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私的憂国の書

民主主義を希求しつつ、日本における戦後民主主義を否定する。真の主権回復は戦後レジームの打破から生まれる。
私的憂国の書 TOP  >  2012年06月20日

地方公務員の政治活動を厳罰に!秩序はルールとペナルティによって保たれる。

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日本というのはいい国だし、私はこの国に生を受けた幸運に感謝するけれども、間違いなくいい国ではあるものの、本当におかしな部分が多いことも確かだ。

我々が社会生活を営む上では、常に法律とかルールに従う。
法律やルールに反した場合、罰則があるからだ。
罰則は概ね、金による弁済や社会的地位の失墜という形の代償を強いる。
ただ、我々が法律やルールに従うのは、罰則が怖いからだけではない。
一般社会においては、その社会を構成している秩序を保つよう、誰もが自律している。ルールを破ることが恥ずかしいという恥の概念があることも、秩序が保たれる一因だ。

例えば、小学校時代は、何かやんちゃなことをすると先生に叱られ、廊下に立たされた。
今の小学校のことは知らないが、私なぞ、何度も立たされた記憶がある。
廊下に立たされるというのは、ある種の罰則である。
誰かをぶったとか、掃除をさぼったとか、ルールを破ることはそういう代償を伴う。
万引きしたら交番行きである。
親にも学校や会社にもその罪状を通知され、恥ずかしい過去を背負って生きなければならなくなる。
つまり社会通念上では、法やルールを守るということと、それらを破ったときにはペナルティーを支払い、責任を取るというのは、ひとつのセットなのである。
最近、死刑囚に対する刑の執行をしなかった複数の法務大臣がいたが、これもルール違反である。
ルールを変えようと言う発議もせず、現行のルールに従わないのは、単なるサボタージュにすぎない。

大阪市の橋下徹市長が、市職員の政治活動に罰則を設ける条例を制定しようとしていたが、政府答弁書はこの動きを「違法」とした。
同様のケースでは、国家公務員には罰則があり、地方公務員にはそれがない。
では国家公務員と地方公務員のどこが違うのかというと、この「政治活動」という分野においては、殆ど違いはないのである。むしろ、転勤がなく、ある程度行動範囲が限られる地方公務員のほうが、特定の団体や人物と癒着を生む危険性は高いこともある。
これは明らかにおかしい。
これら違法でないなら、法は国民のものではなく、ある限られた特定の団体のためにあると言っているようなものだ。
これは橋下市政云々ではなく、公僕の在り方の根本問題である。
秩序はペナルティーがあるから保たれるのである。
政府答弁書は、橋下氏の条例が違法である理由として、「地方公務員法制定時の提案理由説明で政治活動制限に対する違反を「懲戒処分をもって足る」として罰則が設けられなかった」とするが、この地方公務員法制定時というのは、昭和二十五年(1950年)である。1946年憲法同様、この半世紀以上も守られてきた法律は、既に地方公務員の既得権益の根拠となってしまっている。
政治の怠慢であり、国民の怠慢でもある。

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なんだか新聞もテレビメディアも、政治家に「身を切る姿勢」を強要したり、「まずは自分たちが身を正せ」などという薄っぺらい上っ面の批判ばかりを垂れ流すが、歳費や定数の削減をやれば全てがバラ色になるわけでもないだろう。
それより、こういった腐った既得権益については、国も地方も平等に批判すべきだ。

政治評論家の屋山太郎氏は、「答弁書は自治労や日教組が民主党政権にいかに大きな影響力を持っているかを示している。職員に規律を求めるため条例に罰則を設けてもよいのではないか。地方公務員だけ甘くする必要はない」と語った。
この答弁書に日教組、自治労などの影響力が働いているとしたら、民主党は誰のために政治をやっているのかということになる。公僕であるはずの公務員と、国民国家のために働く政治家が、国民などそっちのけなのだ。
労組にこれほどまでに甘い民主党が、同じように、献金や選挙応援を受けている民団に甘いということをも示唆している。

とにかくこの政府は国民の敵だ。
橋下市長は、いつか民主党が下野し、政権が交代した後に、もう一度同じ条例を制定する動きを見せればいい。その時の政府見解は、違ってくる可能性は大いにある。


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[ 2012/06/20 11:20 ] 政治 | TB(1) | CM(0)
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