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私的憂国の書

民主主義を希求しつつ、日本における戦後民主主義を否定する。真の主権回復は戦後レジームの打破から生まれる。
私的憂国の書 TOP  >  2012年04月22日

日中共同声明の曲解 ~ 日中の偽善友好など不要だ

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このところの日中関係の冷え込みは、日中友好40周年の記念の年を祝賀ムードで染めたい外交当局にとっては大いなる誤算だろう。
先週、石原東京都知事が示した、都による尖閣諸島買い取りも、河村名古屋市長の南京発言同様、虚構の日中友好を推し進めようとする外交官僚には、頭が痛い問題だろう。
せいぜい頭を痛めればいい。
偽善友好など不要だということを、日中両国の外交担当者は身をもって知るべきだ。

この支那との偽善友好のもととなっているのが、40年前、北京で調印された日中共同声明(日本国政府と中華人民共和国政府の共同声明)である。
しかしこの声明には、大きな誤解がある。
マスメディアも教育も、敢えてその誤解の解消へ踏み込んでこなかった。
その誤解とは、日中共同声明の台湾に対する見解の解釈だ。

中華人民共和国政府は、台湾が中華人民共和国の領土の不可分の一部であることを重ねて表明する。日本国政府は、この中華人民共和国政府の立場を十分理解し、尊重し、ポツダム宣言第八項に基づく立場を堅持する。

日中友好声明の調印

一般的な通念では、日本国政府が台湾は中国の一部であることを認め、台湾との国交を断絶したという解釈である。
しかし、これを日本語の問題として考えてみると、その解釈が軽薄であることがわかる。
中国は台湾を自国の領土の一部であると主張するが、日本はその中国の立場を理解し、尊重するが、日本の立場は違うということを、ギリギリの表現で示したということである。
このギリギリの交渉を可能にしたのは、高貴なる外交官、高島益郎である。
高島は、前のめりになる田中角栄の手綱を締め、周恩来とも激しき舌戦を繰り広げ、最後には周に「彼のような優秀な外交官が中国にも欲しい」と言わしめた人物だ。
今の外務省に、高島のような国益を第一に考える真っ当な外交官がどれほど存在するのかは知らないが、高島は間違いなく、国を代表して外国との交渉を行う外交官が模範とすべき人物だ。

この台湾問題に一石を投じたのが、2006年当時外務大臣だった、麻生太郎氏である。
麻生氏は2006年3月、予算委員会で台湾について、「民主主義がかなり成熟しているし、経済面でも自由主義経済が浸透し、法治国家だ。いろんな意味で日本と価値観を共有している国だ」と述べ、台湾を国家と明言した。
この発言に対し、支那政府当局と朝日新聞をはじめとする支那寄りの日本メディアは一斉に反発した。
朝日新聞は麻生発言に対し、「「ひとつの中国」路線に基づいて、以来、日本政府は台湾を「国」とは呼んではいない。それは、世界の多くの国も同様だ。」とこき下ろしたが、朝日の見解は明らかに間違いである。
前述の通り、「日本は中国政府の立場を尊重します。以上!」と言っているだけで、日本政府の立場は違うと言っているのだから。

日中偽善友好など不要である。
高島益郎に匹敵する日本外交官の登場を切望する。



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[ 2012/04/22 12:54 ] 外交 | TB(0) | CM(1)
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