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私的憂国の書

民主主義を希求しつつ、日本における戦後民主主義を否定する。真の主権回復は戦後レジームの打破から生まれる。
私的憂国の書 TOP  >  2013年08月23日

はだしのゲン問題を、読んだこともないのに論評してみる

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 松江市教育委員会が、漫画「はだしのゲン」に関して閉架措置を取るよう市内の全市立小中学校に求めていた件で、ネット上の論争が賑やかになっている。朝日新聞がこの件を電子版に掲載したのが16日のことだから、既に一週間が経っている。私がこの件についてエントリーを書かなかったのは、実はこの「はだしのゲン」を読んだことがないからだ。存在は知っていたが、殊更、興味もなかった。なので、この件を取り扱うことは、他のブロガーの方々にお任せしようと思っていたのだが、なんだか議論が変な方向へ行っているような気がするので、少しだけ書かせてもらおうと思う。

 読んだことがないこともあって、色々な描写や作品の背景などを調べてみた。自分が接したのは、ごく断片的な情報であることは間違いないのだが、私が親だったら、この漫画を子供に読ませようなどとは絶対に思わない。他の内容が良かったとしても、「妊婦の腹を切りさいて中の赤ん坊を引っ張り出したり」「女性の性器の中に一升ビンがどれだけ入るかたたきこんで骨盤をくだいて殺したり」という場面を、まだ分別の付かない子どもに進んで読ませようなんて思わない。これは、本屋で書籍を買う前にパラパラ中を見てみる感覚での話だ。

はだしのゲン

はだしのゲン

 読んだことがないこともあって、ここは虚心坦懐に、特に閉架措置に反対している人のブログを、かなり苦痛な覚えながら、ほうぼう読んでみた。とても共感できない記事が数多くある。例えばこの閉架措置が現代版焚書扱いに等しいという意見。はたまた、これが戦前の検閲に等しく、子どもの知る権利を阻害しているという意見などだ。両方に共通しているのは、体制側が権力を以て介入し、国民の権利を奪うという構図らしい。

 だが、ちょっと待ってほしい。これは焚書扱いか?もしくは検閲なのか?

 無論、両方とも根拠なき批判である。学校で閉架措置を取られようが取られまいが、はだしのゲンは本屋やAmazonで好きなだけ購入できる。つまり、手が届くところにあるのであって、存在が読みたい人から遮断されたわけではない。これを焚書とか検閲というのは、言いがかりも甚だしい。いっぱしのジャーナリストとか、元内閣府非常勤国家公務員のNPO法人代表理事とかが、こんな拙劣な批判を、臆面なく書いていること自体が異常と思える。

 子どもの権利というのは、戦後民主主義の信望者がよく使うフレーズだが、子どもは分別がつかないから子どもというのであって、親の保護責任があるのではないか。もっと言えば、はだしのゲンという作品のみが原爆や戦争の悲惨さを教える材料・ツールではないはずで、他の良書を差し置いてまでゲンに固執する必要性があるとも思えない。

 はだしのゲン論争は、恐らく、ひと言で片付くのではないかと思っている。即ち、

そんなに子どもに読ませたきゃ、
親として判断で子どもに買い与えて、
親の責任で読ませりゃいいじゃないか。


 Wikipediaによれば、はだしのゲンが週刊少年ジャンプに連載されたのは、シリーズ開始の1974年から75年までで、1975年以降の10年間は、左派系市民誌「市民」、日本共産党系の論壇誌「文化評論」、日教組の機関紙「教育評論」が、連載を引き取っている。戦後サヨクのイデオロギーの塊のような組織が、連載を後押ししたのだ。立派な政治的プロパガンダを生む土壌であることは言うまでもない。これらを知っても、まだ子どもに読ませたいと思うのだろうか?もしそうなら、もう何も言わない。勝手に読ませりゃいいだけだ。

 私は、松江市教育委員会の措置を、強く支持する。実際に作品を読んでいないので、内容に関する論評や忖度は極力避けたつもりだが、それでも「読んだことないくせに論評してんじゃねーよ」という批判があれば、甘んじて受けよう。ただ、「知る権利を奪うな」などと叫んでいる人たちの中にも、同じく読んだことがない者が多数含まれているであろうことも、無視すべきではない。


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