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私的憂国の書

民主主義を希求しつつ、日本における戦後民主主義を否定する。真の主権回復は戦後レジームの打破から生まれる。
私的憂国の書 TOP  >  2011年11月12日
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民主党TPP慎重派のトンだ茶番劇

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「今の総理なんつったっけ・・・前田・・・じゃなくて・・・野田。」

11日、定例会見でTPPにからむ質問に応じた石原都知事は、日本の総理の存在感を否定するかのように答えた。
かつて「角の生えた反米主義者」と米国に揶揄された政治家、石原慎太郎。
米国から帰国するなり、ポチのように普天間問題に関して沖縄に閣僚を送り込み、TPPへの参加を強く推し出した野田首相への痛烈な皮肉だろう。

11日のTPP国会は荒れに荒れた。
私は仕事をしながらツイッターのタイムラインを追っかけていたが、TPP反対派が問題視するISD条項を「寡聞にして知らなかった」と答弁した野田首相に批判が集中していた。
ISD条項は1企業・投資家がその参入先の相手国を国を相手取って訴訟できるという条項であり、佐藤ゆかり議員は北海道や長野県の水資源や土地買収の問題を例に挙げながら、国民にも分かりやすく説明していた。
危険性はひとことで言えば、国際条約が国内法に優越するということである。
この点について、「寡聞にして知らない」と白状した野田首相は、国民の不安をより一層煽ってしまった。

さながらシュート練習の相手をしたゴールキーパーのような防戦一方の国会論戦を終えた野田首相は、午後8時から記者会見を開く。

「私としては、明日から参加するホノルルAPEC首脳会合において、TPP交渉参加に向けて、関係国との協議に入ることといたしました」


「TPP交渉参加に向けて、関係国との協議に入る」と語る野田首相(産経より)

日本語というのは難しい。
恐らくこれを聞いたほとんどの人は、TPP交渉参加が野田内閣の既定路線であるという予備知識も手伝って、「TPP交渉参加表明」と受け取っただろう。
ところがそうでない人たちもいた。

山田正彦前農林水産相(TPP慎重派)
「ほっとした。交渉参加表明でなく、事前協議にとどまった」「党の提言をくんで踏みとどまってくれた。」
鹿野道彦農林水産相(閣内にいながら、ホントはTPP慎重派)
「総理は交渉参加表明と言わなかった。交渉参加を前提としたものではないと理解している。」
原口一博元総務相(TPP慎重派)
「これを参加表明という記者がいますが、あくまで予備的交渉を言っているのであり、今までの情報収集をより念入りにやるということであるはずです。(twitter)」

野田首相は、党内の慎重派に配慮し、交渉参加を断言せず、交渉参加のための協議に入るという表現に留めたのだという解釈である。
言葉を弄ぶのもいい加減にしてもらいたいものだ。
この期に及んで、「協議したけどやっぱり参加するのやーめた!」などという決定はありえるのか?
医者に、「あなたは癌の可能性があるから、しっかり検査しましょう。」と言われたにもかかわらず、「医者はまだ癌とは言っていない!」と、自らの健康を主張するような現実逃避である。
急場凌ぎのことばの解釈で、あたかも勝利宣言のような声明を発する慎重派の詭弁は、この程度の国会議員に国政を託す国民の絶望感を助長する以外、なんら影響はないのだ。

11日の国会は、野田首相があの社民党福島瑞穂に「あなたはどこの国の総理だ!」とツッコまれる、奇怪な名場面も生んだ。
そして、「事実上の交渉参加表明」という現実を見ようとしないどころか、それを自らの勝利とすり替えんばかりの厚顔無恥な議員の姿も映し出す。
このダメっぷりを見るにつけ、やはり国会議員はもう一度選びなおさなければいけないという、何か切迫感のようなものを感じずにはいられない。

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