「河村発言」は、北京の日本人駐在員たちに、驚くほどのスピードで伝播した。中国駐在の日本人ビジネスマンというのは、常に最悪のケースを想定しながら行動する習慣が身についている人種である。今回のこの発言がもとで、北京で抗日デモが起こる、日本製品の不買運動が起こる、日系の工場でストライキが起こる、日本人に暴行が加えられる・・・いくらでも想定されるケースはあった。ある北京在住の日本人エコノミストから電話をもらったが、彼は「今回の震源地は名古屋だから、中国のトヨタが危ない」という持論を述べた。
広州に出張中だった丹羽宇一郎大使も、北京へとんぼ返りし、2月22日の夕刻には、北京駐在の全日本メディアを召集し、「あれは政府見解とは異なる」と抗弁した。ちなみに丹羽大使も名古屋の出身だが、河村市長とは面識がないという。
北京の日本大使館のある幹部は、怒り心頭の面持ちで語った。
「河村市長は、日中国交正常化40周年の今年を盛り上げようと、われわれ日本人が官民挙げてどれだけ頑張っているか分かっているのでしょうか。3月9日からは、40周年の大きな記念事業として、『南京ジャパン・ウィーク』を企画しているが、それも暗雲垂れ込めてきました。いまや中国を怒らせて国益を損なうのは、われわれの方なのに・・・」(以上、抜粋)
そこで、少数派のころから一貫して頑張ってこられた新しい教科書をつくる会系の「史実を世界に発信する会」(加瀬英明会長)が、おととしの胡錦とう国家主席の訪日時に、日中の真の友好を願うものとして、次の5つの公開質問を送っているのですが、中国政府はこれに答えていません。
最近、ネットで前文が出ていますが、皆さんからのご意見を拝見する限り、ご存知ない方も多そうなので、かいつまんで大要を再掲させていただきます。
1、故毛沢東主席が南京戦の半年後に延安で講演しているが、そのときも含めて毛沢東主席は、生涯ただの一度も南京虐殺に言及していない事実についてどう考えるか?
2、南京戦をはさむ1937年12月1日から1938年10月24日までに、国共合作下の中国中央宣伝部が、300回記者会見しても、ただの一度も南京での市民虐殺にも捕虜の不法殺害にもふれてないという事実についてどう考えるか?
3、南京安全区の国際委員会の活動記録によると、南京の人口は日本軍占領直前20万人、占領一ヶ月後に25万人となっており、30万人虐殺はありえないが、どう考えるか?
4、日本軍の非行として訴えられたうち殺人は26件。しかも目撃があったのは一件でそれも合法殺人で、30万人虐殺とは一致しないがどう考えるか?
5、南京虐殺の証拠写真として記念館などに掲示掲載されているものは、その後の科学的な研究で、証明するものではない、となっている。もし虐殺を証明する写真があるなら、ご提示いただきたい。
(以上、抜粋)
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
当ブログはブログランキングに参加しています。ご面倒ですが、是非ともバナークリックをお願いいたします。
バナーが表示されない場合はこちらから。
人気ブログランキング | にほんブログ村 政治ブログ | FC2 ブログランキング
| TOP |