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私的憂国の書

民主主義を希求しつつ、日本における戦後民主主義を否定する。真の主権回復は戦後レジームの打破から生まれる。
私的憂国の書 TOP  >  2011年02月12日

小沢一郎と二・二六事件青年将校の、埋めようのない格の違い

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政治家小沢一郎の政治的・道義的責任ははっきりとさせなければならないとは思うものの、個人的にはもううんざりという心境である。
小沢一郎が善玉か悪玉かなどはどちらでもよく、有権者から国家に送り出された以上、その責任を「国会での説明」という具体的方法で示す必要があるということ。
日本の政治は小沢問題を早く乗り越え、具体的政策議論に移るべきだが、そのハードルを越えられない民主党とは、まさしく情けない政治家の集まりであるということだ。

その小沢一郎が、自身が塾長を務める政治塾で挨拶し、二・二六事件に触れ、「国民の生活を守りきれなかった政治家と政治の責任だ。」と語ったというネタを、各紙が取り上げている。

小沢氏「二・二六事件は政治の責任」 (産経)

 民主党の小沢一郎元代表は11日、自身が塾長を務める政治塾の開講式であいさつし、戦前の日本で陸軍青年将校らがクーデターを企てた二・二六事件に触れ、「国民の生活を守りきれなかった政治家と政治の責任だ。生活苦、貧困がそのような悲劇をもたらした。だから私は『国民の生活が第一』だというスローガンを掲げた」と、政治の責任の重さを強調した。
 さらに「われわれは国民の生活を守るという名の下に政権を委ねられた。もう一度、自分の胸に問いただし、国民の期待に応えなければならない」と語った。


緊張してカメラマンに銃口を向ける兵士 Wikipediaより二・二六事件については改めて語る必要もないだろうが、日本の陸軍皇道派の影響を受けた青年将校らが1483名の兵を率い、「昭和維新断行・尊皇討奸」を掲げて起こしたクーデター未遂事件である。
小沢は今の日本の現状を二・二六事件当時になぞらえ、「我らこそ国民のために立ち上がる青年将校!」とでも言いたげだ。
私はそこが、ちゃんちゃらおかしいのである。

1483名の兵を率いた青年将校らには、その行動は全面的に肯定できるものではないにしろ、彼らが確信するがあった。
1929年の世界大恐慌の影響がまだ色濃く、地方の農村では大凶作に見舞われ、娘を売りに出した農家も多かったようだ。
このような地方の疲弊を認識し、政治家と財閥系企業の癒着に憤慨していた青年将校たちが、政経界の腐敗を断ち切ることで、天皇親政による国家実現を目指したわけだ。

小沢一郎に、その青年将校たちが持っていた「義」があるかと考えると、程遠い印象を持つ。
小沢という人は政局と選挙だけの政治家で、そもそも彼に政治理念や政策というものがあるとは思えない。先の民主党代表選挙で菅直人と争ったときでさえ、政策面では曖昧さが目立ち、一体何をしたいのかわからなかった。
既に破綻した2009マニフェストを金科玉条とし、次の世代につけがまわるような政策を断行しようとも、彼にとって今の有権者の支持が得られれば、それでよいのである。
日本の将来を、このマニフェスト原理主義者に託すことなど、考えるだけで鳥肌が立つ思いだ。

二・二六事件の青年将校たちと小沢一郎との間には、埋めようのない格の差がある。
青年将校たちの崇高な思いを政治家小沢一郎になぞらえるなど、はっきり「自惚れるな」と申し上げておく。



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