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私的憂国の書

民主主義を希求しつつ、日本における戦後民主主義を否定する。真の主権回復は戦後レジームの打破から生まれる。
私的憂国の書 TOP  >  2011年05月27日

東電福島原発、吉田所長は第2のsengoku38になるのか。

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震災後の福島原発事故をめぐる政府と東京電力の対応に関し、私個人は、政府による東電への責任の押し付けに強い不快感を持っているが、これほどお粗末な組織だということを露呈した東電とて、当然ながら非難のそしりを免れられるものではない。
東電福島原発の吉田所長は、紛糾する海水注入の中断・継続物議に関し、”現場の判断”で海水注入を継続していたことを明かした。
政府は3月11日当日、原子力緊急事態宣言を出し、危機対応の全権を政府が握ると布告した。
頼りなき首相でも、全ての関係組織は首相の指揮命令に従わなければならず、情報は総責任者である官邸に集められる。
今回の事態は、額面上とれば、東京電力がその原則に従わなかったということであり、日本の危機管理が如何に杜撰なものであるかが露呈したということだ。
その点で、東京電力の責任は重い。
そしてこの場合、緊急事態宣言を出していたにもかかわらず情報管理を徹底できなかった政府にも、大きな責任があるわけだ。

東電福島原発 吉田所長東電福島原発の吉田所長は、我々の命だけではなく、国家の存続を背負い、現場で陣頭指揮をとっておられる方である。
いわゆるFukushima 50のボスだ。
吉田所長は、青山繁晴氏が4月22日に原発の現場を訪れ、インタビュー映像に出たことで、一般にその存在を知られることとなった。 映像を最初に公開したスーパーニュース・アンカー(関西テレビ)では、青山氏自身が、吉田所長の指揮・管理能力を絶賛している。 そしてその後、所長の「私は(東電)本店とは立場が違いますから」という言葉を引用し、本店に盾突いてでも正しきことをやる気概と責任感を紹介している。
東京電力本店が、記者会見で曖昧な答弁を繰り返し、補償問題で政府と対立しつつ牽制し合い、世間をシラけさせ、憤慨を呼び起こすなか、本店の官僚的な面々とは全く別次元の「命を賭した」対応を続けてこられた人物である。
今回、その吉田所長が「本当のことを言っていなかった」ということになった。
政府や東電本店は、情報管理にもその公開にも、責任を果たせなかったということである。
原子力安全委員会の斑目委員長は、「私はなんだったの?」と吐露したというが、斑目氏の立場などこの際どうでもよい。

私には、この吉田所長の行動が、sengoku38こと一色正春氏のそれとかぶる。
一色氏は、言わずと知れた「尖閣沖中国漁船体当り事件」のビデオを、政府による情報統制圧力に屈することなく公開に踏み切った方である。 彼はことが発覚した後、仙谷由人ら政府による誹謗中傷にさらされることになったが、一般世論は彼の行動を歓迎し、一部では英雄視されるまでに至る。
世論に歓迎されたのは、多くの人が一色氏の行動を「正しきもの」と認めたからであり、同時に彼が「政府ではなく国民の側にいた」と認めたからだろう。
ネット世論を観察していると、今回の吉田所長の行動は早くも賛同を得ているようだ。

一言で言ってしまえば、政府と東電本店が、打算と無能さで醜態をさらけ出しているその最中に、現場はやるべきことをきちんとやってきていたということだ。
東電副社長が吉田所長を処分するなどと口走っている報道もあるが、自らの無能さを、正しきことを行った現場の指揮官に転嫁するなど、言語道断だ。 少なくとも世間が許さないだろう。
少なくとも今は、国全体で吉田所長を支援すべきだ。


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