私的憂国の書

民主主義を希求しつつ、日本における戦後民主主義を否定する。真の主権回復は戦後レジームの打破から生まれる。
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無責任政党が支持を集める怪 ~ 立憲民主党、希望の党を上回る勢い

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 週末、報道各社が衆院選の情勢を報じている。13日の朝日は、、自民党が公示前勢力(284議席)に迫る勢いだと報じ、希望は公示前の57議席を下回る可能性があると報じている。15日は毎日と時事の分析が報道されたが、毎日は自民が284議席を上回る可能性が高く、希望は57に届かない見通しで、「さらに失速」と報道。時事は自民が280を視野に入れる」、希望は現有の57を確保する程度にとどまると、微妙なニュアンスはあるものの、複数のメディアがほぼ同じ分析結果を報じた。時事に至っては、希望が小池のお膝元である東京において、「23選挙区で全敗する恐れすらある」とまで書いた。

 そんななかで、各社が一様に持ち上げているのが、枝野が立ち上げた立憲民主党である。上記3社が報じた内容を羅列すると、こうなる。

【朝日】公示前の15議席から40議席前後に増える勢い。選挙区では北海道や近畿などで、やや優位に立つ候補がおり、比例区も30議席をうかがう。
【毎日】比例代表では最大で35議席を獲得する見込みで、希望の党を上回り「比例第2党」になりそうだ。小選挙区と合わせると議席は公示前勢力の3倍に増える可能性が高い。
【時事】公示前の15議席から40議席程度まで伸ばす可能性。立憲は共産党と共闘する北海道などを中心に善戦。比例も30議席程度まで伸ばしそうだ。


 昨日公表されたTBSの調査結果では、政党支持率で希望の党が5.2%だったのに対し、立憲民主党は7.3%だ。同局の先月の調査で、民進党の支持率は6.4%。希望は先月の民進党の数字にも及ばず、立憲は逆に上回った。希望の党に「排除」された落ちこぼれ組に、逆に希望が湧いてきたというオチまで付録でついてきた。

 ネットでは「立件民主党」と揶揄されることもある立憲民主党だが、「躍進」を期待する声が、左側から聞こえてくる。枝野のあの大きな耳は福耳だったということだろうか。共産党が議席を減らしそうな状況と合わせて考えれば、共産党員ではない共産党の消極的支持層を、立憲民主党が喰ったということだと思われる。民進党の左派が独立した格好になり、パヨクが支持しやすい政党になったのだ。立憲民主党は自民党の支持層を侵食するわけではないから、自民としても「放置」でよいのだと思われる。

 ちなみに、希望が発足した直後に「日本のメルケルに」、「大いに協力したい」と秋波を送っていた菅直人は、何事もなかったかのように希望の批判に回っている。その菅が昨日UPしたブログのタイトルが、「立憲民主党は自民党のライバル」。図々しいにもほどがある。

菅直人


 立憲民主党の公約は、ある意味、非常にわかりやすい。何故なら、かつての社会党とほぼ同じだからだ。党のウエブサイトには「5つの約束」と称した公約が記されているが、特に5番目の安全保障政策は、戦後サヨクが繰り返し主張してきたものの羅列だ。簡単にまとめると、こうだ。

1. 憲法9条の改悪に反対
2. 専守防衛を軸とする現実的な安全保障政策
3. 辺野古移設の再検証と、基地移設のゼロベースでの見直し
4. 北朝鮮問題の平和的解決。拉致問題の解決
5. 共謀罪の廃止


 守旧派が泣いて喜ぶような公約集だ。一度政権を担った政治家が立ち上げた政党の公約とは思えない。だが、こういう公約を見た、安保闘争で活躍されたご老人方の目にも生気が戻るのではないだろうか。

 この公約集には大前提がある。彼ら立憲民主党は、政権に就く可能性がほぼゼロだ。政権に就く可能性がないから、現実離れした空想的平和論を語っても責任はない。自民党の逆張りをして、反自民の票さえ獲得できれば、彼らは職を確保できる可能性が高まるわけで、55年体制における社会党と本質的には同じなのだ。

