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愛国無罪という言葉がある。
Wikipediaによれば、「国を愛することから行われる蛮行に罪はない」を意味する中国語の言葉で、主として中国における反政府運動の際に用いられてきた言葉だそうだ。
それが転換して、「自国の愛国的行為ならばどんな行為も許される」という思想になった。
主にこの思想は、日本海の向こう側の、ふたつの国で用いられる。
最たる例が、韓国の安重根-伊藤博文を暗殺した犯罪者-だ。
安重根は、人の命をテロで奪うという、最も下劣な行動をしたにもかかわらず、韓国では英雄だ。
日本の統治に反発し、身を以って抵抗したとされるからだ。
日本でも一部の保守派、右翼にこれを唱える人たちがいるようだが、日本の社会通念としては通用しない。何故なら日本は法治国家であり、法の下では皆平等であるという、民主主義の原理があるからだ。
テロはテロであり、犯罪は動機の種類に関わらず、犯罪である。
この原理原則を守らなければ、その国は法治国家とは言えない。
ソウル日本大使館に火炎びんの中国人、懲役10カ月=中国報道 (サーチナ)
中国メディア・人民網は23日、今年1月に韓国・ソウルの日本大使館に火炎びんを投げ入れたとされる中国人の劉強被告に対して、現地裁判所が懲役10カ月の判決を下したことを伝えた。
劉被告は1月、ソウルの日本大使館に火炎びんを投げ入れ、建造物放火未遂などの容疑で現地検察当局に起訴された。同被告はまた、昨年12月末に靖国神社の門柱が燃やされた事件への関与を認めていた。
今月2日にソウル中央地方裁判所で開かれた第3回公判では、検察が懲役4年を求刑するとともに、裁判所が「軽度の双極性障害で、判断力に一定の影響を与える」とする同被告の精神鑑定結果を発表した。同被告は「自分に精神上の問題はない」としたうえで、日本が従軍慰安婦問題の責任を負わないこと、韓国が日本に謝罪を求めないことに憤り、大使館に火炎びんを投げ込んだと主張した。

ソウル日本大使館に火炎瓶を投げ入れ、靖國神社に放火した支那人
ソウルで日本大使館に火炎瓶を投げ入れ、靖國神社に火を放って逃走した支那人に対し、懲役10カ月という判決が出た。
たった10ヶ月の間牢屋に入れば、放免である。
しかし、この支那人が行ったのは、まさしくテロ行為である。それも、他国のひとの生命を脅かす蛮行だ。
日本大使館は国際法上、ソウルにあっても日本の施政下にあり、かつ不可侵であるるから、この支那人の所業は日本国内で行ったテロと同レベルで認識されるべきものである。
刑が軽すぎるのは言うまでもないし、日本当局は身柄引き渡しを要求し、日本国内で法の裁きを受けさせるべきだ。
この判決に、「愛国無罪」の思想が働いたかどうかは不明だ。
ただ、その思想が働いていようがいまいが、テロリストに懲役10カ月というのは、裁判ではなく茶番劇と言って差し支えないだろう。
「外交公館への犯罪で、罪は重いが、大きな被害がなかった」という判決理由が、安直にことを収束させようという茶番劇を物語る。
靖國神社への放火は、日本に対する許し難き冒涜である。
私は放火当日、近くに仕事のアポがあったので、靖國神社に行ってみた。
喧騒は既に去っていたが、同じように憤慨して見に来た人たちを何人も見た。
その人たちも、同じ思いだろう。
犯人引き渡しを強く望む。
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