私的憂国の書

民主主義を希求しつつ、日本における戦後民主主義を否定する。真の主権回復は戦後レジームの打破から生まれる。
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3500円のカツカレーを食べることは悪いことなのか?

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私は、公的なメディアやメディアに登場する人が、庶民感覚と称した大衆迎合の手法を振りかざし、「自らが正義、自らが庶民の味方、弱者の味方」と騙る手合いは大嫌いである。
「我こそ庶民・弱者の味方」という姿勢は、テレビ朝日の夜の報道番組のキャスターにこそ見られる姿勢だが、共産主義でもあるまいし、国民ひとりひとりが同じ感覚を持つことなどあり得ない。
国会議員の数を削れ、歳費を削れ、身を切れというのは、一件まともな要求に見えるけれども、議員の活動内容を問わずに身を切れというのは、国会議員に対する苛めとすら感じる時がある。
もちろん、風に乗ってたまたま議員バッジを付けることになり、その後何の役にも立たないどころか、存在自体が害となっているどこかの党の議員諸氏については、歳費を削る要求は当然だし、歳費云々の前に野に下って欲しい限りだ。
しかし、それが世論だ!俺が民意の代表だ!とばかりに、国会議員に貧困さを求める姿勢には、たまに辟易とする時がある。

回りくどくなったが、本題に入る。
26日の自民党総裁選直前、安倍新総裁がホテルで決起集会を行った際に食べたカツカレーの値段が3,500円だったという情報が流布され、ネットを中心に物議を醸した。
下記はその情報を伝える、〝朝日新聞の兄弟分〟日刊スポーツの記事だ。

安倍新総裁、高級カツカレーにネット非難 (日刊スポーツ)

 26日の自民党総裁選直前、都内のホテルで決起集会を行った安倍晋三総裁(58)が、昼食に高級カツカレーを食べていたと一部の情報番組で報道され27日までに、インターネット上で“カツカレー騒動”が勃発している。ツイッターなどでは「(値段が)高すぎる」「既に庶民感覚を失っている」などと安倍氏への非難が出ている。過去にも麻生太郎元首相の都内一流ホテルでの高級バー通いが非難されたことがあり、安倍氏にとっては早速、痛い船出となった。
 安倍氏は26日、東京・ホテルニューオータニで行われた決起集会に出席。支持者を前に、総裁選に「勝つ」ための験担ぎとしてカツカレーを勢いよく頬張った。この様子をMBSテレビの情報番組の男性リポーターが「通常のカレーだけで3500円、カツを乗せると特別オーダーでもっと高くなるそうです」などと伝えたことが“カツカレー騒動”の発端となった。(以下、バカバカしいので略)


「高級品食べてないで庶民の味勉強を」 (日刊スポーツ)

 26日の自民党総裁選直前、都内のホテルで決起集会を行った安倍晋三総裁(58)が、昼食に高級カツカレーを食べていたと一部の情報番組で報道され27日までに、インターネット上で“カツカレー騒動”が勃発している。
 ネット情報を基に「SATSUKI」にカツカレーを食べに来た客は多数いた。40代の会社員男性は「3500円カレーがどんな物かと思い、つい来てしまいました。カツがしつこくなくてグッド。でも、1回で7日分のランチ代を使っちゃったよ。明日からどうしよう」と不安な表情を見せた。50代の主婦は「安倍さんが食べていたのは、このカレーじゃないの!? がっかり。高級品ばかり食べてないで、庶民の味から勉強しないと支持されないよ」と辛口コメントだった。


公人の贅沢などを材料にして、庶民感覚との乖離を醸しだし、嫉妬心を煽り、その公人を庶民の敵に仕立て上げるのは、メディアが良く使う手だ。コメントに主婦などを登場させ、庶民感覚の代弁をさせるのは、手垢のついた手法だ。
最近の例で言えば、麻生総理の高級バー通いが餌食となった。
私は明確な記憶がないのだが、麻生氏はホテルオークラ東京の「バー・ハイランダー」に通っていたそうで、25,000円のウィスキーのボトルをキープしていたことで、連日叩かれたと言う。
その「バー・ハイランダー」は入会金0円、年会費0円である。
ところが、あのルーピー鳩山が通っていた北青山の会員制クラブ「ウラク・アオヤマ」は入会金1,575,000円、年会費378,000円の高級クラブ。500mlのミネラルウォーターが3,500円もするそうだ。
あの鳩山某に常識を要求することなど不可能なのだが、一方はこき下ろし、一方は免罪するメディアの姿勢には、〝明確な意図〟が働いているとしか理解しようがない。

さて、先の方の記事の〝MBSテレビの情報番組の男性リポーター〟というキーワードを元に、情報の発端をネットで探っていくと、この人物に行きついた。
山中真 - 毎日放送(MBS)所属のアナウンサーである。
これは山中氏のツイートだ。


この人物は、自分の職業を良く理解していないのだろう。
メディアに籍を置くなかば公人が、庶民とはかけ離れた金銭感覚を匂わすようなことを言えば、それが肯定的に伝わるか、否定的に伝わるかぐらいは承知の上でなければならぬはずだ。
報道だろうがツイッターだろうが、自分の言葉の影響力を過信してもいけないし、過小評価もまた禁物である。
その自覚がなければ、人と情報との媒介は務まらない。
案の定、朝日の兄弟分である日刊スポーツがその情報に喰いつき、安倍新総裁に対するネガキャンに一役買った。
要するに、麻生叩きの頃から1mmも成長していない3流メディアの実態を晒しただけである。

総裁選といえば一世一代の大勝負。
その大勝負にゲンを担ぎ、3,500円のカツカレーを食べたぐらいでいちいち騒ぐ者の精神のほうが貧困だ。逆に言えば、総裁や首相を務めるような人物が280円の牛丼を食べたら、こちらが悲しくなる。
実際、ツイッターでは「カツカレーが3,500円なんて高すぎる」という、料理の金額に対する批判はあったが、日刊スポーツの手にかかると、その批判の方向が安倍新総裁にすり変わるのだ。
その他の反応は概ね、「別にいいんじゃない?」と「カツカレー食べたくなった」というものだったように感ずる。
ちなみにcoco壱番屋で知られる(株)壱番屋の株価は、26日以降出来高も増え、順調に株価を上げている。日刊スポーツの報道のトーンとは、真逆の方向だ。

一ヵ月で1500万円の子ども手当をもらっていた感覚こそ「庶民感覚と違う」のであって、勝負のゲン担ぎで食べた3,500円のカツカレーを非難の具とする日刊スポーツの姿勢こそ、批判されるべきだ。
日刊スポーツは社会主義、共産主義でも唱えるがいい。

3,500円のカツカレー、いいじゃないか!


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