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私的憂国の書

民主主義を希求しつつ、日本における戦後民主主義を否定する。真の主権回復は戦後レジームの打破から生まれる。
私的憂国の書 TOP  >  2011年10月09日
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松下幸之助の理念を捨て去る議員たち

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野田首相が誕生してから、松下政経塾という存在が脚光を浴びるようになった。
そもそも松下政経塾とは、故松下幸之助氏が私財70億を投じ、次代の国家指導者を育成すべく1979年に設立した公益財団法人である。
そこには揺るぎない理念があるはずで、その背骨には憂国の思いがある。
いくつかの書籍で読んだが、松下幸之助というひとは、素晴らしい愛国心を持った人物である。
しかし氏の創設した政経塾が、その理念を受け継ぎ、憂国のリーダーばかりを輩出しているかというと、大きな疑問符が付く。

松下政経塾を卒塾したOBのうち、現在40名弱が国会に議席を有している。
しかしその分布は、政経塾の理念と共通項が多いと思しき自民党が少数派で、民主党所属議員がやたらと多い。
野田氏をはじめ、原口一博、樽床伸二、玄葉光一郎、前原誠司、福山哲郎などだ。
背景には、1990年以後の政界再編期に、卒塾生が新党ブームに乗って日本新党や新生党、新党さきがけなどに流れ、議席を得た後に民主党に合流したという経緯があるようだ。
ろくな綱領がないにもかかわらず、よくも民主党に合流できたものである。

そしていま、その卒塾生が首相になり、内閣にポストを得て、日本を動かす立場になった。
政経塾の「日本を背負っていこうとするリーダーを輩出する」という表向きの理念は結実することになったが、そもそもそのリーダーたちが、ポストを得るために塾の理念を捨て去ってしまえば元も子もない。
そのことを象徴するある興味深いインタビューがある。
過日も触れた『渡部昇一「女子会」に挑む』のなかで、先の参院選山梨選挙区で、輿石東と接戦を演じた宮川典子氏が語ったことばである。

 「象徴的だったのが、あるパーティーで塾生、塾員が集まった時のことでした。ある先輩が、「塾生、塾員諸君、君たちは本当に外国人参政権や夫婦別姓、人権擁護法案に賛成なのか。もしそうなら、松下政経塾にかかわる者として間違っている」と話したんです。すると、まわりの空気は冷やかで「何言ってるの?」という雰囲気。拍手をしたのは私たちを含めて十人に満たなかった。あれほどまでに国のことを考えて訴えている人がいる横で、新政権の塾出身の大臣たちと笑顔で話している。背筋が寒くなる思いでした。」

渡部昇一「女子会」に挑む われ、輿石東に敗れたり(宮川典子)より引用


こういう塾生、塾員たちは、将来的に議席を売るために、松下政経塾を単なる政治家養成機関として利用しているだけである。
そこに、松下幸之助の憂国の思いや国家観など、感じ取ることは不可能だ。
幸之助塾主は、天国からこの状況をどう考えているだろうか。

新聞やテレビなどのマスメディアは、偉大な創業者である松下幸之助が設立した政経塾から新首相が生まれたという、中身に触れない事実のみを報じる姿勢のみに徹し、松下政経塾の本質を伝えない。
本質を伝えさえすれば、幸之助塾主の憂国、愛国心から今の閣僚らがどれほど乖離しているかが明らかになる。
松下政経塾出身というだけで、塾OB議員を肯定的に捉えることは危険だ。
私から見れば、塾OBでも、民主党に所属しているだけでアウトである。

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[ 2011/10/09 12:03 ] 政治 | TB(0) | CM(0)
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