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一度聞いた言葉が、時を経ても耳を離れず、事あるごとにその言葉を思い出して、言葉を聞いた時の感情を何度となく思い出すことがある。
それが自分に対して発せられた言葉ではなくても同様で、別に執念深いわけではないし、根に持つタイプでもないのだけれど、その感情が怒りとか憤りの場合、いつまでたってもその言葉を許せないときがある。
2009年、政権を奪取した民主党が、華々しく「事業仕分け」という政治ショーを行った。
政治主導を標榜する民主党にとって、自民党との“違い”を国民に見せつけるいい機会であり、メディアはその政治ショーのマッチポンプ役になり、国民に対して、新しいタイプの政治が始まったかのような錯覚を植え付ける片棒を担いだ。
その頃はまだ国民の民主党への期待度も高く、「金を無駄遣いする悪い奴等」という悪役を担うはめになった国の外郭団体らををバッサバッサと斬っていく「政治主導」という構図が作られ、その処刑人らはもて囃されていた。
それでも、10年度の概算要求から3兆円以上削ると息巻いていたにも関わらず、実質の削減は6900億円にとどまった。 ちなみにその当時の国家戦略担当相は菅直人であった。
さて、その事業仕分けで名を馳せたのが蓮舫だったのだが、私の耳から離れない言葉というのは、その蓮舫を含む仕分け人が吐いたものである。
事業仕分けで取り沙汰された蓮舫の迷言は「1番じゃなきゃダメなんですか? 2位じゃだめなんでしょうか」が最も有名である。 この人は商売とか、商業・工業の本質を理解していないと感じた人も多かっただろう。
しかし、私が根に持っている(笑)言葉は他にある。
自衛隊の制服に関し、陸上自衛隊の幹部で1着25,704円の国産物を
「制服は中国で縫製して輸入すればもっと安くなる」と予算削減を求めた件である。
蓮舫は仕分け人の意見を総括し、「海外産も含めた対応をお願いしたい」と冷たく言い放った。
自衛隊に限らず、警察、消防ら、自己犠牲のもとに成り立っている職業従事者は、制服に誇りを持っているはずだ。 その制服を「中国産にしろ」というのである。
「国民のため、国のため」なら命を賭して活動する自衛隊員にとって、これは侮辱以外の何物でもない。 日本国民によって作られた制服を着ることは、彼等が任務に赴く最低限の前提だろう。
外国産の制服を着ろということは、彼らの士気を著しく下げるものだろうと思う。
ちなみに米国陸軍省はは2001年、中国製素材を用いて作製された黒ベレーの着用を禁止し、回収・破棄を指示して陸軍の士気・規律の維持を図ったとのことだ。
従軍経験はないが、軍隊とはそのようなものだろうと推察する。
これが民主党の実態の一端だ。
しかも大いに恥ずべき一端である。
まともな国家観があれば、そもそもこんな発想は湧いてこない。
軍人、軍隊に対する尊敬の念を持っていれば、なおさらこんな言葉が出てくるわけがないし、制服の海外発注などによる予算削減など、考えられるわけもない。
自衛隊は東日本大震災で、自己犠牲のもと、国家国民のために貢献することで称賛を得た。
震災下で、自衛隊に救助された
80歳のおばあちゃんがこう語ったという。
「助けてくれてありがとう。私、生まれ変わったら、必ず自衛隊に志願しますから。何度生まれ変わっても自衛隊に入って、今度は人を助けますから!」
このエピソードには、思わず涙してしまった。
自衛隊と民主党、どちらが国民の支持を得るだろうか。
答えは言うまでもないと思う。
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