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私的憂国の書

民主主義を希求しつつ、日本における戦後民主主義を否定する。真の主権回復は戦後レジームの打破から生まれる。
私的憂国の書 TOP  >  2012年07月06日
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維新八策は修正案でもまだ生煮えである。

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橋下徹率いる大阪維新の会の衆院選公約「維新八策」の修正案全容が判明した。
やっぱり良く分からない。

大阪維新の会のような地域政党が国政に進出する場合、注目すべき点は政党の外交・防衛政策だろう。外交・防衛という項目は、地方自治にはないからだ。
維新の会は外交・防衛の公約に、「日本の主権と領土を自力で守る防衛力と政策の整備」という理念を掲げた。これは当たり前のことである。
ただ、その主権と領土を守る防衛力は、憲法9条によって大きく制約されているのが今の日本だ。
従って、主権と領土を守るための防衛力整備と、憲法9条はセットであると考えるのが普通(普通というのが憚られるのであれば、凡人の発想)である。

憲法9条の内容はこうだ。

第9条 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
2 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。


武力も持たず、交戦権が認められない国家は、自力の防衛などできっこない。
だから、自力の防衛を実現するのであれば、憲法9条の破棄もしくは改正が必要条件である。
だが、橋下はこの9条改正を国民投票をもって国民に判断させようとする。
この辺から話の辻褄が合わなくなる。
政治家、もしくは政党が9条の取り扱いについて何も見解を示さず、判断を国民に委ねるということは、要するに9条維持でも9条破棄でもどっちでもいいよと言っていることと等しい。
だが、橋下の掲げる自力の防衛という公約は9条に依存するから、この公約自体の本気度が分からないのだ。

橋下は2月、がれき受け入れが遅々として進まぬ日本の現状をツイッターで憂いていた。

このツイートからも分かる通り、彼は明らかに、憲法9条に問題があると考えている。
そこまで言っておいて、9条への賛否を国民投票の結果に委ねるというのは、あまりに丸投げすぎる。
9条は政治家が避けて通れないイシューであり、政治家を目指すものは右であれ左であれ、9条を含めた憲法に対する自身のスタンスを明示できなければならない。
それが国民が政治家を選ぶ指標のひとつになるからである。
橋下がそのスタンスを明らかにできないのは、国政を目指す者として無責任ではないだろうか。
「左右両方の票が欲しいのか!」と言われたら、彼はどう答えるのだろう。
(勿論、サヨクが投票するわけないが…笑)
橋下氏は、国民投票をする前に何故自分や自党の9条に対する見解を明らかにしないのか、説明する必要がある。

維新八策は、改定版にしてもなお、中途半端な政策集だった。


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[ 2012/07/06 11:24 ] 政治 | TB(0) | CM(0)
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