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私的憂国の書

民主主義を希求しつつ、日本における戦後民主主義を否定する。真の主権回復は戦後レジームの打破から生まれる。
私的憂国の書 TOP  >  2011年10月27日
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竹富町教委の横暴と政府の愚かな安直決断

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子どもたちにルールを教えるべき教職員が、ルール(法)を無視し、自分たちの頑ななイデオロギーを押し通す。
そしてその法を無視する理由づけをするため、子どもたちをダシに使う。
竹富町教委の行為は、簡単に言うとそういうことである。

教科書採択に際し、全国の注目を集める沖縄県八重山地区。
もとはと言えば、八重山採択地区協議会が中学校公民教科書の採択において、育鵬社の教科書を選定したにもかかわらず、竹富町教育委員会が順法原則を無視し、東京書籍の教科書を勝手に採択し、教科書選定が泥沼化している問題だ。
中川文科相はこの問題の収束案として、教育委が自前で教科書を用意すれば、無償措置法の適用範囲からは外れるという見解を示した。
「協議会の答申に基づく採択を行っていない竹富町教委は国の無償供与の対象にならない」と述べたうえで、「自ら購入して生徒に無償供与することまでは法令上禁止されるものではない」と答弁したとの報道である。
つまり、自分たちで金を出して教科書を買えば、国の方針に沿わなくても良いと言ったも同然だが、これは大きな問題発言だ。
国が無償で供与する教科書を使うか使わないかの裁量権を、地方に認めると言えば聞こえはいいが、産経新聞の論説通り、これではゴネ特だ。
これは、国の教育に対する方針が事実上空洞化することにつながる危険性を孕んでいる判断だ。

「竹富町は無償供与対象外」 文科相、自費購入容認

 沖縄県八重山地区(石垣市、与那国町、竹富町)の中学公民教科書採択問題で、中川正春文部科学相は26日、育鵬社の教科書を選定した八重山採択地区協議会の答申に従わず、教科書無償措置法に反して東京書籍の教科書を採択した竹富町教委について、有償購入での教科書使用を容認する姿勢を示した。衆院文部科学委員会で民主党の瑞慶覧長敏氏の質問に答えた。
 無償供与を受けない自治体が出れば、昭和38年の無償措置法施行以来初めて。同法は採択地区内では同一教科書を使用することを原則としており、中川文科相の発言は事実上、同法の形骸化を認めることになる。今後の採択制度のあり方にも影響を及ぼしかねない。
 中川文科相は、この日の委員会で「協議会の答申に基づく採択を行っていない竹富町教委は国の無償供与の対象にならない」と述べたうえで、「自ら購入して生徒に無償供与することまでは法令上禁止されるものではない」と答弁。無償措置法に従わなくても、有償であれば別の教科書を採択できることを容認した形だ。文科省は近く、改めて沖縄県教委から現状について事情を聴いたうえで、こうした対応方針を伝える。
 教科書採択に関しては、無償措置法のほか、教科書採択は市町村教委が行うとする地方教育行政法があり、竹富町教委では地教行法をたてに採択の正当性を主張していた。


私は幾人かの公務員を知っているが、彼等及び役人は「前例をつくる」ことを極端に嫌う人種である。
ひとつの原則を切り崩し、多面的解釈を許してしまえば、その後そこから派生する様々な解釈や要望に対応せねばならなくなるため、原則を曲げたがらない。
言ってみれば、融通が利かない人たちが多い。
だから、こういう姑息な解釈を理由にした折衷案を出してくる背景には、法令順守の以前に、他に何らかの力が働いていると勘ぐってしまう。
例を挙げれば、民主党と日教組の関係性である。
日教組は民主党の確固たる支持母体である。
そしてその日教組は、日本を貶め、必ずしも日本を好きにならなくてもいいという原則を持つ教育を行い、安部政権が難産の末に産み出した教育三法に反対する。
そういう彼等にとって、自由社や育鵬社の教科書を用いて教育を行うことは、キリスト教徒がコーランを携えて祈りをささげることに等しいのだろう。
日教組が民主党にプレッシャーをかけ、今回の折衷案が出てきたとしたら・・・と考えると、ぞっとしてしまう。
勿論、これは何ら根拠のない杞憂かもしれないが、民主党政権に代わってからの教育政策の後退具合を知るにつけ、勘ぐってしまうのだ。

古くなった原則は変えればいいが、その変え方にもルールがある。
ルールを破って新しいルールを作るというのは、社会通念上は認められない行為である。
子どもを導くべき教育者たちが、手垢のついたイデオロギーを押し通そうとし、順法精神すら捨て去るいま、日本の教育は危機管理モードにあると言わざるを得ない。

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[ 2011/10/27 14:50 ] 教育 | TB(0) | CM(2)
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