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正月は、嫁の実家がある三重に帰り、のんべんだらりと過ごしておりました。
ひとつの確かな収穫は、伊勢神宮に参ったことでした。
人生初のお伊勢参りです。
野田首相の解散含み発言はブラフかさて、2012年はどういう年になるのか。
さっぱりわかりません(笑)。
私は新聞記者でもなく、ただの市井の民ですから。
政治の上でひとつ確かなことは、野田政権の足元がぐらつき始めたということですね。
年末、民主党は9名の離党者を出しました。
それほど存在感が大きい政治家諸氏ではないですが、民主党分裂の兆しと言ってもいいと思います。
烏合の衆とも言える民主党は、もともと政策だのイデオロギーだので結束している組織ではありません。
確たるスローガンといえば、自民党政治の否定です。
昨年6月の菅おろしの最中、菅直人が鳩山由紀夫と交わした覚書の中で、「民主党を壊さないこと」、「自民党政権に逆戻りさせないこと」が、震災復興や被災者救済の上位に書かれていたことでも明白です。
だから、ある程度の離党者が出たところで、それが即ち民主党の分裂に直結するというのは、あまりに短絡的な見方であるように思います。残念ながら(笑)。
彼等は、自ら解散して信を問う等と言うことはしないと思います。
今選挙をやれば、民主党は確実に大敗するでしょう。そんな闘いを自ら選択するとは思えない。
ですから野田首相が、衆院解散に踏み切る可能性を否定しない理由は、選挙に踏み切る気があるのではなく、離反を画策する民主党内の議員への牽制であると思います。
正念場の自民党一方で、自民党の不人気は本当に情けない。
民主党の統治能力のなさは、ルーピーに始まり、菅で露呈し、今の野田政権になってもボロボロと綻びを出し続けています。その数々の敵失に乗じて、支持率を上げなければならない自民党が、民主党とどっこいどっこいの状態では、先が思いやられます。
ひとつは、明らかに谷垣体制でしょう。
来年総選挙があったとしても、民主党が勝つことがなくても、今のままでは自民党の勝利もないと思います。
谷垣総理という絵が、国民にはイメージできていないということです。
自民党が政権に返り咲くには、首を変える必要があります。「変えた方がいい」というレベルは超えていると思います。
国民に媚びろとは言わないけれども、国民が求めているのは、霞が関を含む国の仕組みを根本的に改革できるリーダーシップとダイナミズムを持つ政治家であり、より発信力がある政治家であり、加えて言うなら、民主党がメチャメチャにした外交を軌道修正し、少なくとも周辺国と対等の立場で話のできるリーダーです。尖閣事件以降、国の安全保障を託せるリーダーも求められているはずです。
大阪ダブル選挙の結果は、既存政党が国民の支持を集められない現実を晒しました。
保守だけではだめです。改革できる政治家でなくては、国民は支持しません。
烏合の小政党は邪道民主党離反組が、きづなという政党を作るらしいです。
それに先立ち、鈴木宗男と元民主の松木謙公、石川知裕らが「大地・真民主党」という政党を結成したとのこと。
政党というものが5人以上集まれば体をなすというものなら、政党政治など地に落ち、誰も信用しなくなります。
何よりこの人たちには、大義がない。民主党の増税路線反対と、マニフェストを守れという訴えだけです。
政党には、その政党が何を目指すのか、国政へ参加するのであれば、どういう国にしたいのか、理念が必要です。ただ増税反対などといって新党をつくるなら、自民党政治を否定するだけに存在してきた民主党のミニバージョンができるだけです。
少なくとも新党大地という政党は、北海道を変えるというスローガンを掲げた地域政党の域を出ない団体でしょう。HPには「民主党と協力して政権交代を実現する」などという、いまだに3年前の常套句を掲載しています。
こんな政党に国政を論ぜられたら、たまったもんじゃない。
彼等スピンアウト組のミニ政党は邪道です。
「なんでも反対」でありながらも、独自のイデオロギーだけは持っていた旧社会党や共産党のほうがマシと言えます。
自民党が変われるのか、政界再編か2012年は、できもしない政策を並べて国民を騙し、この2年と4カ月余り、恥もせずに存続し続けてきた民主党に下野を促す年にしたいものです。
野党の責務は、一義的には衆院を解散に追い込むことです。
但し、ただ選挙という目的だけで衆院を解散に追い込み、結果として日本を託せるリーダーが誰かという明確な意思表示を国民が下せない選挙なら、やらない方がましです。
向こう4年間もの間、国民が更に我慢するという余裕は日本にはありません。
今の政党の枠組みでは、民主党に取って代われる政党は自民党しかありません。
そういう意味で、自民党の責任は重大なのです。
自民党が変われないのなら、一日も早い政界再編を望みます。
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