FC2ブログ

私的憂国の書

民主主義を希求しつつ、日本における戦後民主主義を否定する。真の主権回復は戦後レジームの打破から生まれる。
私的憂国の書 TOP  >  2012年01月16日

NHKやフジテレビ以外でも“国隠し”は行われている

← 応援クリック、ありがとうございます。

日本のマスメディアに対する国民感情は、近年悪くなる一方のように思う。
少なくとも、一般市民のなかにはメディアウォッチャー的な人たちが存在し、捏造、歪曲などの恣意的放送・報道があれば、それがすぐにネット上に拡散されるという仕組みが確立されつつある。
その仕組みが具体的な運動に変わった特徴的な事象が、2009年のNHKによる「JAPANデビュー ~ アジアの“一等国”」の歪曲編集に対する抗議活動である。そしてその行動は、昨年のフジテレビ・花王に対するデモに繋がり、運動の裾野は保守行動派から、一般市民へと広がった。
マスメディアによる国旗・国歌への棄損に関しても、様々な具体例がブログやTwitter上で情報共有されている。
トリノオリンピックでの金メダルを獲得した荒川静香選手の、日の丸を羽織ったウィニングランをカットしたNHKの件をはじめ、君が代斉唱シーンをカットした恣意的編集に関する抗議はネット上に数多くある。

ところが、こういう愚行は、放送メディアに限ったことではない。
以前にもブログで書いたが、日本国内で行われた“スポーツの祭典”長野オリンピックにおいて、大っぴらな「国隠し」が行われていたのである。
長野オリンピックでは、メダリストを讃える表彰式において、場内放送で「選手団の旗を揚げ、選手団の歌を演奏して栄誉を称えます」とアナウンスしていた。
オリンピックは国と地域の代表者が競技を行う場であり、金メダリストの栄誉をたたえて演奏されるのは、まぎれもなくその金メダリストが属する国の国歌であり、掲揚される旗は国旗に相違ない。
私は長野五輪のその当時、場内放送を確認していない。そんなことは気にも留めなかった。
しかし、英語の放送では、「国旗」と「国歌」と言っていたようだ。
産経新聞が、そのことを組織委員会に指摘した。
そうすると組織委員会は、あわてて英語(仏語も)の放送から、ナショナルという単語を取り除き、フラッグ(旗)とアンセム(歌)に変えたというのである。ただ単に"Delegation"(選手団)とも言っている。
これは国隠しに相違ない。

おかしいと思って、JOC(日本オリンピック委員会)のホームページを調べてみた。
そこで、このような記述を見つけた。

オリンピック憲章 Olympic Charter 1996年版 (財)日本オリンピック委員会

70.表彰式・メダルと賞状の授与

規則70付属細則

1- 表彰式

彼らの名前、および他の入賞者の名前が読みあげられる。優勝者の所属する派遣団の旗がセントラル・ポールに掲揚され、第2位、第3位の競技者の所属する派遣団の旗も競技場に向かってセントラル・ポールの左右に並んで立つ旗竿に掲揚される。優勝者の所属する派遣団の歌(短縮したもの)が演奏される間は、メダル受賞者たちは旗の方向を向いていなければならない。 (以上、抜粋)


JOCのサイトには「派遣団」と書かれていた。これは日本語に訳されたものだろう。
Youtubeでは、長野オリンピックの表彰式の動画がいくつかある。国歌は「選手団の歌」、国旗は「選手団の旗」と言い換えられていた。
他の五輪の表彰式動画をいくつも確認したが、英語でしっかりと国歌をNational Anthemと表現しており、例外はない。
おかしいと思い、IOCのサイト等を色々調べてみると、2005年の"Technical Manual on ceremonies"という文書のなかに、ちゃんと"Raising of the National Flags and Playing of the Gold Medallist’s National Anthem"と書いている。
今年開かれるロンドンオリンピックのサイトも同様だ。
オリジナルのオリンピック憲章が、長野の時点から現在までに書き換えられたかどうかは定かではないが、長野以前と以後のオリンピックでは何ら変化なく"National Anthem"とアナウンスしていることを考慮すれば、JOCが意図的に誤訳するか、意図的に言い換えたとしか解釈のしようがない。
人から国を取り去ってしまえば、残るのは個人である。
「選手団」という呼称が個人アスリートの集まりだというなら、JOC、五輪組織委員会は、「日本には国がなくていい」と言っているのと等しい。
これは意図的な国隠しのひとつの例証だ。

国旗を「選手団の旗」と言い換えるのは、あまりに不自然であり、何らかの意図が隠れていると言わざるを得ない。
少なくとも、単なる表現に留まる問題ではない。
このような国隠しの類は、いまや有志の間でデータベース化され、共有されている。そして、その抗議がネット上の声に留まらず、直接的行動に変わったのが、JAPANデビューの際に行われたNHKデモであり、昨年来行われているフジテレビ・デモだ。
長野オリンピックが行われた1998年は、まだインターネットの時代ではなかった。
マスメディアもJOCも五輪組織委員会も、今日、国を隠し通せる時代ではないことを自覚すべきだろう。
東京オリンピック招致は歓迎するが、このような愚行は長野限りにしてほしいものだ。


最後までお読みいただき、ありがとうございます。
当ブログはブログランキングに参加しています。ご面倒ですが、是非ともバナークリックをお願いいたします。
にほんブログ村 政治ブログへ
バナーが表示されない場合はこちらから。
人気ブログランキング | にほんブログ村 政治ブログ | FC2 ブログランキング

[ 2012/01/16 07:48 ] 史観 | TB(0) | CM(9)
カレンダー
12 | 2012/01 | 02
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
Banners
人気ブログランキングへ

にほんブログ村 政治ブログ 政治・社会問題へ



憲法改正を実現する1,000万人ネットワーク 美しい日本の憲法をつくる国民の会
twitter
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

月別アーカイブ