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本日未明の、当たり屋船長釈放以来の腹立たしさは、一夜明けても一向に収まらず、昨晩深酒したせいか、胃がキリキリ痛む。
我々は昨日、明らかに、歴史の転換点を体験した。
屈辱に満ち、日本が主権を放棄し、シナの属国になり下がった転換である。
戦後の日本国民が今まで味わった屈辱は、村山談話であり、河野談話である。
しかし、談話が特定国間の問題である一方、今回の外交の敗北は、アジア周辺国を含めた国際的関心の中での外交の敗北である。
然るに昨日の船長釈放は、
村山・河野談話を凌駕する国民への痛烈な侮辱であり、日本の国際的地位や信用、価値等を貶めたものだろう。
石平氏はこれを、
戦後最悪の「国家屈辱記念日」と称したが、残念ながら言い得て妙である。
メディアで見聞きする有識者の見解は、明らかな政治の司法介入というものだ。
先般の検察官による捏造事件で、検察の立場が弱くなり、仙谷由人ら官邸からの介入に抵抗できなかったという見方もある。
読売の報道によれば、菅首相は「超法規的措置取れないのか」と苛立ちをあらわにしたということだ。そして、実際に釈放に動いたのは仙谷・前原コンビだという。
その前原は、当たり屋船長の逮捕後、海上保安庁の巡視船を視察までしている。
そして「尖閣諸島に領土問題はない」と強調し、「国内法に則って粛々と進める」と言明した。
しかしこの時点で、前原には中共との妥協点、いわゆる落とし所が読めていなかった。
そもそも船団を強制退去させず、逮捕まで踏み切るのであれば、その後の交渉戦略を見据えた落とし所をおさえておくべきなのは、政治家の責任である。
日本はかつて、日露戦争で開戦やむなきの段階から、第三国に接触し、戦争の終わらせ方を模索していたと言う。政治家の英知とは、こういう段階で発揮される。
今回の場合、その英知と呼べるものは、欠片も見当たらない。
今回の外交的敗北の裏にあるのは、政治主導という美辞麗句のプロパガンダが全くのお飾りで、何の役にも立たないという現実だ。中共は、閣僚レベルに留まらず、民間の交流まで中止し、レアアースの輸出禁止に踏み切り、これみよがしにフジタの社員を拘束した。
特にレアアースの輸出禁止など、大東亜戦争前の米国による石油の禁止に代表されるABCD包囲網を思わせる強硬手段だ。
しかし今回、日本には行使することができない軍事力しかなく、「日本は押せば引く国」という中共の見方通りに、対峙することなくあえなく屈服した。
こういう状況を作り出した莫迦が、政権中枢に何人もいるのである。
日本国民は、この期に及んで今もなお、こんな政権に日本を任せたいのか?
日本は主権すら放棄してしまうような、中共の属国になり下がるのか?
私はまっぴらゴメンである。
今になってもやっぱり腹が立って、まともな文章が書けないので、今日はこの辺で。
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