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実は、新聞のベタ記事には面白いものが多い。
ベタ記事とは、新聞の最下部あたり(広告のすぐ上)にある一段にまとめられた短文の記事のことで、およそスクープとか一面ネタとは対極にある、影響力が乏しいネタを扱ったものだ。
時には、紙面を埋めるためにどうでもよいネタを載せているのかと思わせるものがあるが、ネタとしては膨らませ甲斐がある記事もあるのだ。
下記の記事もベタ記事の類なのだが、ちょっと笑ってしまうようなものだった。
安倍、橋下、石原3氏は「タカ派」 細野氏「民主はど真ん中」と強調 (産経)
民主党の細野豪志政調会長は28日、名古屋市で講演し、自民党の安倍晋三総裁や日本維新の会の橋下徹代表、新党結成を表明した石原慎太郎東京都知事に関し「3人は極めてタカ派的な言動をしてきた」と指摘。「戦後日本の平和主義、専守防衛という考え方は間違っていない。世論がタカ派の方向に流れるかもしれないが、民主党は真ん中にどっしりと立つ」と強調した。
民主党のポピュリストたちが、次期代表候補として担ごうと画策していると噂される細野豪志。こんな薄っぺらいコメントが記事になるのは、与党民主党の政調会長という肩書き故なのだろうが、細野の見当違いも甚だしい。
憲法改正、集団的自衛権の行使容認、君が代斉唱と日の丸掲揚、靖國参拝などをすると、細野の基準ではタカ派になるようだ。結局は細野自身が、「私はサヨクですが何か?」と公言しているようなもんである。
そんなことをツイッターで呟いたら、作家・評論家の西村幸祐氏からコメントを戴いた。非常に的確なご指摘なので、引用させていただく。
言い得て妙である。
民主党が「ど真ん中にどっしり立つ」国家であるとするなら、我が国日本は相当な極左国家ということになる。例えて言うならそれは、朝日新聞が「うちは中道を行ってますが何か?」と言うことに等しいし、橋下徹をヒトラーに例えたマスメディアや自称知識人の発想と同類なのである。
安倍自民党総裁が誕生や、石原慎太郎都知事の尖閣買い取り宣言、後の国政復帰宣言で、特アのみならず、米国の主要紙まで「日本が右傾化している」という見立てを論評として掲載している。
余計なお世話なのだが、敢えて言えば、それも細野と同種の見当違いだ。
日本は右傾化しているのではなく、中道に戻ろうとしているだけである。
国際法で認められた自衛のための武力行使、国家主権である領土領海領空の防衛、どの国も行っている国のために命を捧げた先人への尊崇の念の表現等々。これは紛れもなく、どこの国も是とする世界標準である。
戦後民主主義、戦後レジームにおける発想とは、軸足を極端に左側に置いた、バランスを欠く基準が原点になっている。その軸足の位置をずらさぬよう、マスメディアも教育も“弛まぬ努力”を重ね、その既定路線を堅持し続けてきた。その左側の努力は、90年代の自社さ政権、2009年の鳩山ルーピー内閣で結実したが、正体がバレたサヨク政権はその後衰退の一途をたどり、国民は覚醒しつつある。
日本の右翼化は幻想だ。
安倍晋三の復権によって、日本は真っ当な中道という保守体制に戻るのである。
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