 希望の党に移籍した旧民進党議員がポンコツなら、立憲民主党を立ち上げた者たちも、同じポンコツだ。立憲民主が希望の票を削ぎ、共産党との共喰いをしてくれている現状は、自民党にとっては願ったりであるはずだ。私なんぞ、枝野はもとより、菅直人、海江田牧場長、辻元清美などなど、立憲民主党の候補者の顔ぶれを見ると眩暈を覚えるが、この党がどれだけ衆院選をかき回すか、注目している。


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[ 2017/10/17 07:08 ] 政治 | TB(0) | CM(2)

若狭勝に希望はあるのか ~ 小池地盤の東京10区で希望の党劣勢の報

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 少し前まで小池百合子を持ち上げていた週刊文春が、12日に発売された10月19日号でトップに持ってきたのが、「小池、緑のたぬきの化けの皮を剥ぐ!」である。希望の党の候補者については、文春が「希望の党『絶望の候補』リスト」、週刊新潮が「女城主『希望の党』のポンコツリスト」と手厳しいタイトルを付けて書いている。都知事選以来、順風満帆だった小池百合子だったが、現時点では希望というフレーズが似つかわしくない存在になっている。

 小池が街頭演説で森友、加計のことを言い出したということは、希望の党の置かれた状況がかなり苦しいことを表している。「安倍一強政治を倒す」もそうだが、それらは守旧野党の表現方法であり、彼女はそれ以上に、希望を語るキャラクタ-であったはずなのだ。ポンコツリストとまで呼ばれる候補者を大量に擁立したが、中身はほぼ民進党で、新鮮味がないばかりか民進党という負のフラグまで吸収してしまった。一部には、選挙後の旧民進党議員の再糾合まで囁かれる。既に風は止んでしまった。

小池百合子


 そんな中で注目を集めるのが、小池の側近と言われながら、何の権限もない腰巾着状態の若狭勝が立つ、東京10区だ。その若狭が劣勢を強いられているという。

「都政に専念しろ」小池マジックからさめる都民 夏の熱狂一転 (IZA)

 ■牙城の10区で自民が猛攻

 自民党は、小池氏の衆院議員時代の選挙区だった東京10区に攻勢をかけている。10区は小池氏の側近で希望の党結党時のメンバーである若狭勝氏が受け継いだ。これに対し自民党は、前回は比例代表候補だった前職、鈴木隼人氏を擁立、7月の都議選で「都民ファーストの会」に惨敗した「リベンジ」の象徴区と位置づけ、菅義偉官房長官や小泉進次郎筆頭副幹事長らが続々と現地入りしている。

 13日には、小池氏に近いといわれている党都連会長の鴨下一郎元環境相が豊島区に入り、「自民党は小池氏が知事になって混乱したが、立て直したい」と訴え、支援を呼びかけた。

 都内の選挙区から立候補する自民党候補は「街頭で『小池氏に負けるな』という激励をたくさん受ける」という。都民ファーストを離党した都議が自民党候補を支援する動きも出始めている。


 朝日新聞の報道では、若狭は現在、リードを許しているとまで書いている。不思議なのは、希望の党の新聞広告で、東京選挙区の候補者の顔写真を一覧で出しているにもかかわらず、10区がない。若狭が排除されているのだが、こういう広告の組み方に意図がないなどということはありえないだろう。若狭は意図的に排除されているのだ。

希望の党 東京選挙区候補者


 ともあれ、東京10区は小池百合子にとって、「選挙区のひとつ」以上の存在なのだ。2009年の政権交代選挙は別として、過去の選挙でこの区から出た小池は、次点にダブルスコアの得票差をつけて圧勝してきた。小池にとっては譲れない選挙区だろう。この選挙区で敗北するようなことになれば、小池にとってアイデンティティの一部が抜け落ちることになる。

