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そろそろ最終局面を迎える民主党代表選。
鳩山、菅と続いてきた民主党政権に、これまで同様に期待などできようもないのだが、それでも民主党というコップのなかでは今、熾烈な覇権争いの前哨戦が繰り広げられている。

8月12日、怖いもの知らずの東スポが、「ポスト菅はこの馬鹿野郎」という記事を写真つきで掲載した。 私は記事の内容までは読んでいないが、過去2代の民主党政権によってシラけさせられ続けてきた国民にとって、この華もない小粒議員の争いにゲンナリしている国民も多いだろう。
酷暑による夏バテと民主党党首選は、国民の活力を奪う。
何がシラけるかというと、民主党代表選に出馬が噂される「党内の実力者(失笑)」がことごとく、政権交代後の失政に一役買ってきた、過去2代の内閣の閣僚だという点だ。
「最低の首相」鳩山と、「最悪の首相」菅を支え続けて来て、ポストが空いたら「じゃあ俺が」と手を挙げられても、「お前はいままで何をしてきたんだよ!?」と斬られるのが普通である。
以前、拙ブログでも書いたが、それほどまでに人材不足を露呈する民主党に、次期内閣の組閣など無理だろう。 代表選後に組閣が終わったら時、金太郎飴のように「どこかで見た顔」で官邸の雛壇が埋め尽くされているはずだ。
民主党は、議員の集まりを「グループ」と呼ぶ。
これは、古き自民党の「派閥」という呼称を忌避することで、自民党との差別化を図ったのだろうと思われる。 はっきり言ってしまえば、日本の言霊信仰を考慮した戦略だろう。
しかし民主党の現状は、古き自民党の「派閥の力学」そっくりそのままの原理によって動いており、その意味では今の自民党よりも古き自民党に酷似した政党と言わざるを得ない。
100人ほどの勢力をもつ小沢一郎一派を敵にまわさぬよう、
小沢の党員資格停止という公党としての処分すら、「恩赦」しようとする動きまで出てきた。
主に政治とカネで「自浄能力のない政党」と言われてきたが、ここまで来ると度し難き節操のなさだ。
検察審議会の決定を無視し、小沢一郎を復帰させるのなら、それは
民主主義に対する挑戦である。自らのポスト欲しさに、一線を越えようとしているのであれば、総理に相応しい者など、改めて皆無と言わざるを得ない。
そもそもこの党代表選に、政策論争はあるのか?
増税の是非は立ち消えつつある。
小沢一派が、増税論者には与しないし、ポピュリズム政党である民主党にとって、増税論などご法度だ。
では大連立の是非はというと、大連立など政策論争ではない。
政策論争なしに、単なる多数派工作だけで党首選が行われることが民主党の悲劇であり、それは即ち国民の悲劇でもあるのだ。
政権交代の悪夢は、解散総選挙が行われない限り、こうして続いていく。
もちろん、私は民主党の党員でもなく、サポーターでもないが、もし投票しなければならないとしたら、菅をはじめとする政治献金問題を徹底的に解明し、膿を出すことを厭わず、そのことによって民主党の自浄化を促進するリーダーの出現を待望する。
期待するほうが無理な話だが・・・。
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