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私的憂国の書

民主主義を希求しつつ、日本における戦後民主主義を否定する。真の主権回復は戦後レジームの打破から生まれる。
私的憂国の書 TOP  >  2013年12月19日

「“新”国家安全保障戦略」と「宗教的外交至上平和主義」

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 今後10年の外交・安保政策の指針となる、安倍政権で初めての国家安全保障戦略が閣議決定された。「積極的平和主義」を打ちだし、「防衛力の『質』及び『量』を必要かつ十分に確保し、抑止力と対処力を高めていく」という、戦後の外交・安保の殻を打ち破るような理念がその中心にある。

 この日本の新しい国家安全保障戦略についての特亜の反応は、ほぼ予想通り。想定の範囲内と言うところだろう。南鮮は、日本大使館の公使を呼び付けて強く抗議した。理由が竹島を「紛争地域」として、平和的解決に向けて外交努力をすると記述したことだ。つまり、本戦略の骨格部分への批判ではない。当然ながら、日本の安保を非難すれば、米国から「また叱られる」からだろうが、日本が竹島領有を主張すれば脊髄反射を起こすのが南鮮であるので、放っておけばいいだけの話である。

 仮想敵と名指しされたような存在である支那は、「中国を含むアジアの国と国際社会は日本の動きに注目し、高度に警戒せざるを得ない」と表明し、「日本は現実を直視し、歴史を反省して平和発展の道を歩むべきだ」と、お約束のようなコメントを発表した。支那は南鮮のような“安っぽい動き”をしないが、反面、安倍首相の積極的平和主義が、アジア諸国や欧米から概ね好評価を受けているため、出方が難しいと見える。支那や朝鮮のメディアだけでなく、英米のメディアでも批判的な記事があるようだが、メディアというのはそんなものである。特段気にする必要もない。但し、国内は別だ。

安倍総理

 この国家安全保障戦略に対し、概ね歓迎したのは読売と産経。それ以外のサヨク紙は一斉に反発を示している。

・朝日新聞 18日社説
平和主義の看板は掲げ続ける。しかし、それは方便にすぎず、実体は日本の安保政策の大転換となる。
安倍政権は国家安全保障会議(日本版NSC)を立ち上げ、多くの反対を押し切って特定秘密保護法も成立させた。
そして今回の安保戦略――。さらに、集団的自衛権の行使容認というパズルのピースがはまれば、安倍首相がめざす「強靱化」は、ほぼ完成する。
そのとき、戦後の平和主義は足もとから崩れる。

・毎日新聞 18日社説
あまりに防衛に偏り過ぎていないだろうか。防衛力整備は必要だが、中国への対抗意識をむき出しにして不必要な対立をあおるのは賢いやり方ではない。「対話のドアはオープン」というだけでなく、対話への環境づくりにもっと積極的に取り組むべきだ。外交と防衛はバランスよく車の両輪で進めなければならない。

・東京・中日新聞 18日社説
国家安保戦略、防衛大綱、中期防を俯瞰(ふかん)すれば、自衛隊を増強して、日米の「同盟関係」を強めようとの安倍内閣の姿勢が鮮明である。その先に待ち構えるのは、集団的自衛権の行使容認と、自衛隊を国軍化する憲法改正だろう。
果たしてそれが、平和国家の姿と言えるのだろうか。

 キリがないのでこの辺で止めにしておくが、この中で唯一的を得ているのは、実は朝日新聞である。朝日が言うように、この戦略は「実体は日本の安保政策の大転換」であり、「戦後の平和主義の否定」なのだ。朝日の間違いは、「戦後の平和主義」が「足元から崩れる」というところで、「足元から崩れるのではなく」、実は「平和がより強固になる」と解釈すべきなのだ。

 外交は大事だが、外交という話し合いで全ての国の理解を得ることができ、地球上の全ての問題が解決するという思想は、最早宗教と言ってもいいほどの非現実的なものである。イスラム教徒がアッラーを崇め、キリスト教徒がイエスを信仰しても、同じ宗教間、もしくは異教徒間で争い事や殺し合いは起き続ける。同様に、いくら日本が外交至上平和主義を唱えたところで、支那や南鮮、北鮮がその理念を慮ることはあり得ない。少なくとも、虎視眈眈と尖閣、そして沖縄を我がものにしようと狙う支那は、そんな日本の隙を狙っていると考えるのが常識であり、また現実的である。

 朝日、毎日、東京・中日の3紙が罪深いと思うのは、どの新聞の論説も、米国の相対的影響力の低下についての評価が甘い点だ。朝日、毎日はその傾向について簡単に触れているが、それでもこの新安保戦略を否定的に捉えている。だが、この新安保戦略は間違いなく、米国の影響力およびプレゼンスの低下を強く意識している。そして、安保に関する対米従属から徐々に脱し、日本の自立の足がかりを捉えようとしていることこそが、この新安保戦略の意義なのだ。

 宗教で国と国民の安全が担保できるのなら、それに越したことはない。日本を取り巻く周辺国が異教徒の国であるという事実を、もっと現実のものとして捉えなければ、日本の安全保障は絵に描いた餅である。自分の備忘録として、国家安全保障戦略、新防衛大綱、中期防の趣旨を時事通信のサイトから転載しておくので、お時間のある方は是非ご一読いただきたい。


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