 それを意識してか、自民党も菅官房長官や進次郎など、影響力のある議員を派遣し、この牙城を崩そうと動いている。朝日新聞によると、希望の党では長島・柿沢・松原なども軒並み相手候補にリードされており、この3人が比例復活して若狭が弾き出される可能性も十分にあるという。いずれにせよ、この選挙区は、希望の党に対する都民の受け止め方を占う象徴となるだろう。

 民進党の片割れの一報である立憲民主党では、菅直人の選挙区は“接戦”だそうだ。こちらの選挙区にも、都民の良心を期待したい。


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[ 2017/10/16 07:09 ] 政治 | TB(0) | CM(4)

朝日新聞化する小林よしのり

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 小林よしのりが朝日新聞化している。小林よしのりは漫画家で、私も「台湾論」、「天皇論」、「靖国論」などは読んだが、彼の漫画で靖国参拝をする若者が多少なりとも増えたことは評価すべきだと思う。ただ、最近の小林の言動は、そういった評価を帳消しにするほど劣化が激しい。

 小林は、ひと言で片付ければ「反安倍」だ。とにかく、安倍総理のことを痛烈に批判し続けており、その勢いで、過去の著書で述べていた自身の政治的なスタンスを、自ら否定している。反安倍であるあまり、保守派が忌み嫌う民進党出身者の応援にまわり、「山尾志桜里を総理大臣に」などという、非現実的な野望も隠さない。今回の衆院選では、立憲民主党のサポートを公言している。

小林よしのり


小林よしのり氏、立憲民主党の応援で「安倍政権は勝ちますよ!」(スポーツ報知)

 小林氏は、立憲民主党の応援にもかかわらず「安倍政権は勝ちますよ!」とピシャリ。集まった観衆の中には「いったいどっちの応援をしているんだ?」と困惑した表情を見せる人もいたが「だからこそ、我々は何をすればいいか。安倍一強政治を食い止める政治家がいる、立憲民主党を勝たせないといけない。分かりましたね」と続け、割れんばかりの拍手を巻き起こした。
 また、民進党が事実上の解党をし、希望の党に合流した際に排除を表明した代表の小池百合子東京都知事(65)や民進党の前原誠司代表(55)には、政権交代に向けた野党共闘が実現しなかった“戦犯”と見ている様子。「(元民進党の)枝野さんは言えないと思うから。選挙が終わったら、小池と前原は腹を切れ!」と過激な言葉で批判。約10分にわたり、まくしたてるようにして支援を訴えた。


 「小池と前原は腹を切れ」とは、彼の山口二郎の「アベ、お前は人間じゃない。たたき斬ってやる」ということばを彷彿とさせるスピーチだ。立憲民主党を勝たせるということは、小林は党全体を支持しているということだ。同党が擁立する菅直人までも再び国政に送れということを意味する。その時点で論外だ。

 もっとひどいのは、小林のブログだ。

開戦前夜の「空気」が作られている

自公の圧勝はもう揺るがない。
責任は小池百合子と騙された前原誠司にある。
小池・前原は切腹すべきである。
侍なら必ずそうしていた。

田原総一朗氏が森友加計問題は小さなことだと言っている。
三浦瑠麗と同じになった。

北朝鮮との戦争の危機が今後は煽られる。
年末から来年始めに戦争だと囁かれている。

このようにして大文字の政治的関心が、小文字の政治的関心を封殺していく。
戦前に辿った国民心理とまったく同じだ。


日本人は戦前の「空気」をまったく反省していない。
戦時中に「小国民」だった田原総一朗氏ですら反省していない。
「空気」を作る側に加担し始めた。
戦争に怯えるのは、韓国の在留アメリカ人が脱出し始めてからでいい。

安倍政権の独裁はさらに強まる。
開戦前夜の「空気」が安倍独裁を強めていく。
それでいて「自衛隊明記」の改憲などと、護憲論と変わりない「加憲論」が進行していく。
お花畑の「サヨク」は自称保守の側にも今や満開である。


