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私的憂国の書

民主主義を希求しつつ、日本における戦後民主主義を否定する。真の主権回復は戦後レジームの打破から生まれる。
私的憂国の書 TOP  >  2011年11月24日

憲法審査会始動: 国会議員は議論から逃げるな

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憲法議論すら拒むマスメディア

2007年8月に衆議院に憲法審査会が設置されたが、今年11月17日、設置後初めての議論が行われた。
もともと民主、共産、社民の3党は委員の名簿すら出さず、議論すら拒否していた。
設置から4年あまり、この審査会はたな晒しになっていたが、第一党の民主党がこの議論の場に重い腰を上げて参加したのは、国会対策という見方が強いようだ。
つまり、政局のために渋々動いたということである。
もともとやる気のない政党に期待などしようもないし、やるだけマシという見方は自虐的である。

さて、この憲法審査会が始動した際の新聞各紙の反応は、予想とぴったり過ぎて、半ば笑えてくるようなものだった。
朝日新聞は、こう書いた。

朝日新聞 11月18日社説(抜粋)
 憲法を議論する場を設け、与野党が向き合うのは悪いことではない。ただ、いま国会が優先すべきは何か。審査会をどのように運営するのか。現在の立ち位置を見誤ってはならない。
 優先すべきは、まずは震災復興や原発事故への対応だ。それに経済の再生、税財政と社会保障の立て直し、エネルギー政策の検討などが続く。いずれも、内閣の命運をかけて取り組むべき重大問題が列をなす。
 まさかとは思うが、こんなときに憲法の改正を急げば、国会をいま以上の混乱に陥れるだけであり、愚かなことだ。

示し合わせたかのように、北海道新聞は社説で、「国会が最優先で取り組まねばならないのは、大震災からの復旧・復興であり原発事故の収束であることを忘れてもらっては困る。」と書き、中日新聞は同じく社説で「東日本大震災からの復旧・復興や福島第一原発事故の収拾を優先させるべきときに「なぜ今、衆参両院で始めるのか」という唐突感は否めない。」と書いた。
西日本新聞は、これより前の10月23日の社説で、「復興と原発問題以外は「論じるな」」と断じた。
異口同音どころか、コピペのような主張だ。
いわば、護憲メディアの集団的自衛権である。


復興だけを議論せよというのは子どものサッカー

要するにこれらのメディアは、国会議員に子どものサッカーをやれと言っているのである。
子どものサッカーというのは、ポジションなど関係なく、全員がボールに集まり、サッカーグラウンドは一部を除いてガラすきになる。
700人以上の国会議員に、「ボールに集まれ~!」と号令をかけよ!というのだ。
Windowsによるマルチタスクの時代に、MS-DOSというシングルタスクの仕事を求めるようなものだ。
これは全く理にかなっていない。
今の日本に政治課題、政策課題が山積みなことは確かである。
しかし、税、社会保障、円高、TPPなどは併行して議論されている。
その議論から憲法だけを除けというのは、マスメディアによるイデオロギーの押し付けにすぎない。


想定外で済むのか?

社民、共産などは、言わずと知れた護憲派集団である。
新聞あかはたが「憲法審査会 動かすな」と書くのも、ある意味分かりやすい。
他方、民主党は護憲派から改憲派までが集い、彼等の党是は「自民党政治に戻すな。」というもので、言い換えれば選挙互助会の域を出ない。
彼等は震災以前から、「憲法改正は喫緊の課題ではない」と、議論を拒む言い訳を繰り返してきた。
民主党が憲法を議論すると、恐らくTPPのような紛糾を見るだろう。少なくとも党内を纏められるとは思い難い。
だから議論に及び腰なのだ。

中国が尖閣諸島を奪いに来ても、拉致被害者が北朝鮮の動静によって救助可能な状態になっても、彼等は動けず、動かず、「憲法上、想定外です」と言って、指をくわえて見ているだけなのか?

想定外で本当に済むのか?

そもそも立法府に籍を置く国会議員が立法を拒むのであれば、何のために国会議員になったのか。
震災後の復旧、復興、震災対処関連の法案とて、その多くは自民党案を呑んできた現与党である。
立法能力すら疑わしい。
勿論、現行憲法が一言一句変えられずにきたのは、長く政権与党の立場にありながら、立党の精神である「自主憲法制定」を忘れて与党の立場にしがみついてきた、自民党に最大の責任がある。
その反省を踏まえ、自民党は、憲法改正の必要性を粘り強く国民に問うべきだ。
他方、政権与党である民主党は、国民の命と国の財産を守る責任、および、想定外に対処する責任を負っていることを自覚すべきだ。
議論なくして結論なし。
国会の責務とは、ある意味で、想定外をしらみ潰しにしていくことにある。

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