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私的憂国の書

民主主義を希求しつつ、日本における戦後民主主義を否定する。真の主権回復は戦後レジームの打破から生まれる。
私的憂国の書 TOP  >  2013年03月01日

「井戸を掘った人の事を忘れない」の真意と悪意

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支那の諺とされる、「中国人は井戸を掘った人の事を忘れない」。
メディアでもよく登場する諺だ。
井戸を掘る=水を得るということは、生活の基礎を築くこと、生活の礎になるものを得ることである。困難のなかにあって、礎を築くために最初に汗をかいた人は尊く、常に心の中に留め、その人たちへの感謝の意を忘れないという、好意的な文脈で使われる。

ところが、この諺が本来持つ意味は全く違うようだ。
一昨日紹介した、中西輝政氏の近著「賢国への道」にその解説が述べられており、目から鱗がポロポロ落ちた。

昨年、日本による尖閣列島の国有化に端を発した、支那での反日デモでは、パナソニックの工場が狙われた。もともとパナソニックの支那進出は、1978年に鄧小平が来日した際、鄧自身が希望して松下幸之助に会いに行き、支那の近代化に力を貸してくれと頭を下げたことにより始まった。以来、松下幸之助とパナソニックは、支那の工業化のために尽力した。松下幸之助こそ、井戸を掘った人なのである。

だが実は、この「井戸を掘った人の事を忘れない」には、日本では知られていない真の意味がある。
中西氏の著書から少々引用してみる。

 これはもともと毛沢東が言った言葉です。昔、毛沢東は支那の山奥で蒋介石率いる国民軍と戦っていました。共産党のゲリラが国民党支配の農村を占領すると、そこに井戸を掘らせました。その井戸に水が出るようになった頃、しばしば蒋介石軍が攻め返して来た。そこで毛沢東は逃げる際に「井戸を掘った人の恩は忘れるな」と言ったのです。共産党が井戸を掘ってやったのだから蒋介石政権になっても共産党に協力しろよ、という意味です。これは蒋介石に寝返って協力したやつは共産党が攻め返したときには井戸の中に叩き込むぞ、というオチまでついています。実際に、この見せしめのために多くの農民を殺していたのです。だから、井戸の水を飲むときには共産党のことを思い出せ、というわけです。


諺の本来の意味を知ると、この諺が使用される背景にあるのは、美辞麗句による支那と共産党の美化であることがわかる。決して美しい言葉でもなんでもなく、実は非常に怖い言葉なのである。従って、この装飾された言葉に乗っかるメディアは、まんまと支那の宣伝戦の片棒を担いでいるという構図になる。
実に巧妙だ。

この支那人の性質をもっと端的に著す諺がある。
狡兎死して走狗烹らる(こうとししてそうくにらる)」というものだ。
捕まえるのが難しいウサギを捕まえようと、犬をこき使う。しかし、ウサギを仕留めたら犬は必要なくなるから煮て食べてしまうという意味だ。必要なときは重宝がられるが、用がなくなればあっさり捨てられることを表わしている。
これを反日暴動の攻撃を受けたパナソニックに当てはめると、パナソニックはウサギを捕まえる(支那の工業化)のためにこき使われ、ある程度工業化が済んでしまって捨てらた(煮て食べられた)ということだ。
支那も、品質は悪いが家電製品を製造するようになった。ライバルのパナソニックはお払い箱ということだ。支那のデモは概ね官製デモであることを考えれば、暴徒化して破壊しても良い対象を、当局から示されていた可能性は否定できない。
このことは、「井戸を掘った人のことは忘れない」という、日本で好意的に訳されている諺とは真逆の行動なのである。

いま、支那に進出している日本系企業も、パナソニックと同じ憂き目にあう可能性は否めない。最近の財界人は、日支関係の悪化による通商上の不都合を、政治の側に責任を転嫁する風潮があるけれども、マーケットだけではなく、政治状況や文化、民族性を全て勘案して進出の是非を決断するのが、企業人の役目である。究極的には自己責任なのだ。
野田前首相の尖閣国有化は、文字通り最悪のタイミングで実施されたが、それがなくとも、今後支那による日本への挑発が収まることはないだろう。

企業人も旅行者も、この民族が持つ悪意を、知識として身につけるべきだろう。

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