 小林は「空気」によって小さな問題が抹殺されていくと言っている。だが、対極の「北朝鮮問題」は、空気が醸成する問題ではなく、「目の前にある現実」だ。国政にかかわらず、政治には優先順位がある。民進党が嫌われたのは、優先順位が高い政治課題があるにもかかわらず、「打倒安倍政権」のみで突っ走り、その「打倒」が目的化したからだろう。反省がないのは、野党の側なのだ。

 「開戦前夜」や「戦前の空気」とは、朝日新聞が良く使うプロパガンダ的な表現だ。小林もそのことばを使うことになったあたり、安倍憎しのあまり、朝日新聞化し、思考停止に陥ったと思われる。

「安倍政権は暴走している」「ヒトラーは民主主義から生まれた」などと指摘し、「権力の暴走に立憲主義でフタをしよう」と立憲民主党を応援した。(Buzzfeedより)


 この、安倍政権の暴走という定義自体が、私にはさっぱりわからない。


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[ 2017/10/15 10:25 ] 政治 | TB(0) | CM(15)

希望の党失速で現実味を増す民進党の「再結集」

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 選挙が終われば希望の党が割れるという噂はあるが、その噂が現実になりそうな雰囲気だ。民進党参院議員会長の小川敏夫が、12日、都内で街頭演説に立ち、「民進党は不滅」「衆院選後の民進党再結集」を高らかに約束し、物議を醸している。

「民進党はこれからも存続」 (fnn-news)

民進党参議院の幹部は12日、衆議院選挙後に、希望の党で当選した人にも「復帰」を呼びかけ、民進党の復活を目指す考えを示した。
民進党の小川参院議員会長は、「民進党は不滅です。民進党は、これからもしっかりと存続します。立憲民主党、本当に信念を通している。よくわからないから、やむを得ず希望の党から立候補の人もいるでしょうし、無所属で信念通す人もいた。また、この選挙が終わったら、民進党を大きな軸として、しっかりと結集して、安倍自民党政権、絶対に打倒する。皆さまに約束する」と述べた。
民進党の小川参院議員会長は、東京都内での街頭演説で、民進党を党として維持すると表明した。
そのうえで小川氏は、今回の衆議院選挙で当選した立憲民主党や、無所属の候補だけでなく、希望の党から立候補して当選した人も含めて、民進党を軸に結集を図りたい考えを強調した。
前原代表は、衆議院選挙後に、参議院議員も希望の党に合流する方針を示していた。
前原代表の方針について、小川氏は、記者団に対し、「議論も機関決定もしていない」と一蹴したうえで、「民進党参議院議員の過半数は、希望の党には行かない」と述べ、参議院議員が中心となって民進党を存続させ、再結集の受け皿とする考えを示した。
民進党の幹部が、希望の党の当選者にも、民進党への「復帰」を呼びかける方針を示したことで、選挙戦にも少なからず影響を与える可能性がある。


民進党 小川


 しかもこの発言、立憲民主や希望から立候補した候補者の応援演説の際に出たというのだから、開いた口が塞がらない。ようやく野党再編が始まったと思ったら、民進党復活という野党再々編が起きれば、お笑い劇場ものである。

 小川は有権者を前に、「再結集」を「約束」した。嘘は民進党の習性のひとつではあるものの、ある程度の根拠がなければ、約束は公言できないだろう。参院民主党の議員からも意見を聴取し、応援演説にまわる中で、民進から出た議員のヒアリングも実施した上での発言とみる。他党や無所属で出た候補者にも、再結集を望む声が少なからずあるということだ。

 もとより、希望の党へ移籍した大量の民進党出身議員に、理念もなければ希望への帰属意識もない。彼らが拠り所とする「選挙互助会機能」が、民進党から希望の党に移ったから移籍したのであって、希望の党の理念や政策に共鳴したわけではない。彼らは単に、希望の党を踏み台にしたかっただけなのだ。

