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私的憂国の書

民主主義を希求しつつ、日本における戦後民主主義を否定する。真の主権回復は戦後レジームの打破から生まれる。
私的憂国の書 TOP  >  2010年05月30日

尖閣に対する失言 ~ 鳩山首相こそ罷免されるべきだ

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全国知事会での鳩山首相の失言は、失言ではなく氏の確信ではないだろうかと訝ってしまう。
その失言とはこうだ。

「(米国は尖閣諸島の)帰属問題に関しては、日本と中国の当事者同士でしっかりと議論して、結論を見いだしてもらいたいということだと理解している」


これには石原都知事が怒りまくった。
都知事ぶらさがりで述べた都知事の真意を裏付ける記述が、石原慎太郎・江藤淳共著「断固「NO(ノー)」と言える日本」の中に詳しく書かれている。

さらにもう一つの例は、尖閣列島です。
(中略)
私自身沖縄の返還交渉に参議院から一人随行していきましたが、あの返還協定の交換公文の中には返還されるべき島や岩礁があまりに数多いので、どれとどれの島と一々明記するのを省いて、六つの地点を結ぶ線の中に入る島、岩礁のすべてを日本の領土として返還する時してあります。
六つの地点とは、東からN24度E133度、N27度E131度50分、N27度E128度18分、N28度E128度18分、N28度E124度40分、N24度E122度の六点です。
 当然のことですが尖閣列島はこの線引きの中に入っています。なにしろ占領中米軍は、カツオ節の工場もあったこれらの島を自薦訓練の銃爆撃の標的として使用してい、沖縄に住む古賀花子さんという、昔順天堂病院の婦長さんをしていた未亡人に標的としての使用料を払い込んでいました。
 ところが尖閣列島周辺の海底に油田があるという話が持ち上がって以来次々と妙なことが起こった。返還前のことですが、アメリカのメジャーの石油会社が、時の佐藤首相に、外相がらみで彼らによる試掘を持ちかけてきた。佐藤首相は自国日本のことだからといってそれを退けた。
 すると彼らは同じ話を台湾と北京に持ち込み、「あの島々は本来なら中国の領土の筈だと」とそそのかした。その話に乗った中国は突然、武装した漁船団を送り込み、威嚇しながらあれらの島々の領土権を主張しだした。北京がそういいいだせば台湾もまたいきがかり上、これらもあれらの島は台湾に帰属すべき領土であると主張した。
 困惑した日本政府は、日本との協定でそれらの島々を正式に返還したアメリカ政府に間に入ってもらおうとしました。アメリカからはっきりと尖閣列島が日本の領土であり、今まで占領し銃爆撃の標的として利用し、日本をふくめて他のいかなる国のいかなる船団の立ち入りも禁止していたのだ、と証拠だてしてほしいと依頼した。しかしアメリカは、あくまで領土の問題は当事者同士で話し合うべきだと逃げをうって、日本のために一切口をききませんでした。


米国の暴挙とも言える事実だが、利害関係だけで領土を云々する国々と付き合っていくためにも、領土問題は毅然かつ断固として領有を主張していかなければならない。
鳩山首相は、抑止力も8カ月かけてお勉強をしないと理解できないお方であるが、領土問題については全く勉強してこなかったと見える。
「日本列島は日本人だけのものではない」と言った時点でこの人の政治家たる資格は剥奪すべきだったが、尖閣の問題に対して米国の暴挙をためらいもなく肯定し、「尖閣諸島の帰属問題に関しては、日本と中国の当事者同士でしっかりと議論して」と言い放った時点で、この人の首相としての資格は剥奪しなければならない。


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