
← 応援クリック、ありがとうございます。
東日本大震災での自衛隊の活躍は言うまでもないが、そのなかにヒーローが「一匹」いた。
海上自衛隊呉造修補給所貯油所所属の警備犬の金剛丸。
その金剛丸は、8月、急性肺炎で亡くなった。
享年4歳4か月。
亡くなった金剛丸 (広島県呉市の石崎動物病院様のサイトより)金剛丸と同僚の妙見丸は、海上自衛隊に2匹しかいない国際災害救助犬だった。
東日本大震災では、災害救助に文字通りの活躍をした金剛丸だが、場所はがれきが散乱する修羅場だ。
水に浸ったがれきは臭気を奪われ、捜索は困難を極めたそうだ。
金剛丸は、災害が発生する以前から体調を崩していたらしい。
それでも金剛丸は、釘やガラスを踏んで脚を血だらけにしながら、歩き、捜索し、そして海を泳いで「任務」を全うした。
彼ら2匹も、立派な自衛官である。
下記の中国新聞の記事では「生存者は発見できなかった」とあるが、ひと組の要介護の老夫婦を鼻で嗅ぎつけ、救出している。
金剛丸は東北での任務を終えた後、疲労からか体調を崩し、急性肺炎で「帰らぬ犬」となった。
命を賭して誰かのために任務に当たるという意味においては、金剛丸も妙見丸も、立派な勇者だ。
呉地方隊の警察権慰霊碑に祀られたという金剛丸。
安らかに眠ってほしい。
海自呉の警備犬金剛丸天国へ (中国新聞 8月12日)
呉市吉浦町の海上自衛隊呉造修補給所貯油所の警備犬の金剛丸が、死んだ。海自隊に2匹しかいない国際救助犬の試験に合格した犬で、3月の東日本大震災では生存者の捜索に従事した。
呉地方総監部によると、雄のジャーマンシェパードで4歳4カ月。2008年2月から貯油所で不審者警戒などの任務に就いていた。09年には、国際救助犬連盟が救助犬の能力を測る目安としている試験に合格した。
震災では発生翌日から仙台市で捜索に当たった。がれきで脚をけがしてもひるまず、水の中も泳いで捜した。生存者は発見できなかったが、指導担当だった松元良一さん(59)は「懸命に任務を続け、頭の下がる思いだった。あれだけ救助犬の素質がある犬はなかなかいない」と惜しんだ。
金剛丸は災害派遣後に体調を崩し、9日に肺炎で死んだ。震災派遣が最後の任務だった。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
当ブログはブログランキングに参加しています。ご面倒ですが、是非ともバナークリックをお願いいたします。



バナーが表示されない場合はこちらから。
人気ブログランキング | にほんブログ村 政治ブログ | FC2 ブログランキング