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私的憂国の書

民主主義を希求しつつ、日本における戦後民主主義を否定する。真の主権回復は戦後レジームの打破から生まれる。
私的憂国の書 TOP  >  2011年12月20日

金正日の死去と、再び露呈した内閣の危機管理の緩さ

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昨日、金正日北朝鮮総書記の死去が報じられた。
金正日
北から出てくる様々な情報に、本当の意味での信頼性が担保されているわけではない。
死去したのは17日8時半とされるが、真偽のほどは分からない。
訃報に接して泣き崩れる北朝鮮国民の姿がテレビに映し出されるが、嗚咽しているものの光る涙は見えない。本当の悲しみなのか、演技なのかは分からない。
その昔ソ連では、最高指導者が死んだだの誤報だの、情報が錯綜したが、それから四半世紀以上経っても同じ情報操作が横行するのが、今の北朝鮮や中国なのだ。

NHKは昨日の11時24分に、北朝鮮から特別な放送があると報じた。
その報道は、北の特別報道を94年の金日成の死去と絡め、何かしら重大な発表があることを示唆するものだった。

NHKの報道(19日11時24分)

この情報が官邸に届いていないはずはない。
ところが野田首相は、その報道から30分以上も経過した正午に、予定していた新橋の街宣にノコノコと出かけた。

19日 野田日誌

官邸を出た途端に金正日死去の報をキャッチしたとされ、官邸に戻ったのは12時9分。
失礼ながら、非常に間抜けな行動である。
首相が北の特別放送の予定を知っていたなら、その危機察知、及び危機管理能力には最大級の疑問符がつく。
そして、首相が特別放送の予定を知らされていなかったのであれば、側近や政府関係者の怠慢以外のなにものでもない。
野田首相の上着には、常にブルーリボンバッジが付いているが、もし氏の思考のなかに常に拉致問題があるのであれば、北の動きには敏感なはずで、街宣に向かうような短絡的な行動にはならないはずだ。
このゆるーい危機管理意識は、北朝鮮の韓国延坪島へ砲撃があった頃から何も変わっていない。
北朝鮮が韓国延坪島へ砲撃するという暴挙に出たとき、岡崎トミ子国家公安委員長(当時)は即日警察庁へ登庁しなかった。
文字通り国家の公安を指揮すべき大臣が、有事の可能性すら認識していなかったのである。南北朝戦は単に休戦中であるだけで、隣国の二国間には常時緊張がある。危機を察知する能力が無ければ、それは政治家自身の資質の問題であり、首相の任命責任とは、こういう場合に問題視されるべきなのである。
今般のマルチ大臣も、連絡がこなかったとして国家安全保障会議を欠席した。事務方の連絡ミスと取り繕っているが、不手際の責任を事務方に押し付けるのは、民主党の政治主導の見えたいたパターンだ。
そして、藤村官房長官も酷かった。
金正日の訃報を受け、哀悼の意を表すると述べた。哀悼とは、人の死を悲しみ悼むことを意味するが、無辜の同胞を拉致し、彼らの人生を奪ったテロリストの死を悲しみ悼むとは、果たして普通の日本人に共通する心情だろうか。
金正日の訃報に公然と万歳する人たちの行動も賞賛しないが、心情は理解できる。かたや、藤村氏の見解は、氏の脇の甘さ、緩さを露呈した言質ではないだろうか。

民主党内閣の危機意識の薄さ、緩さが、金正日の死によって改めて露呈した。
菅直人は東日本大震災を奇禍として延命したが、野田首相が今回の事態を利用するようなことはないだろう。もしそういった所作を見せれば、いくら民主党を選んだ愚衆といえども、民意による倒閣の動きは加速する。


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