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私的憂国の書

民主主義を希求しつつ、日本における戦後民主主義を否定する。真の主権回復は戦後レジームの打破から生まれる。
私的憂国の書 TOP  >  2013年12月14日
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張成沢処刑 ~ 南鮮は北を向け!

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 北朝鮮の実質的なナンバー2だった張成沢が、特別軍事裁判で死刑判決を受け、直ちに刑が執行されたと北朝鮮メディアが伝えた。周知のとおり、張成沢は金正恩第1書記の叔父であり、金正恩の後見人とされていた人物である。身内であり、最大の味方だった筈の人物だ。判決の直後の刑執行というのが、彼の国においてよくあることなのか、もしくは異例なのかはわからないが、張に弁明の機会を与えず、余計な憶測を招く前に口封じをしたような処刑である。

張成沢
張成沢連行に関する報道に見入るソウル市民

 北朝鮮の実質的ナンバー2でありながら、この張成沢は、実は日本のエージェント(情報提供者)だったというのだから驚きだ。日本は他国に比べて諜報能力が劣るという言説が一般的だが、こんな大物をエージェントとして抱えていたというのだから、大したもんだ。これは青山繁晴氏が12日のラジオ番組で公表した情報だが、北朝鮮メディアが伝えた張成沢の罪状に「国家転覆陰謀行為を犯した」というくだりがあったのは、張成沢エージェント説を傍証するものだとも言える。支那に通じ、日本に通じた政権中枢の大物の粛清、処刑は、金正恩の独立路線の強調宣言である。平たく言えば、何が何でも金王朝を守るという宣伝でもあるのだろう。

 金正恩は、張成沢という支那とのパイプを一気に切断した。最大の援助国に対する縁切りにも似た、思い切った行動だ。縁切りとは言わずとも、少なくとも「余計な口出しをするな」という中共に対するメッセージではることは間違いない。張の処刑は、軍部の抵抗やミニ・クーデター、金正男の復権説など、様々な憶測を呼んでいるが、この正恩の政治判断は、北朝鮮の孤立を助長するもの以外の効果を発揮しない。朝鮮半島の緊張は、一気に高まる。

 この緊張状態で最大の矢面に立つのは、国境を接して対峙する敵対国の南朝鮮である。自由と民主主義を標榜し、“西側諸国の一員”を自認する南朝鮮の敵は、常識的に見れば支那と北朝鮮であることは間違いない。ただ、その常識とは裏腹に、青瓦台は政治と経済の両面で支那にすり寄り、日本を非難し続ける“子どもの外交”を続けている。南鮮メディアは相変わらず「日本の竹島動画を削除せよ」とか、「日本企業の朝鮮人に対する戦時徴用」で日本の悪口を書き続け、最近では、来週閣議決定される予定の「国家安全保障戦略」に対して雑音を発し始めている。

 いい加減に、自国を取り巻く国際情勢を客観的に見詰め直す目を持たないと、南鮮は痛いしっぺ返しを食うだろう。張成沢一派の失脚によって、北では軍部の内政圧力が強まり、金体制が強硬路線を取り戻す可能性は否めない。南鮮当局は、日本非難でストレス解消をはかることが、国家の存続を約束するものではないことを、早く認識すべきだ。

 最も心配なのは、この動乱によって、拉致事件解決にブレーキがかかることだ。安倍政権発足後、拉致問題は水面下でかなりの進展を見せていると、青山氏は語っている。この解決は、主権国家としての国民に対する義務である。協力者とされる要人を失ったショックは大きいが、今後も更なる努力と“結果”を期待する。


張成沢の処刑に関する解説は、22:25あたりから


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