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私的憂国の書

民主主義を希求しつつ、日本における戦後民主主義を否定する。真の主権回復は戦後レジームの打破から生まれる。
私的憂国の書 TOP  >  2013年03月27日
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「身を切れ」というサディズム

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一昨日の広島高裁に続き、昨日、広島高裁岡山支部も選挙無効の判決を出した。
広島高裁判決が猶予期限を設けた「将来無効」の判決だったのに対し、昨日の日の岡山支部判決は猶予期間さえ設けない「即時無効」判決だった。一歩も二歩も踏み込んだ形となる。

違憲状態を無視して総選挙の判断を下した側の民主党が、偉そうに御託を並べている。更には、格差是正と同時に、小選挙区定数を30、比例代表を50それぞれ削減する定数削減案を提示し、出しただけで悦に入っている。主導者はフランケン岡田だ。
我こそは、無駄を削減する国民の味方と言わんばかりだ。
根っからの偽善者である。

岡田“フランケン”克也

先ず、定数削減が不要だという趣旨ではないことを断っておく。
私は正直言って、今の国会議員の定数が適切なのか、不適切なのかは分からない。ある人は、議員定数は半分でもいいと言い、ある人は適切な数だと言う。そのことに対して、賛意にしろ反駁にしろ、論理的に展開することはできない。
私が持っているのは、国民は国会議員が身を切ることを本当に望んでいるのか、という疑問だ。

よくテレビの街頭インタビューなどで、「国民の生活は苦しい。消費税が上がると、更に国民負担が増えるから、国会議員も身を切るべきだ」などという意見が電波に乗る。
なるほど、消費税で国民負担は増える。
だが、だからといって、国会議員に「お前らも身を削れ」と要求するのは、根本的な解決策を求めていることにはならないように思う。

Wikipediaによると、日本の国会議員の歳費は、一人当たり2,200万円。米国の議員が年額約1,700万円、英国下院が約970万円であることひ比較され、日本の国会議員が優遇されすぎだという論調が多い。
国会答弁やテレビでの政治家の発言には、「国民の皆さんの痛みを分かち合うため」などと言って、歳費削減を如何にも良いことのように喧伝する者もいる。定数削減も、それと同列に語られる傾向が強い。兎に角コストをかけない国会運営が必要だと主張するのだ。

3年前のものだが、OKWaveに、「国会議員が半分になるとどれだけ費用節減になりますか。」という質問を投稿した人がいる。
回答者は一人のみで、歳費2,200億円、文書交通滞在費1,200万円、JR・航空機の無料券160万円等々を足しこみ、722人の議員数を約半分の350人減らした場合、175億円が削減できるという答えを導き出している。
この削減額が正しいと仮定する。
国家予算が90兆円だとすると、175億円と言う額はその0.02%でしかない。焼け石に水にも程がある。こんな費用を削減目標とする国会議員もどうかと思うが、それを求める国民の側も悪い。

国会議員は国民の代表である。
国民の権力というのは、選ばれた国会議員を通して行使されるわけだ。議員数を削減するということは、国民が国会に対して行使できる実力を、自ら削減してしまう結果を伴う可能性だってある。
マスコミが流す「身を切る」改革云々は、議員定数を削減することが目的となり、その効果が、少なくともセットで語られていない。あたかもそれが民意であるように電波や紙面にのせ、結果的に国力を減退させる方向に導いているように思えてならないのだ。
そういう風潮に流されるから、「身を切る」ことで民意に訴えようとする、民主党議員のようなポピュリストたちが永田町に巣食うようになるのである。

まずは、きちんと国のために汗を流す国会議員を選ぶことである。
極端に言えば、国会議員は地元に帰ってこなくたっていいと割り切り、国家のためにひたすら尽くす人材を、国会に送り込むことである。それが実現するなら、歳費なんて安いものだ。
それより先に、地元という足元を見るべきだ。仕事そっちのけで組合活動に励む地方公務員など、ざらに居る。糾弾すべきは、立場や地位を利用して血税を無駄遣いする輩だ。

「国民に負担を強いるなら、国会議員も身を削れ」というのは、一種のサディズムだ。


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[ 2013/03/27 07:29 ] 政治 | TB(0) | CM(2)
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