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私的憂国の書

民主主義を希求しつつ、日本における戦後民主主義を否定する。真の主権回復は戦後レジームの打破から生まれる。
私的憂国の書 TOP  >  2011年05月11日
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震災後2カ月の政治空白と左翼敗北の兆候

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東日本大震災の3月11日から、今日で2ヶ月が経ったことになる。
あの日のことは一生忘れることができないだろう。
揺れは相当長かった。 就業中のオフィスの床が大きく揺れ、壁の書棚からは書類が堰を切ったように崩れ落ちた。
その後の首都圏の混乱、徒歩での帰宅と、家の中の惨状。
地震後、すぐに会社のテレビをつけ、NHKの報道を長い間見ていたが、津波の破壊力は想像を遥かに超えており、暫く時間が経たないと、被害の甚大さを実感できなかったほどだ。
被災地以外の人たちは、「被災地の方々から比べれば、俺なんて・・・」と、常に被災者を気にかけ、不自由な計画停電にも耐え、報道から伝わる被災地の数多の感動の物語に涙した。
被災地の方々は、数百年とか千年に一度と言われる自然災害に見舞われながらも、復旧復興に向け、歩みを進めておられる。

そういった2ヶ月という期間で、ほとんど機能しなかったものがある。
それが政治だ。
菅直人は震災直後、「これであと2年(首相が)できる」と語ったと伝えられる。
震災をダシに使い、政治主導の演出のために20以上の会議を作り、会議に埋没し、そして縛られ、政治による復興策は、2ヶ月経過した今もまだ全く見えない。法案の通り方も度し難く遅い。
そのくせ、今通常国会の会期は延長せず、2次補正を次期国会に先延ばしするということだ。
菅は、困窮している人たちを前にして「ぼく、復興の責任者なんですけど、休みはちゃんと取りますから。」と言っているのである。 これほど無責任な政治家は、今まで見たことがない。
彼の頭の中には、国民の生殺与奪を自身が握っている自覚など、ほとんどないのだろう。
自らの保身、パフォーマンスと政権浮揚のために、国家の震災対応を遅らせているのにもかかわらず、「いま、政争をやってる場合じゃない」という国民の優しい理解を後ろ盾にし、図々しく総理の椅子に座り続ける菅直人。 この男に対して怒りと憤りを感じない人がいるなら、ご紹介いただきたいくらいである。
この2ヶ月はそっくりそのまま政治空白なのだ。

この数百年とか千年に一度と言われる自然災害が、こともあろうに菅民主党政権下で起こったことは、日本国民にとってこの上なく最大の不幸である。
そしてこの期間において、菅直人の「最少不幸社会」という理念は、ある意味において結実されつつある。
最少不幸社会を実現させるには、幸せな人を存在しないようにすれば良いのである。 幸せな人がいなくなれば、国民はこぞって不幸寄りの境遇下に集約され、幸せな人がいないのだから、幸せに対するひがみ、妬みなどがなくなる。
なんと矮小で卑屈な理念だろうか。

私は、この震災で見えたポジティブな部分は、左翼の敗北だと思っている。
左翼は、自衛隊が違憲組織であり、なくすべきだと主張してきたが、自衛隊はこの震災後の各種活動において、国民の総意に近い形でその存在を認識され、称賛の的となった。 ある子供が「大きくなったら自衛官になりたい」と語ったと言われるが、これは自衛隊に対する最大の賛辞だろう。
日教組は、家族よりも個人が大事と教え、義務など教えず、権利のみを刷り込んだ。
しかし震災後、被災地に見られる見事な共同体意識に国民は覚醒し、家族の大切さを再認識し、そして被災地の外では「団結してこの災害を乗り切ろう」という共同体と国家共通のコンセンサスが生まれた。
多くの人が、私より公を優先した。
「一旦緩急あれば義勇公に奉じ」という教育勅語は、国民のなかで生きていた。
この「一旦緩急あれば義勇公に奉じ」という言葉の意味は、何も戦争を正当化する短絡的な意味ではなく、「日本国民は国家と民族の危機が迫れば、共同体を守るために全力で貢献する」という意味である。
戦後のGHQの占領政策は、日本人を戦前と戦後で精神的・思想的に分断することを目的としたが、この教育勅語のDNAは日本人の心の中で生きていた。
そのGHQの思想を受け継いだ左翼の戦後60年以上をかけた思想改革では、日本人を変えることはできなかったのである。

左翼はこの震災で部分的に敗北したが、しかし今度は反原発という新たなカードを得た。 社民党、共産党なども反原発の主張を展開しており、左翼の方向性にぴったりはまる”お題”を得たのである。
高円寺などで、左翼に踊らされていると知らずにデモに参加した、純粋な気持ちを持った人たちのことを考えると、少々痛々しい気にもなる。 国家転覆のためなら何にでも飛びつく左翼の運動には、今後も注視が必要だ。

いずれにせよ、日本国民はそろそろ、この無能で卑怯なリーダーとともに国家ごと沈むのか、それとも新しいリーダーを据えるのか、この震災を機に選択肢を与えられるべきである。
国民は政治に対して甘すぎる。
無能な首相は今国会後に内閣改造を目論んでいると言われるが、国の舵取りを誰に、どの党に託すかの判断を国民の選択に委ねることこそが、いまの政治家の役目であろうと思う。


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