副大臣: お聞きしたいことがある。東電と交渉されて、4月20日に福島第一原発に行きましたね。 青山: それは間違っています。 副大臣: 原子力委員会の専門委員として行きたいと、東電に言ったのじゃないか。 青山: だから間違っています。そもそも行ったのは4月22日の金曜であって、20日ではありません。 副大臣: それなら22日ですよ。22日に行った件について、東電に、原子力委員会の専門委員だから行かせてくれと、言ったんじゃないのか。 青山: 原子力委員会の専門委員としての立場を示して、あるいは強調して、または振りかざして、東電と交渉した事実は一切ありません。 あなたはなぜそれを私に聞くのですか。何の法的権限があってのことでしょうか。 副大臣: 権限はない。ただ副大臣として聞いておきたいから聞いてるんだよ。 青山: 普通に考えれば、これは圧力です。権限はないと言うなら、なぜこのように強権的に聞くのですか。 副大臣: 強権的じゃない!私は副大臣なんだ! 青山: あなたはご自分で、権限はないと言われたではないですか。法的な権限がないにも関わらず、副大臣だから話せというのは、強権的であり、圧力ではないですか。 副大臣: いや、私は、副大臣として東電に聞いたんだ。 東電は原子力委員会の専門委員として受け入れたと言ってる。 青 山: それは東電の解釈であって、私は原子力委員会の専門委員としての立場を振りかざして交渉した事実は一切ありません。私は独立総合研究所の社長であって、国家安全保障の専門家の末端、はしくれとして、世に発信しつつ、原子力委員会の専門委員も務めているのであって、それらは不可分であり、全部を合わせて、青山繁晴です。原子力委員会の専門委員も、こちらからお願いして就任していたり、それで職業としているのではなく、外部からの意見を聞きたいという政府の依頼があって、原子力委員会にアドバイスをしてるのだから、原子力委員会の指示を受けて、原発構内に入ることはないし、そもそも原子力委員会の指図を受けるいわれもありません。もしも私が原子力委員会の立場を、専門委員の立場を強調して交渉して入ったのであれば、私は原子力委員会に報告する義務が、モラルとしてはあります。しかしその事実はないから、報告する義務はないし、ましてや副大臣であるあなたに話さねばならないいわれはない。こうしたやりとりは全て明らかにします。 副大臣: ああどうぞ、何でもやって下さい。 青山: 何でもやって下さい、そう言われましたね? 副大臣: ああ言いましたよ。個人として行かれたなら、それで結構だ。何かご不快を与えたとしたなら、それはお詫びする。 青山: 不快を与えたとしたらではなくて、現に不快です。なぜこのような圧力をかけてこられるのか。何のための政権交代ですか。 副大臣: 政権交代とは関係ない。 青山: あなたは政権交代したから副大臣になってるんじゃありませんか。 副大臣: 個人として行かれたなら、そうおっしゃるなら、いちおうそれでけっこうだ。 ご不快を与えたとしたら、それは深くお詫びします。 青山: いちおうとは何ですか。 副大臣: いちおうとは言ってない。 青山: 言っていますよ。権限はない、お詫びすると言いながら、圧力だけはかけようとする。もう一度聞きますが、何のための政権交代ですか。 副大臣: とにかく私は東電の側に、もっと聞いてみる必要があると思うんだ。 青山: それはご自由に。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
当ブログはブログランキングに参加しています。ご面倒ですが、是非ともバナークリックをお願いいたします。
バナーが表示されない場合はこちらから。
人気ブログランキング | にほんブログ村 政治ブログ | FC2 ブログランキング
| TOP |