてやってはいけない行為であるだけでなく、日本を標的に行われたヘイト行為であり、レイシズムではないのか。ヤングなでしこの日韓戦では、JFAの指導によって、観客席の旭日旗が没収されたケースもある。今回の浦和に対する裁定はいちサポーターとして受け入れるが、身内に辛く、一方で海外から日本に浴びせられるヘイト行為、ヘイトスピーチにも毅然とした姿勢で臨まなければ、それはJFA自身がダブルスタンダードを認めていることになる。その点においてのみ、納得するのは難しい。
もっとも、浦和サポーターの中にも「旭日旗は差別だから止めよう」などと言っている人たちがいる。ある一国だけが批判するだけで、国際的には公式の旗として認められている旭日旗を自粛しようなどと言うなら、もうちょっと国際常識を勉強してから言ってくれとボヤきたくもなる。
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