2006年1月のテレビ朝日系「朝まで生テレビ」で、民主党代表代行だった菅首相は05年の郵政選挙で自民党が大勝したことについて、「一億総白痴化になっていますよ!だから自民党が勝ったんじゃないですか!」と叫んだのだ。
この発言は出演者から総スカン。自民党の平沢勝栄衆院議員(64)が「国民を愚弄している。じゃあ、なんで菅さんは勝った(当選)んだ」と言えば、司会の田原総一朗氏は「こんなこと言っているから民主党は政権を取れないんだ」と切り捨てた。
平沢氏は当時を振り返り、「菅首相は自民党が勝てば総白痴化、民主党が勝てば民意、民意と騒ぐ。その都度その都度、自分たちに都合のいいような発言をする。民主党が政権を取れば株価は2倍3倍になる、沖縄については独立したほうがいいなどと言っていたとも聞いている。無責任きわまりない。菅さんが居直る“菅直り内閣”だ」と言うが…。
総得票を見よう。選挙区の総合計では民主2275万票、自民1949万票である。比例代表では民主1845万票、自民1407万票だ。
自民党は選挙区で320万票、比例代表で430万票以上も民主党に水をあけられたのである。
自民、民主の対決型となる1人区で21勝8敗という結果をあげたのが、議席差での「大勝」を引き出したに過ぎないともいえる。
選挙は議席差がすべてということであれば、「民主大敗、自民大勝」という構図になるのだろうが、自民党はいまなお立ち直ってはいないという実態をこそ、深刻に見つめるべきだ。
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