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私的憂国の書

民主主義を希求しつつ、日本における戦後民主主義を否定する。真の主権回復は戦後レジームの打破から生まれる。
私的憂国の書 TOP  >  2013年02月09日

消えゆく民主党: 衆院選敗因総括となんでも反対路線の復活

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正月を挟んだとはいえ、昨年の衆院選の大敗北から2カ月近く経とうとしているいま、民主党がようやくその敗北についての総括を始めた。しかもまだ中間報告であり、決定前の素案である。

敗因はトップの失敗の連鎖…民主が衆院選を分析 (読売)

 民主党改革創生本部(本部長・海江田代表)は8日の総会で、衆院選惨敗を総括した中間報告の素案を提示した。
 沖縄県の米軍普天間飛行場移設問題などを挙げ、敗因は「トップによる失敗の連鎖」とし、党運営に関し「最大の問題はまとまりのなさ」と指摘した。落選者からのヒアリングでは「参院選で負けたら党はなくなる」などと再建を危ぶむ声も相次いだが、年明け以降の地方選の敗北続きで、明るい展望はない。(以下略)


敗因は「トップによる失敗の連鎖」とある。
これは間違いない。ただ、トップに責任転嫁して、残った者はみな清廉潔白化だと居直るつもりなら、この党には再生の芽はない。勿論、個人的には民主党の再生など望んでいないが。

確かに鳩山、菅、野田の失敗は、日本国民にとって度し難いものだった。
ただ、そのトップたちを決めたのは、他ならぬ民主党議員である。
もともと民主党というのは、理念の異なる政治家たちの寄せ集めだ。旧社会党のイデオロギーをそのまま持ち込んだ議員もいれば、保守系議員もいる。この党は、そういった出自を抱えながら、単に「反自民」という共通の利益だけのために集まっただけなのだ。だから今まで綱領も決められない。
ところが「反自民」だけでは、自民党を破った後に何をしていいのかが解らなくなるのだ。
共通の利益を得てしまった党は、他に理念がないから迷走し出し、自分たちの選んだトップすら支えられなくなる。敗北は既定路線だったのだ。
先の衆院選で、多くの有権者は民主党議員に退場を促した。それが、民主主義のルールなのだ。

いま民主党は、綱領の策定段階にある。
綱領なしで政権を取らせたことも有権者の誤りだったのだが、その綱領策定で「憲法」に躓いた。
ようやく出てきた素案(これまた素案!)には、「憲法の基本精神を具現化する」という言葉が盛り込まれた。これもなんだかよくわからない。
具現化とは具体的な形に現すことだ。従って、9条を含む平和憲法の基本精神を具体的に体制化していくということなのだろうが、表現の曖昧さをもって“逃げ”をうっている。
これが、寄せ集め集団の限界なのだ。

手塩にかけて“反自民”を育てた朝日新聞をはじめとするリベラルメディアも、最近は自民党を批判するだけで、批判した後を補完する勢力がないから、お困りの様子だ。維新やみんなの党では、朝日などが持つイデオロギーを実践してくれる勢力にはならない。
民主党の凋落は、地方選で如実に表れている。
2月3日投開票の横浜市議神奈川区補選では、共産党候補を1,000票も差をつけられて惨敗した。有権者にあてにされていないのである。
共産党にすら負けたというのは、民主党にとって屈辱だろう。

民主党は党勢拡大を図り、国会議員には最低500人以上、目標1,000人以上の党員獲得ノルマを課した。ただ、急速に支持を失いつつある政党に、好んで寄ってくる有権者は居ないだろう。また民団にでも応援を要請するのかも知れない。
なんだか党ぐるみでマルチ商法に手を突っ込んだ様相だ。
成績を人事に反映すると言うから、党員を獲得すればするほど偉くなれるのだそうだ。
これを政党と呼べるだろうか?

輿石東の主導なのか、民主党は公取の委員長人事案が事前報道されたことを理由に、この人事案に猛反発し、衆参の議運委理事会を途中退席した。
民主党の先祖がえりだ。
政権交代前の野党時代、何かと言えば審議拒否をしてきたのが、民主党の歴史である。

・日銀総裁が気に入らないから審議拒否
・参院で負けたから審議拒否
・解散しないなら審議拒否
・定額給付金が気に入らないから審議拒否
・中川が変な会見したから審議拒否
・失言した厚労相の辞任を要求して審議拒否
・談合疑惑がある防衛事務次官の証人喚問を要求して審議拒否
・イージス艦漁船衝突事故の真相究明を要求して審議拒否
・早期解散を要求して審議拒否
・解散の日程決まったから審議拒否
・なんとなく審議拒否
・自分で出した法案を審議拒否

このような素晴らしいまとめ記事も存在している。
民主党の審議拒否、反対の実績

このまま行くと、民主党は昨年の衆院選より過酷な惨敗を、今夏の参院選で喫する可能性がある。いつの時代にも、健全な野党は必要だが、政権から転げ落ち、野党としても存在感を示せないのであれば、この党は消滅していくだけだ。


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