私的憂国の書

民主主義を希求しつつ、日本における戦後民主主義を否定する。真の主権回復は戦後レジームの打破から生まれる。
私的憂国の書 TOP  >  2013年09月

堺市長選、維新敗北 ~ 懸念される改憲勢力の失速

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 大阪府堺市の市長選で、維新が敗れた。今まで連勝していた地元大阪の選挙で、維新にとって初の敗北となる。

 関東に住んでいると、関西の“空気”が分からない。本拠地大阪での橋下維新のステータスは、恐らく関東でのそれとは全く違うのだろうと思っている。事実、今までは地元首長選では負け知らずだったし、国政選挙における関西での維新候補の善戦は、支持母体を持たない政党としてはそれなりに評価できるものだった。都議選、参院選と負けが続いたことは確かだが。

 だが、今回は雲行きが違った。最初に「あれ?」と思ったのは、維新の松井幹事長が早々に「選挙に負けても橋下さんは代表を辞めない」と発言したあたりから。勿論、記者団の質問に答えての発言だろうが、自信があればこういう低俗な質問にはそれなりのあしらい方がある筈だと思った。そして、一週間前に朝日新聞が発表した堺市における世論調査で、大阪都構想に賛成が僅か19%、反対が44%と出たあたりで、維新は相当劣勢だろうという印象を受けた。そして今回の敗北。

橋下徹、堺市長選敗北

 堺市のことは知らないし、堺市民の立場に立って市長選を考えることなど不可能だ。で、勝手なことを言わせてもらえば、この地方選は、堺市の都構想参画云々はどうでもいいとは言わないけれども、どうしても国政への影響のほうを考えてしまうのだ。

 私は、今までも書いている通り、維新の支持者ではない。旧たちあがれ勢力に対する信頼は篤いが、一方で、「世界遺産登録のために、仁徳天皇陵をライトアップしましょう」というようなお粗末かつ下劣な思想を持つ人がいる大阪維新のほうには、かなり懐疑的な見方をしている。

 だが同時に、維新は改憲勢力である。維新がこの市長選に敗れ、党勢を失うことになれば、橋下氏とそりが合わない渡辺善美が幅をより利かせるようになり、公明党が政権与党の座にのさばり続ける遠因となる。善美はともかく、公明党のブレーキ役に辟易としている改憲派、集団的自衛権容認派にとって、決して良い結果とは言えないはずだ。

 今の時代、自民党が単独で改憲を押し進めることは無理で、補完勢力の糾合が必要になる。維新が党勢を失えば、護憲派は、安泰どころか活気づくだろう。それこそ避けたい状況ではないのか。

 敵を作って叩くことで民意を煽り、その民意を自らの支持にまわすのが橋下氏のスタイルだったが、正面切った選挙戦には案外もろさを露呈した。政治家橋下徹の今後を考える時、従来のスタイルを多少なりとも変えなければならないだろう。橋下氏には高い授業料になったのではないか。


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