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私的憂国の書

民主主義を希求しつつ、日本における戦後民主主義を否定する。真の主権回復は戦後レジームの打破から生まれる。
私的憂国の書 TOP  >  2011年04月09日
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台湾とオマーン、それぞれの支援

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東日本大震災に際し、台湾からのの義捐金が100億円を越えるという、とんでもない領域まで達しているという事実。
1999年に起こった921大地震(台湾大地震)において、国際消防救助隊(国際緊急救助隊)が真っ先に現地入りし、災害現場に急行したという経緯があり、今回の義捐金はその御礼であるという論説がある。
確かに尤もな説明だが、僭越ながら、私はそれだけでは不足だと思う。

日本ではとかく否定的に捉えられる、戦前の台湾統治のなかに、そのヒントがある。
当時日本は、台湾に莫大な予算を投じ、インフラ、教育等の社会基盤を整備し、台湾近代化の礎を築いた。なかでも八田與一は、大貯水池「烏山頭ダム」の建設に尽力し、台湾の農業水利事業に多大な貢献をし、現在は公園となったダム跡地には、墓と銅像、記念館まで建設されている。
日本統治が終戦とともに終了し、蒋介石が台湾に攻め入り、日本の痕跡ことごとく破壊しようとしたとき、現地の方々は八田の銅像を隠し、命をかけて守ったという。

八田を代表とする先人たちの尽力により、今の日台関係が維持され、世界でも有数の親日国としての台湾がある。このような台湾に尽くした日本人たちのエピソードは山のようにあるが、日本の教育ではろくに取り上げられず、中国に配慮する反日メディアも取り上げない。
しかし、こういう歴史の事実を踏まえない限り、100億円の本当の意味は理解でないと、私は思う。

今日、温かい記事を発見した。
オマーンが南相馬の町工場を、浄水器の大量発注によって支援したというエピソードである。

南相馬の町工場、浄水器を大量受注 オマーンの取引先が支援 (河北新報社)

 福島第1原発事故で屋内退避圏(原発から20~30キロ)に含まれた南相馬市原町区の落合工機に、中東オマーンの企業から約26億円分の浄水器などの大量発注があったことが7日分かった。受注で同社は生産再開を決め、避難していた従業員を呼び寄せたほか、地元での新規雇用を検討している。復興を支援する大量発注に斉藤秀美社長は「再開に向け山積する課題を克服していきたい」と意気込む。市も「市内製造業の復興につなげたい」と後押しする考えだ。
 発注したのは取引先のオマーンの王族系企業。震災後、報道で南相馬市の被災を知り、浄水器700台と大型浄水装置14台を特別発注した。
 落合工機は板金加工を手掛けていた技術を生かし、浄水器分野に進出した。昨年12月、中東の農業支援NGOが母体の企業「J―ACTION COMMERCE」(東京)と事業組合を設立、中東向けに移動式小型浄水器などを生産していた。
 しかし、震災で従業員宅が津波で流されるなどの被害が出たほか、原発事故に伴う3月15日の屋内退避指示で稼働を停止していた。発注はJ社を通じてあったという。
 生産再開に向け、J社は自宅を失った従業員16人が家族と一緒に生活できるように、仙台市内に100人分の宿泊スペースを確保した。落合工機は職を失った市民20人を新規雇用する予定。
 斉藤社長は「従業員たちはみんな、働きたくてうずうずしている」と話し、今月中に生産を再開する見込み。J社の橋本秀昭代表は「復興支援は落合工機の技術力が世界的に評価されている証拠」と語った。


発注額は26億円という、とてつもない額だ。
いくら支援の意味があるとはいえ、件の南相馬の町工場が稼働可能なのかどうか、発注元は現地視察してから決めるのが普通だろう。
このタイミングでの発注、綿密な調査に基づいているとは思えない。
オマーン王族による、「粋」な発注である。
企業の存続をバックアップし、雇用も促進される。
震災前からの南相馬の町工場の地道な活動と貢献が、この時期に実を結んだともいえる。
このような支援も、非常にありがたい。


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[ 2011/04/09 10:57 ] 外交 | TB(0) | CM(1)
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