私的憂国の書

民主主義を希求しつつ、日本における戦後民主主義を否定する。真の主権回復は戦後レジームの打破から生まれる。
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アーミテージ氏は安倍首相の靖國参拝に反対してなかった

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 今日は時間がないので、手短に。(と言っても、引用は少し長いけど。)

 昨年12月の安倍首相による靖國神社への参拝に関して言えば、支那や南朝鮮が騒ぐのは恒例行事であるから、問題にする必要はまったくない。ただ、最大の同盟国が「失望」というコメントを積極的に発信したことに対しては、こちら側が大きく失望した。更には、共同や朝日が伝えた「アーミテージ氏ら知日派も参拝に反対」という記事を読み、米国の孤立主義や支那へのすり寄りは、オバマだけでなくかつての知日派にまで及んでいるのかと、溜息が出るような失望感を味わったものだ。以下が、当時の共同と朝日の記事だ。

首相の靖国参拝「中国利する」 米の知日派アーミテージ氏 (共同)

 【ワシントン共同】知日派の重鎮アーミテージ元米国務副長官は27日、安倍晋三首相の靖国神社参拝について中国が外交的に利用できるとの観点から「反対だ」と述べた。参拝自体は、日本の指導者が国全体の利益を踏まえて判断すべきだとして、日本国内の問題だとの認識も示した。ワシントンでの会合で述べた。(抜粋)


「靖国参拝、中国喜ばせた」 アーミテージ氏、米で講演(朝日)

 安倍晋三首相の靖国神社参拝について、米国のアーミテージ元国務副長官は27日、ワシントン市内での講演で、「中国を喜ばせたことは間違いない」と述べ、日本を非難する中国の外交活動を有利にする結果になったと指摘した。
 アーミテージ氏はブッシュ政権で国務副長官を務めた共和党の知日派重鎮。「靖国神社の問題は、日本の指導者が国全体にとって何が最善か判断することだ。しかし、中国の外交を後押しすることになったことは無視できない。これが私の参拝への反対理由だ」と話した。
 また、中国が「日本はカイロ宣言やポツダム宣言に基づく国際秩序を順守しない国だ」と日本を非難する主張を展開していることを指摘。「参拝が中国を喜ばせたことは間違いない。中国は各国に『自分の言った通りだろう』と言うだけでよかった」と述べた。
 このほか、韓国との関係では靖国神社よりも慰安婦問題の方が大きな問題だと指摘し、「慰安婦の問題にはきわめて心を痛めている。日本には人権や人間の尊厳について模範となる国であって欲しい」と話した。(ワシントン=大島隆)


リチャード・アーミテージ

 両メディアとも、アーミテージ氏が安倍首相の靖國参拝に「反対」していると伝えている。共同など、わざわざカッコで囲って書くという念の入れ方だ。ところが、両メディアとも、アーミテージ氏にこの発言の裏を取りに行く人物がいるとは思わなかったのかもしれない。産経ワシントン駐在客員特派員の古森氏が、本人に直接取材した記事がこれである。

実は多様な靖国参拝対応 ワシントン駐在客員特派員・古森義久 (産経)

 リチャード・アーミテージ氏といえば、近年の日米関係では最も広く最も長く知られてきた人物の一人だろう。その彼に安倍晋三首相の靖国参拝への見解を直接に問う機会を得た。ワシントンで3月下旬に開かれた日米安全保障についてのセミナーで、だった。

 オバマ大統領の訪日をも論じるこの集いでは、同氏は冒頭で「いまの世界では安倍首相ほど短期間に多くの政策目標を達成した指導者はまずいない」と述べ、安倍政権の防衛費増額や国家安全保障会議の設置、特定秘密保護法の成立などを米側も望んできた日米同盟強化策の「成功」として称賛した。だが同氏は日本側にオバマ政権の対日防衛誓約への不信が広がったと指摘し、歴史問題での摩擦にも言及した。

 その歴史問題の一角の靖国については同氏が国務副長官などを務めたブッシュ前政権は小泉純一郎首相が毎年、参拝しても何も述べなかった。それどころかアーミテージ氏自身が中国からの参拝反対は日本を政治的、道義的に抑えつけるための戦略だから屈すべきではないとまで語っていた。だが最近の日本の一部メディアには同氏も首相の参拝を批判したような報道があった。だからその点を問いただしてみた。

 「私は靖国は歴史関連案件のなかでも問題にしていない。日本の国民も首相も信仰として靖国を参拝する権利があると思う。安倍首相の場合、選挙の公約であり、中曽根、橋本、小泉氏ら歴代の保守派首相の先例もあり、参拝自体を論議の対象にすることもない」

 アーミテージ氏のこんな答えは以前のスタンスと変わらなかった。彼はさらに言葉を重ねた。

 「靖国参拝はあくまで日本の問題であり、他の国が日本の首相に参拝するな、と迫れば、日本側ではそれまで靖国にそれほど熱心でなかった人たちまでが逆に動くという反応を呼ぶだろう。ただし首相の参拝が中国外交を利さないようには注意すべきだ」

 この最後の言葉だけを拡大すれば、「アーミテージ氏も参拝を批判」という解釈をも描けるのだろう。だが同氏がオバマ政権の「失望」表明とは見解を異にすることは明白である。この点、同じ共和党ブッシュ前政権の国務、国防両省でアジア担当の高官を務めたランディ・シュライバー氏の主張はもっと辛辣(しんらつ)だった。ワシントンでの同時期の別の討論会での発言だった。

 「靖国などについてはオバマ大統領は安倍首相を公式の場で叱りつける『失望』表明のようなことを避け、あくまで非公式の議論をすべきだ。ケリー国務、ヘーゲル国防両長官が東京の代替墓所(千鳥ケ淵戦没者墓苑)を訪れたのも、小利口な行動だ。これこそが正しい戦没者追悼だと誇示したのだろうが、日本側は追悼の方法を自分たちで決める能力を完全に持っている」

 シュライバー氏はさらに語った。

 「そもそも中国が提起する歴史問題というのは歴史の真実や正確性とは関係ない。日本を自国に服従させ、米国から離反させ、国内向けの宣伝をも目的とする政策なのだ。中国の博物館の歴史展示のひどさをみればよい」

 日米間のこうした課題への米国の対応は実は多様なのである。


 朝日、共同、産経の3つの記事を総合すれば、アーミテージ氏が二枚舌を使っているのか、朝日・共同が嘘や妄想を書いているのか、どちらかしかない。朝日等の前科を考えれば、答えは自ずと分かりそうな気もする。安倍首相が世界で孤立を深めているという構図を作りたい朝日等にとって、知日派の安倍批判は恰好のネタになるのだから。

 裏を取らずに相手に付け入られたのが河野談話である。裏を取ったり、検証することによって、事の真相が浮かび上がることは多いのだ。古森氏が示してくれた教訓を、ぜひ河野談話の取り扱いに活かすべきだろう。


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[ 2014/03/31 07:29 ] 外交 | TB(1) | CM(4)
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