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私的憂国の書

民主主義を希求しつつ、日本における戦後民主主義を否定する。真の主権回復は戦後レジームの打破から生まれる。
私的憂国の書 TOP  >  2013年03月28日

日本の教育における負の遺産 ~ 宮澤談話・近隣諸国条項

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宮澤喜一戦後の為政者のなかで、絶対に許せないと個人的に思う政治家が、少なくとも3人いる。
ひとり目とふたり目は反日政治家としての地位を確立し、今もなお棄日活動に従事している村山富一と河野洋平である。この2名については散々書いてきた感があるので、ここでは敢えて飛ばす。
もうひとりは、宮澤喜一だ。

宮澤喜一という政治家の胡散臭さは尋常ではない。
私は以前、格好よく(?)言えば中道左派、平たく言えばノンポリだったので、この政治家の胡散臭さと反日の業績は後々知ることになったのだが、当時は類稀な英語力をテレビで見て、「大したもんだ」と思ったものだ。
だが、日本人としての真っ当な思想を持っていなければ、英語が出来る出来ない以前の根本的問題なのだ。
この政治家の価値を決める決定打は、以前ブログに書いたこの一節である。

「日本の元首は、しいていえば内閣総理大臣でしょうなあ」。これは宮沢さんから直接伺ったことです。
 宮沢さんには、かつてNHKの解説委員会という場所でお目にかかる機会があった。緒方彰解説委員長のころで、毎日二回、われわれ局外の人間で委嘱されている者を集める委員会です。局内の解説委員と一緒に昼飯の弁当を食べながら、いろいろ意見交換をする。宮沢さんのテレビ出演は、年に一回か二回くらいでしたが、この委員会にはわりあいよく出てこられました。
 あるとき、外国使臣が皇居に信任状を奉呈に行くときに、馬車で行くのを好むという話が出た。あれはたいへん優雅で、十九世紀的で、それこそ『会議は踊る』のウィーン会議のようだ、それを日本へ行くと体験できる、というので、ぜひ乗りたいという外国使臣がかなりいるらしい。とはいっても、あまり遠いところから馬車で行くとなると交通渋滞してしまうので、実際にはパレスホテルの前に用意しておいて、二重橋を渡っていくという演出をしている。これはたいへんいいものだという話になった。
 そうした話の流れで、緒方解説委員長が、「日本の現行憲法では、元首は誰ということになるのですか」と宮沢さんに聞いた。すると私の隣にいた宮沢さんが、「しいていえば内閣総理大臣ということになりますかな」といわれた。私は若気の至りで、「そうすると、天皇のご地位はその学説ではどういうことになりますか」と聞き返したら、「こういっちゃナンですが、総理官邸の門番ぐらいなもんでしょうかな」といったのです。
 宮沢さんはもう故人になられた。緒方さんは健在ですが、NHKを去って久しい。もう時効といってもいいかもしれないから、ここであえてご披露するのです。

“ペルー事件と日本国憲法”/江藤淳著 「国家とはなにか」より


身の毛もよだつというのは、こういう発言のことを言うのだろう。

少々前置きが長くなったが、その宮澤喜一が鈴木善幸内閣の官房長官時代に出した御触れが、教科書における「近隣諸国条項」だ。
宮澤は昭和57年8月、村山談話、河野談話に並び称される宮澤談話なるものを出した。全文を引用してみる。

「歴史教科書」に関する宮沢内閣官房長官談話

一、 日本政府及び日本国民は、過去において、我が国の行為が韓国・中国を含むアジアの国々の国民に多大の苦痛と損害を与えたことを深く自覚し、このようなことを二度と繰り返してはならないとの反省と決意の上に立って平和国家としての道を歩んできた。我が国は、韓国については、昭和四十年の日韓共同コミニュニケの中において「過去の関係は遺憾であって深く反省している」との認識を、中国については日中共同声明において「過去において日本国が戦争を通じて中国国民に重大な損害を与えたことの責任を痛感し、深く反省する」との認識を述べたが、これも前述の我が国の反省と決意を確認したものであり、現在においてもこの認識にはいささかの変化もない。

二、 このような日韓共同コミュニケ、日中共同声明の精神は我が国の学校教育、教科書の検定にあたっても、当然、尊重されるべきものであるが、今日、韓国、中国等より、こうした点に関する我が国教科書の記述について批判が寄せられている。我が国としては、アジアの近隣諸国との友好、親善を進める上でこれらの批判に十分に耳を傾け、政府の責任において是正する。

三、 このため、今後の教科書検定に際しては、教科用図書検定調査審議会の議を経て検定基準を改め、前記の趣旨が十分実現するよう配慮する。すでに検定の行われたものについては、今後すみやかに同様の趣旨が実現されるよう措置するが、それ迄の間の措置として文部大臣が所見を明らかにして、前記二の趣旨を教育の場において十分反映せしめるものとする。

四、 我が国としては、今後とも、近隣国民との相互理解の促進と友好協力の発展に努め、アジアひいては世界の平和と安定に寄与していく考えである。


乱暴に纏めるとすると、「日本は侵略国家であり、支那と朝鮮には過去に多大な迷惑をかけた。だから教科書の記述には両地域への反省の意を込め、記述に配慮する」ということだ。更に踏み込めば、支那や朝鮮を侵略したという前提に立って、子供たちに教育を施すという宣言なのである。

この宮澤談話の影響は、計り知れないほど大きい。
支那や朝鮮は、この談話を奇禍として、日本の教科書検定に干渉を始めた。同時に、サヨク思想を引きずる教科書出版業者は、これでもかとばかりに反日教育の教材を量産することになる。歴史上には存在しない従軍慰安婦なるものが事実として記述され、南京大虐殺なる虚報も事実として記載され、死者が30万人という途方もない数字も記されてきた。日教組には恰好の教材である。こういう負のスパイラルに活力を与えたのが、宮澤喜一なのだ。

今般の教科書検定でも、日本の出版社でありながら、子供たちに自虐史観を刷り込もうとする教科書が量産された。そして、支那や朝鮮は、この検定結果について、恒例の難癖づけを展開している。
だが、根本原理として、自国の子供たちに施す教育の指針を策定するのは国の専権事項であって、外国がそのことに文句をつけるのは、明らかな内政干渉なのである。
日本の教科書出版社の愚劣さも度し難いが、特定アジアの居郁に関する内政干渉に特権を与えたのが、宮澤談話なのである。

これもひとつの戦後レジームだ。
安倍政権が見直すべきは、村山談話、河野談話だけではない。
安倍首相、下村文科相には、このレジームの打破に期待したい。



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