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私的憂国の書

民主主義を希求しつつ、日本における戦後民主主義を否定する。真の主権回復は戦後レジームの打破から生まれる。
私的憂国の書 TOP  >  2011年04月12日
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反原発と脱原発

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福島原発の状況は、被災から1カ月経った今も一進一退。
現場で命をかけて懸命に作業している方々の自己犠牲的努力で、何とか悪化を阻止しているような状況だと見る。
政府の対応、特に悪しき初動対応については拙ブログでも触れたし、様々なメディアやブログでも語られているので、繰り返すことはしない。
しかしここにきて、反原発の動きがネットでを中心に活発化している。

4月10日、東京高円寺では1万5千人が参加する大規模なデモが行われた。
高円寺のみならず、芝公園では浜岡原発の運転停止を求める2,500人の市民集会が開かれ、青森や甲府でも同じような動きがあった。

福島原発の状況を日々追いかけながら、原発の危険性が決して他人事ではなく、自分自身の問題でもあることを自覚した国民がほとんどだろう。
それはそれで良いことだと思う。
しかしこうした動きを観察していくと、原発に異を唱えようとする人たちのなかに、ベクトルが全く違う2つの動きをみることができる。

反原発と脱原発。

ふたつの似通った言葉だが、意味合いは全く異なる。

反原発デモ(ガジェットニュースより)

反原発は概ね、原発そのものが害であり、すぐにでも止めて国民の安全を保証せよという要求を反映した動きと取れる。
実際、高円寺のデモでTVインタビューに答えていた発起人らしき方も、「原発のような危険なものはすぐにでも全て止めてほしい」と言っていた。

私はこのような動きが全て悪いとは思わない。
むしろ、国民がこのことを主体的に考えるようになったことは、今後の日本のエネルギー政策を議論するうえでは有効だとも思う。

しかしながら、全面的には賛成できない。
確かにいま、原発で利権を得ているごく少数の関係者を除けば、この未曽有の原発危機を前にして、原発を考え直そうという人がほとんどだと思う。
ただ、今すぐ原発を撤廃しろという意見はあまりに直線的、短絡的、かつ無謀だ。
生活にも企業活動にも、電力は必要不可欠なものだ。
福島というひとつの原発サイトが機能不全になったことにより、関東では計画停電があり、自粛の感性が世論を包み、企業でも家庭でも、いまだに節電が実施されている。
火力発電は復活できるようだが、風力や太陽光は安定供給という面では不安が残る。

明日地震が起こったら、どこかの原発で第二の福島が起こるという極論は別にすれば、今考えなくてはいけないことは、如何に次のエネルギー政策を立て、どういうコストとスケジュールで原発依存を低下させていくことではないか。
所謂、脱原発である。

デモの参加者にはまことに失礼ながら、また叱られることを承知で申し上げるが、件のデモは、「純粋に原子力発電を止めよう」という思想を持った方と、「何が何でも原発阻止!原発は悪だ!国は責任を取れ!」というサヨク的先導者が混在していると考える。
純粋な方々は、「自分も何か役に立ちたい。被災地の方のために何かしたい」という無私の心を、サヨク運動家に利用された可能性もあるということを、今一度お考えになったほうが良いと思う。

”軍隊がいれば戦争が起こる”というロジックと同じような罠には引っかからないように。

いずれにしても、原発はいま、沖縄の普天間基地移設問題と同じ類の問題となりつつある。柏崎や浜岡周辺等で、デモが起きるようになったら、デモに隠そうとする意図を、冷静に見なければならない。

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