【東京19日聯合ニュース】韓日併合100年を迎え歴史問題や戦後補償など両国間の問題解決を目指し、韓日の国会議員が19日、東京の衆議院第一議員会館で懇談会を行った。
野党民主党の金泳鎮(キム・ヨンジン)議員ら韓国の出席議員は、土肥隆一衆院議員(民主党)らに菅直人首相にあてた要望書を伝達。日本側に対し▼植民地支配の被害者に対する実質的な賠償▼元従軍慰安婦やサハリン残留韓国人、原爆被害者らに関する議論▼在日韓国人への差別撤廃と地方参政権付与▼過去の清算に基づく北東アジアの平和実現――を求めた。
これに対し日本側は、菅首相の首相談話発表は一歩前進だが、内容についてはさらに考えるべき点が多いのは事実だとし、今後の議論の方法についてともに知恵を絞っていこうと応えた。
両国議員は、首相談話の評価を中心に韓日関係を議論した後、記者会見で歴史問題の解決を訴えた。与党ハンナラ党の張光根(チャン・グァングン)議員は討論で、併合条約が強制的なものだったこと、締結時から無効だったことを認めるよう求めた。
懇談会には、韓国からハンナラ党、民主党、自由先進党の議員計6人が出席。日本側からは、土肥議員のほか斎藤勁衆議院議員(民主党)、阿部知子衆議院議員(社民党)、福島瑞穂・社民党党首らが出席し、加藤紘一衆議院議員(自民党)は代理人を送った。仙谷由人官房長官は歓迎のあいさつをするものと期待されていたが、出席しなかった。
「韓・日キリスト議員第92周年3・1節日共同宣言文
和解と平和を遂げる韓・日両国の未来を拓こう」
来る3月1日は、大韓民国の民族指導者らと国民が共に民族自決と独立に対する念願を一つの心に集め、全世界にとどろかせた3・1節が92周年を迎える日だ。
最後には、真理と正義が勝利するという神様の法則により、大韓民国は光復を迎え、主権を取り戻し、神様のお導きと恩恵で、植民地と戦争の傷と廃虚を乗り越え、民主主義と経済発展を共に発展させた模範国家として位置づけられている。私たち韓・日両国のキリスト議員らは主が平和の王で、人間と神様、人間と人間の間を隔てる垣根を壊されたことに見習い、政治・社会的に遮られている韓・日両国の壁を崩そうと努力してきた。
私たちは第92周年の3・1節を迎え、韓国と日本両国が和解と平和の未来志向的な関係を拓いて、一歩進んで東アジアと世界平和に寄与しなければならないという同じ思いを集め、一つの心で次の通り宣言しようと思う。
最初に、日本は恥ずかしい過去に対し言葉だけではない「責任ある行動」を通じ、過去の歴史の真相を糾明し、被害者に対する実質的な賠償措置を履行しなければならない。
韓・日両国が真の友愛を分かち合う善隣関係を成し遂げ、赦しと和解の歴史を開くためには、真実の謝罪と賠償がその出発点であることを、謙虚に認めなければならない。今も日本軍慰安婦、サハリン強制徴用被害者など、歴史の被害者らが傷をそのまま抱いたまま亡くなっている。日本政府はこれ以上、過去に対する勇気ある直視を回避せず、真実の姿勢で過去の過ちを認め、被害者らに対する真心に充ちた謝罪と真相究明、そして妥当な賠償措置を履行しなければならない。
二番目、日本は平和憲法改正と軍事大国化を通じた軍国主義復活の試みを直ちに中断しなければならない。
続く平和憲法改正の試みおよび軍備拡張と朝鮮半島有事の際の自衛隊介入の可能性を残した総理の発言などは、いまだに日本の侵略を鮮明に記憶している韓国と東アジア諸国の不安感と警戒心を駆り立てている。日本は過去の過ちにより隣国が持っている憂慮と不安を払拭させなければならない責任を持っている。そしてそれは続く平和憲法改正の試みに対する中断と、軍事大国化の欲心を捨てることで実践されなければならないということだ。
三番目、日本政府は歴史教科書歪曲と独島の領有権主張により、後世に誤った歴史を教え、平和を損なおうとする試みを直ちに中断しなければならない。
過去、日本の侵略を美化し、誤りを認めない歴史教科書が継続して発刊され、これを採択する学校が増加しているのが実情だ。日本政府は、歪曲された歴史を教育することを止めることなく、むしろ傍観して奨励する姿を見せている。歴史を正しく記録し、教育することは誤った歴史の反復を防止し、過去から教訓を得て平和な未来を拓くために必要なことだ。日本は歪曲された歴史教科書の発刊を禁止し、歴史の真実と被害国家との共感帯に基づいた正しい歴史教育のために努めねばならない。
韓国と日本は、和解と平和の未来を共に拓いて行くべきである。韓・日キリスト議員連盟と韓国国会朝餐会祈祷会は、両国が過去を正しく清算し、赦しと和解により平和の未来をひらくことに、主のお使いとして、その役割を黙黙と敢行していくだろう。
2011年2月27日
韓・日キリスト議員連盟韓国側会長 キム・ヨンジン議員
日・韓キリスト議員連盟日本側会長 土肥隆一議員
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