FC2ブログ

私的憂国の書

民主主義を希求しつつ、日本における戦後民主主義を否定する。真の主権回復は戦後レジームの打破から生まれる。
私的憂国の書 TOP  >  2011年09月02日

遂に「闇将軍」小沢一郎が最終闘争へ打って出る

← 応援クリック、ありがとうございます。

小沢一郎と言えば、先月末の民主党党首選で海江田万里を擁立し、ものの見事に敗れ去った影の黒幕である。
自身の党首選敗北、傀儡海江田の敗北と、党内の選挙ですら連敗。
昨年の鳩山退陣に伴う党首選では菅に敗れ、菅に「少し静かにしてろ」とまで言われた。
2009年夏の政権交代は「俺のお陰」と思っているであろう小沢には、この言葉が与える屈辱に、忸怩たる思いだっただろう。
その上、「陸山会事件」に絡んで強制起訴され、今は党員資格停止中。
海江田への一票すら投じることができなかった。

小沢は野田新党首/総理に対し、「ここで脱小沢を諮ると党を割るぞ」と言わんばかりにプレッシャーをかけ、側近の輿石東を幹事長につけさせ、党のカネを握らせることに成功した。
産経によれば、「悪くはない体制だ。輿石東幹事長は自分たちに近いので、いいんじゃないか。幹事長になったからには頑張ってほしい」と評価したというが、小沢一郎という政治家は、カネを握ることで力を誇示してきた政治家である。
側近を送り込むべきは閣僚ポストではなく、意中のポストは幹事長だったのだろう。

そんな小沢一郎が、恐らく最後の闘争に打って出るようだ。

<小沢元代表>3グループを統一し、自ら会長就任へ (毎日)

 民主党の小沢一郎元代表を支持する衆参両院の3グループは1日、国会内で合同幹部会合を開き、グループの統一を正式決定した。会長には元代表が就任する。元代表はこれまでほとんどグループ会合には出席せず、側近議員が各グループに別々に元代表の意向を伝える「間接支配」を続けてきたが、代表選での敗北で軌道修正を迫られた。2日の合同幹部会合には元代表も出席する。
 小沢グループは衆院の若手・中堅で作る「一新会」、衆院新人議員で作る「北辰会」、参院小沢グループの三つに分かれ、ベテラン衆院議員はどのグループにも属していなかった。有力後継者が現れるのを元代表が警戒したためだが、一方でグループ内でも面識がない議員がいるなど、結束力の弱さも露呈。今回の代表選では元代表が支持した海江田万里経済産業相以外の候補を支持し、グループを離れた議員も出た。
 このため元代表は8月30日、国会内にグループ幹部を集め「代表選を機にまとまったらどうかと思った」と3グループの統合を指示。今後は「他グループとの掛け持ち禁止」など、締め付けの強い「自民党派閥型」への移行も検討する。小沢グループの中堅議員は「側近政治の限界が見えて、小沢さんによる直接支配になった」と語る。
 原口一博前総務相らグループ外の議員を取り込む狙いもある。原口氏は1日の幹部会合に、訪米をキャンセルして出席した。原口氏側には「小沢系首相候補」となる期待があるが、小沢グループ内には元代表待望論が圧倒的だ。【葛西大博】


若手・中堅の「一新会」、衆院新人議員の「北辰会」、参院小沢グループにベテラン衆議院議員を加えるとどの程度の数になのかは、あまりいい資料がないので私は知らない。
今回の海江田万里が集めた票数を見れば、民主党最大グループであることは明白だ。
6月2日の民主党両院議員総会で、菅が猿芝居を打って延命に成功したが、仮に小沢一派が松木謙公と行動を共にし、内閣不信任案に賛成するような状況になれば、この小沢グループの統合は、不信任案可決の直後にあったはずだ。
内閣不信任案への賛成とともに自らが党を飛び出し、新党を結成するというシナリオは、ペテン師菅の猿芝居によってご破算となったが、小沢一郎にとってみればタイミングがずれただけの話だろう。
しかし、菅の詐欺行為は小沢にとってはタナボタだった。
離党せずに、党内の最大勢力を保持したまま、党内に残れたからだ。
いよいよ、小沢一郎はその最大勢力を使って「小沢首相の誕生」を目指し、行動を起こしたということではないだろうか。

小沢一郎のことをいくら調べても、政策という政策には突き当らない。
この大物政治家、ルーピー鳩山に言わせると「百年にひとり」の政治家なんだそうだが、政策なんて何も考えていないのではないか。 そして、理念もわからない。

下記は、平成9年に産経新聞が主催した江藤淳と小沢一郎の「理念なき自社さ政権の罪は大きい」という対談の一部分である。

 小沢 - わけの分からない者同士(理念の異なる者同士)が数合わせで一緒になったって今の連立(※自社さ)と同じことです。そこを僕は何度もマスコミに説明するんですが、彼らもわからなくて数合わせの話になっちゃうので不本意なんです。次の時代をにらみながら、本当の意味での民主主義、広い意味での保守・中道の政治を実現しようという者同士が連携し合うことは必要じゃないかと思うんです。
 一方で、そうでない人達の存在を否定する必要はないので、その人たちはその人たちでリベラルか何だか知らんけれど集まればいいんです。そうすると国民は選択しやすくなる。違いがはっきりわかるから、そういう意味の再編をとにかく少しでも早くやったほうがいいと思ってるんですよ。


政治評論家の屋山太郎氏は、この平成9年当時、小沢一郎の正体は誰にも分らなかったという。
14年前、小沢一郎は理念の異なる政治グループの数合わせを批判していた。
ところがいまは、その理念の異なる者同士の数合わせを、民主党がやっている。 綱領なき政党に理念の一致などあるわけもなく、保守からリベラル、左翼までいるなかで、数合わせを行っているのは民主党であり、小沢一郎本人である。
政治家小沢一郎の、恐ろしいまでのこのダブルスタンダードは、彼が頂点を極めるためには手段を選ばないことを明確に示している。

野田新首相が頑張ろうとも、民主党代表選はたった1年後である。
恐らく民主党は、この1年も小沢一郎を中心とした政争と駆け引きにあけくれ、国政などやっている暇はないのではないか。
この数合わせ、非常に危険な悪臭がする。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。
当ブログはブログランキングに参加しています。ご面倒ですが、是非ともバナークリックをお願いいたします。
にほんブログ村 政治ブログへ
バナーが表示されない場合はこちらから。
人気ブログランキング | にほんブログ村 政治ブログ | FC2 ブログランキング

[ 2011/09/02 12:21 ] 政治 | TB(0) | CM(1)
カレンダー
08 | 2011/09 | 10
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -
Banners
人気ブログランキングへ

にほんブログ村 政治ブログ 政治・社会問題へ



憲法改正を実現する1,000万人ネットワーク 美しい日本の憲法をつくる国民の会
twitter
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

月別アーカイブ