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私的憂国の書

民主主義を希求しつつ、日本における戦後民主主義を否定する。真の主権回復は戦後レジームの打破から生まれる。
私的憂国の書 TOP  >  2012年12月06日

軍国主義なるものを打破するために、原爆2発が必要だったのか?

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ネット上で“嘉田フィ”という、恐らく有難くないあだ名をつけられている、日本未来の党の党首、嘉田由紀子滋賀県知事。
「未来」を名乗るサイトが「プレ総選挙」と称し、脱原発への賛否を募るアンケートを募ったのだが、惨憺たる結果に終わり、アンケート結果も公表せず、サイトそのものを閉鎖してしまった。
しかも未来の党は、「このアンケートのことは預かり知らず」と、関与を否定した。
興味が湧いたので、このアンケートサイトをちょっとばかり調べてみた。
件のサイトのURLは、http://www.pre-sousenkyo.com/ である。
この pre-sousenkyo.com というドメインの登録を探っていくと、その主体は限りなく「日本未来の党」なのである。
下記がそれを裏付けるものだ。


サイトの説明には、「ネットでプレ総選挙!脱原発・増税について、ぜひあなたの意見を表明してください。『未来の党』は、国民のみなさんの「今のままでは選ぶ政党がない」、「本当の第三極を作ってほしい」という声に応え、新たにつくった新党です。」とある。
そして、サイトのキーワードとして並ぶのは、“未来の党, 嘉田由紀子, 脱原発”というフレーズだ。これで知らぬ存ぜぬは、どう考えても無理があるだろう。

その嘉田氏がNHKで語った言葉が波紋を広げている。
その言葉とは、このようなものだ。

「日本は2発の原子力爆弾によって”軍国主義”から抜け出すことができた」


かつて、「米国の原爆投下はしょうがない」と発言し、辞任に追い込まれた久間元防衛相。この言質を正確に表記すると、「米国はソ連が日本を占領しないよう原爆を落とした。無数の人が悲惨な目にあったが、あれで戦争が終わったという頭の整理で、今しょうがないなと思っている」ということなのだが、大臣しては不適切な表現であることは間違いない。
「日本は2発の原子力爆弾によって”軍国主義”から抜け出すことができた」というのは、久間氏と比べて格段に踏み込んだ発言である。
日本の戦前・戦中の軍国主義なるものを絶対悪とし、その悪が原爆2発によって取り払われたという意味と捉えられる。

嘉田氏の発言は、組み立てとして下記のような構造になっているのだろう。
まず、原爆は現代の原子力発電、および原子力発電所の事故であるというすり替えであり、軍国主義というのは原発を推進する党、原子力ムラ、経産省などというすり替えである。
原発推進派を軍国主義になぞらえることで、彼等を平和の敵、国民の敵という立場に置き、我こそ国民の味方という構造を作り出す意図がある。そして、我ら国民の味方(=未来の党)が、原爆で荒廃した野を復興するというイメージづくりだ。
これは全く根拠のない、プロパガンダというべきものである。

原子力発電を原爆と同列視する語り口は、左側サイドの陣営がよく使う手だが、まず原発と原爆はまったく別モノだということを確認したい。
そして、いわゆる軍国主義なるものが打破されるために原爆2発が必要だったという論は、あまりに浅はかで、明らかに軌道を逸したものである。
政策ではなく、こういった“観念”で支持を訴える政党には、注意が必要だ。


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