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私的憂国の書

民主主義を希求しつつ、日本における戦後民主主義を否定する。真の主権回復は戦後レジームの打破から生まれる。
私的憂国の書 TOP  >  2014年01月17日

細川護煕は「風見鶏はおろか風車」 ~ 口先だけの老人に引導を渡せ

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 20年以上の前の政治や、それを支配する空気を昨日のことのように覚えている人は稀だと思うが、記憶が飛んでしまっている場合、その当時の論文などを引くことによって、ある程度の情報を得ることができる。以下は、平成5年7月27日の産経新聞「正論」に掲載された、江藤淳の「日本新党に孤立主義的傾向」の冒頭部分である。

 此度の総選挙の結果については、なかなか味のある選択だという意見がある一方で、危っかしくて見ていられない、一体日本はどうなってしまうのだろうという懸念もまた表明されている。少なくとも政治における安定性、予測可能性の崩壊と言う点では、手放しで喜んでばかりはいられない状況が到来したといわざるを得ない。
 なかでも気がかりなのは、キャスチング・ヴォートを握っていると自負しているらしい日本新党と新党さきがけの動向である。日本新党についていえば、細川護煕代表の発言ほど信を置き難いものはない。“日替わり発言”とはよくいったもので、風見鶏はおろか風車のようにクルクルとまわりつづけている。

江藤淳著 「月に一度」より


 江藤は細川率いる日本新党と武村正義率いる新党さきがけには極めて批判的だった。

 ちなみに“文藝評論家”江藤淳の政治論は、15~25年前のものながら非常に勉強になるので、私は度々読み返している。実際、江藤の鳩山由紀夫論、菅直人論について拙ブログではたまに引用しているが、どれも正鵠を得ているもので、将来を見透かしたような感さえある。

 ・2010/03/08 「14年前 既に江藤淳に見破られていた鳩山首相の資質
 ・2011/04/16 「カイワレを貪った政治家菅直人の本質を見極めよ

 話を戻す。江藤は、上記「正論」と同じ年の9月に、文藝春秋に寄せた「新宰相論」で、こうも書いている。

 一方日本新党はというと、摂政関白太政大臣を思い定めた細川さんに率いられた素人集団です。テレビというものは恐ろしいもので、人の表情をよく映し出します。そのテレビの画面で代議士経験も何もなくて、日本新党なら当選できそうだという一心で出馬した県会議員や松下政経塾出身者など三十数名の素人集団が一堂に会しているのを見たときに、私は心底ぞーっとした。
 彼等は議席を得たけれど、議会を内側から壊すことだけを考えているように見えたからです。彼等の主張してきたことは、我々はアマチュアだから改革できる、古い制度はすべてダメだ、ということらしい。それならこの人々は日本が長年培ってきた議会制度を、単に古いという理由だけで否定しかねないのではないか。

「新宰相論」/江藤淳著 「日本よ、亡びるのか」に収録


 「新宰相論」を読んでいると、当時の江藤が見た日本新党の本質が、そっくりそのまま民主党に受け継がれていることがよくわかる。その民主党は、今都知事選で、同じ性質を持った細川護煕を推している。血は争えないというか、自民党対反自民の構図は、まるで輪廻のように、私達の目の前に出現しているのだ。

細川護煕

 江藤に「風見鶏どころか風車」と言われた細川護煕だが、彼の本質も20年前と同じままだ。ひと言で言えば、芯がないというほかない。14日、小泉純一郎と並んで取材を受けるという演出をし、「元総理タッグ」による都知事選をアピールした細川。その際に「数日中に出馬表明の正式な会見を開きまして、そこで政策的なことも含めてお話をしたいと思います」と公言していたが、17日の会見をドタキャンした。15日の予定を延期しているので、2度目の延期ということになる。理由は「公約などの準備が整っていないため。」だという。噴飯ものだ。

 よく考えてみてほしい。細川は都知事になりたいと公に発言した。だが、都知事になって何をするかということについて、脱原発以外の課題には何ら考えが及んでいなかったということである。安倍首相と比較するのも失礼かと思うが、安倍首相は野にあったとき、様々な課題をノートに書き、それを日々レビューしながら再起を期していたという。“立候補表明が先、公約は後”というのでは、江藤さんではないが、「危っかしくて見ていられない」。

 細川は、東京オリンピックに関して辞退論まで展開し、五輪よりも脱原発と公言している。その脱原発に関して、小泉と細川は主張が一致していない。「即時ゼロ」の小泉に対し、細川は池上彰の著書で、「30年後でもいい」と語っている。喋れば喋るほどボロが出る。それが“風車”細川だ。

 細川が脱原発というシングルイシューで勝ち抜けると思っていたとしたら、東京都民は余程、軽く見られていたのだろう。民主党は嘘八百の約束事を書いたマニフェストを掲げ、国民を相手に詐欺を働いた。だが細川は、そのパンフレットさえつくっておらず、“脱原発”という口先だけで都民を騙そうとしている。出馬が急だからという弁解は当たらない。細川は昨年10月から小泉純一郎と接触していた経緯が既に公になっているからだ。

 私は都民ではないが、石原元都知事が尖閣買取を宣言し、寄付金を募った際、僅かながらの寄付を都に送っている。だから、少々言わせてもらう。細川護煕を都知事に選んではいけない。



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