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菅談話の件をネットで調べていて、
リベラル21に辿りついた。
そこに、田畑光永氏のエントリーがある。
題して、「
ここまで落ちた国家主義――日韓「談話」反対論のお粗末」という、菅談話擁護の主張だ。
無駄に長いエントリーなので、抜粋させていただくが、田畑氏はこの首相談話反対派の主眼が「金を出すな」であると断じている。
(前略)
村山談話が敗戦50年と同時に日清戦争100年の節目に出されたことを考えれば、日韓併合100年に際して、日本の首相があらためて歴史認識を確認する談話を出すことは当然のことと言える。
しかし、この談話発表にいたる過程において、またまた日本の政界に伏流する奇妙な国家主義が姿を現した。談話の内容には取り立てて論ずべきものはないが、その国家主義にはいろいろ考えさせられる要素が見える。
首相談話の予定が伝えられると、右よりの超党派議員団体「創生日本」(最高顧問・平沼赳夫、会長・安倍晋三)が5日、反対声明を出した。声明は7月7日に仙谷官房長官が「法律的に正当性があると言って、それだけで物事は済むのか」と発言したことを、新たな個人補償を政府として検討する動きとしてとらえ、日韓請求権協定で解決済みの問題を蒸し返すことにつながりかねないと攻撃する内容である。
この「請求権問題蒸し返し説」が今回の首相談話反対論の中心にあることが、村山談話当時と比べて新しい特徴である。自民党の谷垣総裁も5日の記者会見で「出す必要があるのかどうか、大きな疑問だ」とのべ、その理由として新たな補償問題が生じる恐れがあることを挙げた。「昭和40年締結の日韓基本条約とそれに伴う合意で解決された問題のはずだ。それを不用意に蒸し返すことは間違っている」と。
(中略)
率直に言って、日本の国家主義も落ちたものだと思う。歴史の節目に、その歴史が自らにとって不名誉なものであればなお一層、きちんとそれに目を向けて態度を表明することは、近隣諸国の信頼をかちとる上で必須なことであるはずなのに、「勘定書を突きつけられては困るからだんまりを決め込むにしくはない」というのが、「国益」を表に掲げての、現在の国家主義の正体である。
「創生日本」には前記の名誉顧問、会長以下の多数の国会議員が名前を連ねている。この人たちは後生大事に財布を抱えて、聞かざる言わざるに逃げ込む日本を「創生」しようとしているのだ。民主党の一部議員ももとより同列である。
(攻略)

田畑氏の長ったらしい論説は、日本の保守派議員は「金を出したくないから」首相談話に反対し、抵抗したのだと結論付け、至極勝手に「日本国家主義も落ちたものだ」と吐き捨てている。
まぁ、ブログというのは拙ブログも含め、言論の自由を謳歌し、勝手に自分の考えることを書ける空間であるわけだが、少なくともこの田端氏、言論人と思しきお方にしては、なんとも浅はかで一面的な結論である。
繰り返すが、「保守派が”金を出したくないから”談話に反対した」という結論は、度し難いほど軽薄だ。
条約と言うものは、国家間の約束事である。
その条約は、国家同士が遵守する義務を負う。
ひとたびその条約のいち部分を蔑ろにし、自ら譲歩し、一旦決着のついたことを蒸し返すということ即ち、日本は条約を守らない国、もしくは強く言えば譲歩する国というレッテルを自らに貼ることになる。
その証拠に、韓国のメディアは「十分ではない」と主張し、更に踏み込んだ謝罪を求めている。
しかも事は韓国に留まらず、中国は「謝罪すべきは韓国だけではない」と、ここぞとばかりに「俺たちも被害者だ」というプロパガンダが始まりそうな様相だ。
加えて、したり顔をしているのは北朝鮮だろう。彼等がこの談話を言質とし、我が国への交渉に使ってくるのは目に見えている。
私は保守政治家の代弁者ではないが、そんなことくらい読んでいるのが政治家というものだ。
それを「日本の国家主義も落ちたものだ」と、空気より軽い論拠で断罪する田畑氏には、エントリータイトルの「お粗末」という言葉をそのままお返しする。ついでに、「あんた、もうちょっと理論武装してから書きないさいよ。」とご助言申し上げたい。
この御方は、出自がTBSという反日メディアでもあるし、元TBS北京支局長、中国政治を主たる専門領域とされているようなので、日本より特アが大好きなのだろう。
ブログエントリーの文脈も、どことなく韓国の立場に立ってお書きになっている印象を受ける。
お名前に使われる漢字から「ひょっとして、あちらの方では・・?」という疑問もわくが、これはこちらに根拠がないので置いておく。
Wikipediaによれば、この田端氏は今はTBSを退職し、大学で教鞭を取っておられるそうなのだそうだが、自分が若くて志をもって大学に入学したとしても、この方にお勉強を教わるのは、まっぴらごめんだ。
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