FC2ブログ

私的憂国の書

民主主義を希求しつつ、日本における戦後民主主義を否定する。真の主権回復は戦後レジームの打破から生まれる。
私的憂国の書 TOP  >  2011年04月22日

避難所に飛び交う怒号 ~ 菅総理、福島訪問が裏目に

← 応援クリック、ありがとうございます。

菅へ怒号菅直人首相は昨日福島を訪問し、震災後初めて避難住民と直接会った。
膝を床につけ、被災者を労わる菅総理。
このショットがテレビで流れれば、慈悲深き総理の姿が国民に伝わり、映像は政権延命に一役買うはずだった。

タイミングも合わせた。
本当は米仏2国が作った原発事故終息への道筋である行程表を、政府が東電を「指導」して作らせた体で公表し、政治の力で事が前進しているように見せかけた。
福島訪問は、そういうシナリオの上にあったと見る。

しかも、からくりがあった。
TBSの報道によれば、菅は当初、あらかじめ決められた住民からのみ話を聞く予定だったのである。
裏には演出家が存在し、避難所訪問は単なる芝居だった。
しかし、目論見は脆く、あっけなく外れた。
30分で面会を終え、早々に体育館を去ろうとする菅に、被災者が怒号を浴びせる。

(避難住民の女性)「無視して行かれる気持ちって分かりますか!」
(避難住民の男性)「何でまっすぐ行かれるんですか、俺らはどうするんですか。ここにいるの」
(避難住民の女性)「ここ通りすぎられて行ったら 、どんな気持ちだか分かりますか」
(菅首相)「いや本当にごめんなさい。そんなつもりであの、通りすぎるつもりじゃなかったんです。すみません」
(避難住民の女性)「信用できるものも、なかなか信用できないですよね」
(菅首相)「 いや本当にそこは・・・」
(避難住民の女性)「やってますやってますって言うけど本当に先が見えない不安をみんなここにいる人は抱えてやっているわけですよね。内閣でああだのこうだの言っているんなら、その人たちみんなここへ連れて来て、ここで生活してみてください」
(菅首相)「あの・・・ 」
(避難住民の女性)「原発をなんとかおさえてください」
(避難住民の男性)「俺たちも安心安全だっていう、その言葉を信じて今まで来たんですけれども、ここに来てあれだけの裏切りされたんじゃ、もうこれから先どうしたらいいか分かんない状態なんですよね」


先の見えない避難生活。
被災者にとって、普段の生活はいつ戻るかわからない。
現状では、怒りの矛先は政府と東電しかない。
その政府の責任者を前にして、怒りを抑えろというほうが無理な話だ。
官邸スタッフも甘いが、自分がまだ信頼されていると思いこんで福島を訪問したKY首相の浅はかさも救いようがない。

被災難民ではない我々は、毎日被災者の苦労に思いをはせるものの、仕事や家庭があり、残念ながらその思いは生活の一部でしかない。しかし、被災者にとっては生活のすべてが被災の苦労なのである。
私も菅直人のパフォーマンス優先の行動や、震災後40日も経つのに震災対策法案の一本も通せない政府に対する怒りは覚えるが、被災者が持つ怒りの激しさは、我々のそれとはレベルが違うのだ。

30分間の訪問で華麗に去るはずだった体育館訪問は、被災者の抗議で大幅に延長を余儀なくされ、1時間20分にも及んだそうだ。
八百長試合でリングに上がったボクサーが、急に相手が変更になって、サンドバックよろしく打たれまくる。
想定外の相手の出方にたじろぎ、応酬する術もない。
公衆の面前で恥をかかされた菅氏は、恐らく体育館を出た後、側近に怒鳴り散らしただろう。
パフォーマーの政治は、とかく中身がなく、薄っぺらいものなのだ。


最後までお読みいただき、ありがとうございます。
当ブログはブログランキングに参加しています。ご面倒ですが、是非ともバナークリックをお願いいたします。
にほんブログ村 政治ブログへ
バナーが表示されない場合はこちらから。
人気ブログランキング | にほんブログ村 政治ブログ | FC2 ブログランキング

[ 2011/04/22 12:41 ] 政治 | TB(0) | CM(0)
カレンダー
03 | 2011/04 | 05
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
Banners
人気ブログランキングへ

にほんブログ村 政治ブログ 政治・社会問題へ



憲法改正を実現する1,000万人ネットワーク 美しい日本の憲法をつくる国民の会
twitter
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

月別アーカイブ