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私的憂国の書

民主主義を希求しつつ、日本における戦後民主主義を否定する。真の主権回復は戦後レジームの打破から生まれる。
私的憂国の書 TOP  >  2012年03月01日

皇室問題にジェンダーを持ち込んだ田原総一郎の愚

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そもそも、民主党政権下で皇室問題に触って欲しくない。
ロクでもない政治家を閣僚に任命した結果、相次ぐ閣僚の交代や内閣改造などで“無駄に”陛下のご公務を増やしてきた民主党政権である。
本質的には左翼で、それも極左を内包する組織であるから、大切な皇室の問題を扱うのは危険極まりない。
そんな思いとは裏腹に、識者へのヒアリングが始まった。

初回のヒアリングは、今谷明帝京大特任教授とジャーナリストの田原総一朗氏が「識者」として意見を述べた。
両者とも女性宮家創設には肯定的であったという。
今谷氏についてはよく知らないので、言及はしない。
問題は田原氏の主張である。氏の主張には、頷ける部分が全くない。

女性宮家ヒアリング要旨 (産経)

 ▽ジャーナリストの田原総一朗氏

 【女性宮家】創設に基本的に賛成だ。当主の配偶者の男性は皇族に準ずる身分とし、子供も宮家(を継ぐこと)でいい。宮家の対象は小規模にするべきだ。旧宮家の復活に反対ではないが、だからといって「女性宮家はいらない」という意見は正しくない。(不必要との意見は)女性差別だ。男女共同参画社会になり、時代が変わったわけだから、女性宮家を認めないのはアナクロニズムだ。

 【皇室活動】天皇陛下がお年を召したことで、公務が激しすぎ、多すぎる。もっと減らした方がいい。秋篠宮ご夫妻の長男、悠仁さまが成人され、あるいは天皇になられて宮家がゼロということになると、非常に不都合だ。相談できる親類が必要であろう。

 【皇位継承】江戸時代以前は女性天皇はあった。認めるのがむしろ伝統であり、認めないのは伝統に反する。女系天皇の伝統はない。女系天皇は今論じることではない。女性宮家を認めると将来、女系天皇を認めることになるといわれるが、別問題だ。


田原氏は、皇室問題にジェンダーを持ち込んだ。
田原氏の主張には矛盾があると思わざるを得ない。
女系天皇を否定する際には「伝統が大事だ」と言っておきながら、一方で「女性宮家が不要であるという主張は男女差別であり、時代に合わない」と、伝統を否定する。
一体、この人にとっての伝統とは何なのだろう。
皇室という存在は、時代に合うとか合わないとかで議論されるべきものだろうか?
私は違うと思う。
皇室は、時代を超越した価値観で語られるべきものだ。
皇室の立脚点は伝統と血統である。
しかもその存在は、世俗の私たちと一般化されて扱われるべきものではなく、世俗の男女共同参画社会などという概念をベースに語られるべきではない。
田原氏の言う「女性天皇は伝統」という説も、少し違う。
確かに過去において女性天皇は存在したが、それは男系を繋ぐために過去に採用された「知恵」であり、初めから女性天皇ありきではなかったはずだ。あくまで伝統を守るための過渡的な措置である。

このヒアリングは、「女性宮家創設に向けた」とあるように、初めから女声宮家創設に根拠を与えるための儀式である感は否めない。
議論において、旧宮家の皇族復帰が同列に議論されることはなく、むしろ女性宮家創設という結論ありきなのであれば、これは立派な伝統破壊工作である。
旧宮家の竹田恒泰慶応大講師が、本日発売の月刊「正論」で、「終戦直後に皇籍離脱した旧皇族の多くが、皇位の男系継承を維持するために皇籍復帰を要請されれば、「一族として応えるべきだ」とする意向を固めている」という趣旨の論文を発表したことは、政府が進める女性宮家創設に対する有効な抑止力となるだろう。
このヒアリングが何人を対象とし、誰が識者として発言の機会を与えられ、いつまで続くのかは不明だが、初回のヒアリングは度し難きミスキャストであったと言わざるを得ない。


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[ 2012/03/01 11:57 ] 皇室 | TB(0) | CM(5)
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