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私的憂国の書

民主主義を希求しつつ、日本における戦後民主主義を否定する。真の主権回復は戦後レジームの打破から生まれる。
私的憂国の書 TOP  >  2013年03月05日

尖閣棚上げ論という支那の大嘘と、それにツッコまない日本メディアの共犯関係

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台湾が、尖閣諸島をめぐる問題で、支那と共闘しない方針を明らかにした。
日米の連携によるひとつの外交成果と言えるだろう。
いくら支那寄りといわれる馬英九でも、支那との共闘が及ぼす自国への悪影響については認識しているようだ。

支那は明日から全人代が始まる。
この全人代で習近平が国家主席に指名され、胡錦濤に代わる新しいリーダーとなる。
どこの国でも、新しいリーダーは人心の掌握のためもあって、割と勇ましいことを言うものだ。習自身の発言はこれからになるが、代わりに傅瑩という報道官がメッセージを発している。支那による尖閣近海でのエスカレートする活動を正当化し、事の責任を全て我が国に押しつける傲慢なメッセージである。

中国艦の領海侵犯、接近を正当化…全人代報道 (読売)

中国の第12期全国人民代表大会(全人代=国会)第1回会議が5日に開幕するのを前に、全人代の傅瑩報道官(外務次官)が4日、北京で記者会見した。
 傅報道官は、日本政府による沖縄県・尖閣諸島の国有化は、中国側が日中の合意があったと主張する領有権問題の「棚上げ」に違反すると主張。「(棚上げの)合意が存在しなくなったため、中国の自制の基礎がなくなった。中国の海洋監視船が釣魚島(尖閣諸島の中国名)でパトロールするのは必然だ」と述べ、尖閣周辺での中国艦艇による領海侵犯、接近を正当化した。
 今回の全人代では中国共産党の習近平(シージンピン)総書記を国家主席に選出し、習体制が完成する。中国は国際的な注目を集める全人代の記者会見で日本を批判し、中国に有利な国際世論作りを進める狙いとみられる。


支那による想定通りのスタンス表明であり、日本メディア(読売だけではない)のお決まりの報道だ。

さて、ここで出てくる「棚上げ」について、再確認したい。
そもそも日本と支那の間に、尖閣領有権に関する棚上げ合意があったという向きの論説があるが、それは間違いである。こういうことも知らずに、テレビ等のメディアでぬけぬけと「日本側が棚上げ合意を反故にして尖閣を国有化したために、支那が強硬路線を取り始めた」と主張する、もしくはそれを匂わす知識人ぶった御仁がいるから困ったものだ。
恐らく、1978年に来日した鄧小平が、「尖閣の問題は我々の世代には知恵がないから、知恵のある世代に委ねよう」と発言したことを両国間の合意と勘違いしているのだろう。今となっては有名となったこの発言は、鄧小平が勝手に発言しただけである。そこに合意は存在しないので、日本政府の「尖閣に領土問題は存在しない」という基本スタンスになるのである。なんでこんなに簡単なことが分からないのだろうか。

もうひとつ、この傅報道官なる人物が言う、「尖閣諸島の国有化は、中国側が日中の合意があったと主張する領有権問題の「棚上げ」に違反する」との発言には真っ赤な嘘がある。実は、最初に尖閣の国有化を宣言したのは支那なのだ。
支那は1992年、支那は「中華人民共和国領海および接続水域法」(以下、「領海法」)という法律を制定している。これは、韓国が竹島を侵略した際に用いた李承晩ラインとやり方が同じで、自分の国で勝手に法律を作っておいて、他国の領土をかすめ取るという、国際法上なんの根拠も持たない宣言に等しい。
支那が制定した領海法には、尖閣な支那の領土と明記されている。言い換えるなら「国有化宣言」である。しかも、時の国家最高権力者は、鄧小平その人である。
要するに、鄧小平は自分で棚上げ論を提起し、その棚上げ論を自ら降ろすという、ダブルスタンダードの権化のようなことを平気でやったのだ。

不思議なことに、日本のメディアはこの支那の奇妙で筋が通らない外交の歴史について、なんのツッコミも入れない。オウム返しのように「尖閣諸島に領土問題は存在しないというのが日本政府の見解です」と繰り返すだけで、
たまに「日本が先に棚上げ合意を壊した」というトンデモ発言をするようなコメンテーターを登場させ、視聴者をミスリードしていくのだ。
朝日新聞など、野田政権の尖閣国有化の際に社説で、「これを機に争いがあることを認め、双方が虚心坦懐(きょしんたんかい)に向き合うことを望む。」などと、どっちの国を向いて書いているのだという論説を掲載する始末。ここまでくると、支那の当局と一種の共犯関係にあるとしか解釈のしようがない。
支那や反日メディアのミスリードに惑わされずに、歴史の経緯をきちんと踏まえることが、いま日本国民に求められている。



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