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私的憂国の書

民主主義を希求しつつ、日本における戦後民主主義を否定する。真の主権回復は戦後レジームの打破から生まれる。
私的憂国の書 TOP  >  2011年07月08日
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”独裁者”菅の静的粛清術

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参議院の予算委員会で7日、海江田経産相は答弁に声を詰まらせた。
現在停止中の原発の再稼働問題をめぐり、政府が方針を転換し、地方が反発していることへの責任を追及され、自らの将来的な辞任を表明した。
私は民主党政権の誰に対しても特に好意的感情を持ち合わせていないが、さすがにこの場面に関しては、海江田氏に同情した。
彼ははしごを外された。もしくは味方に後ろから撃たれたと言ってもいい。

菅と海江田菅と海江田、2人の間の問題は、5月6日の中電に対する浜岡原発停止要請に遡る。
海江田は経産相として、この発表の会見を準備していた。
ところか土壇場で、その発表を菅が横取りした。
何故か?
支持率向上、政権浮揚のためである。
菅のポピュリストたる所以で、国民受けしそうな言動を独り占めするのだ。

まだある。
菅は5月26日、パリで開かれたOECDにおいて、「家屋への太陽光パネル設置1000万戸」をぶち上げた。
海江田は「事前に聞いていない。報道で初めて知った。」と語り、この発表が菅の思いつきであり、発表前に何の根回しもなかったことが露呈した。

そして今回のストレステスト。
経済界や官僚からの抵抗があったのだろうが、菅も当初は安全確認後の原発再稼働を容認していた。
海江田は6月18日に、停止中の原発再稼働に関して「安全宣言」を行い、その後担当大臣として地元に根回しに回ったのが6月29日。
7月4日佐賀県知事も地元の町長も、再稼働を容認するまでに至った。
さぁ再稼働だとなったその2日後に、菅がストレステストを持ち出した。
現状では、原発の再稼働は非常に難しい仕事だ。 それを海江田に丸投げしておいて、菅は土壇場で梯子を外したのである。
これでは海江田はたまったものではない。

菅が突然、原発のストレステストをやると言いだした。
海江田はストレステストは再稼働の条件にはならないと言う。
細野(原発事故担当相)は、海江田と真逆のことを言う。
それを追及された菅は、こともあろうに国会答弁において、「二人に聞いてくれ」と逃げる。
これは完全な閣内不一致で、閣僚がバラバラな言質が、皆が菅の思いつきに振り回されていることの証左である。

誰も予測不可能な菅のブレの理由は何か。
菅は、自分が原発を再稼働させた首相として歴史に名を残すことを拒否したのである。
それは、原発行政に対して責任をとりたくないということであり、「逃げ菅」以外の何物でもない。

「いずれ時期が来たら、私も責任を取らせていただく。」
海江田のこの言葉は、「もうあんた(菅)とはやってられんわ!」と理解するしかない。
菅は自分の延命のためなら、簡単に人を裏切り、切り捨てるということだ。
首相としてより以前に、人として失格だろう。
古今東西、様々な独裁者がいるが、かつての独裁国家は、粛清によって独裁者に反するものを葬ってきた。
菅の裏切りと切り捨ては、それに近い。
かつての独裁者が動的であるのに比べて、菅の取っている行動が、民主主義を利用した静的な粛清であるだけの違いである。

こうなったら、日本にもジャスミン革命が必要ではないか、とさえ考えてしまう。

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[ 2011/07/08 14:23 ] 政治 | TB(0) | CM(1)
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