 そこへ来ての「希望の党失速」だ。時事通信が6~9日に実施した世論調査では、自民党の23.9%という支持率に対し、希望の党はわずか2.8%だ。(ちなみに民進党は1.6%というまさに泥船) 2.7%の立憲民主党の後塵を拝するという体たらくである。小池ブームというプチバブルは既に崩壊状態で、期待した風がまったく吹いていない状況に、移籍議員たちは右往左往だろう。

 議席確保のためなら簡単に寝返る連中は、希望の党が失望の党に変わったとき、再び寝返るはずだ。それは同時に、小池百合子の政治生命が事実上、尽きることを意味する。


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[ 2017/10/14 07:22 ] 政治 | TB(0) | CM(20)

「売れ残り商品福袋」と「賞味期限切れ食品の無料配布」

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 常に安倍政権に批判的なのが朝日新聞だが、朝日は9日、10日、11日と連続で、社説で森友・加計を問題にしている。選挙戦は自民党に有利な展開だと報道され、是が非でもネガキャンの強度を増したい朝日だが、ネタがないのだろう。安全保障や経済など、争点は山ほどある。森友・加計のような矮小なネタは週刊誌やタブロイド紙に相応しく、大新聞がいきり立って取り上げることは、滑稽にすら見える。

 序盤の情勢は、自民党の強さが際立っている。大手メディアはこぞって議席予想をしているが、多くのメディアで「自公で300議席越え」という予想が出ている。過半数が233議席であり、常任委員長ポストを独占できるのが261議席であるから、300を超えれば圧勝だ。もっとも、圧勝報道があまり大きく出れば、無党派層を中心に「勝たせ過ぎてもいけない」という心理が働くはずで、自民党に楽観視は禁物だ。

 一方、小池百合子が立ち上げた希望の党は、過半数をわずかに超える235候補を擁立したが、議席は100を割る公算が高いという。公示前は57議席だから、プラマイゼロというところだ。それでも、議席のために魂を売って、希望の党に移籍した大量のポンコツ議員にとっては、まだ善戦しているほうだ。民進党のままでは、現有議席の確保など、夢のまた夢だっただろう。

小池百合子


 目算が狂ったのは、代表の小池である。思えば、安倍総理が解散を公式に宣言した同じ日に、新党結成を発表したその日が、小池と希望にとって絶頂だった。その後、安倍政権への審判などという論点がどこかへ吹っ飛び、報道は希望の党一色になったのだ。小池にしてみれば、シナリオ通りの展開だっただろう。逆に言えば、希望の党への期待は、その日以降、下がる一方なのだ。民進党のポンコツの大量移籍と同左派の「排除」、二の次になった都政、自身の不出馬、はっきりしない首班指名、都ファ議員の離党など、ネガティブ要素が連続で露呈し、小池劇場ならぬ「小池演芸場」に客が集まらなくなった。

 小池の選挙戦は、小泉純一郎ばりの劇場型だ。都知事選では、石原慎太郎氏などを悪役に仕立てあげ、現れた正義の味方を演じ、ブームを巻き起こした。都議会議員選での悪役は、都議会自民のドンといわれた内田茂に担わせた。内田を徹底的に叩くことによって自民党全体を悪役として巻き込み、都民ファーストの会をつくって躍進を遂げた。小池の選挙戦は、郵政民営化に反対する議員らを「抵抗勢力」という悪役に仕立てた小泉のように、常に悪役がいたのだ。小池がこの選挙戦で自民党に打ち勝つには、安倍総理を悪役に仕立てなければならなかった。しかし、今回はそれが不十分なのだ。連立の一角も視野に入れるのか、今でこそ「森友・加計による政治不信」を街頭で叫んでいるが、タイミングとしては遅すぎ、逆に焦りが見える。

 参院民進党が、衆院選後の「民進党再結集」を目論んでいることも、希望の党への期待を減少させるだろう。希望に移ったポンコツ議員は、議席のためなら魂まで売る連中だ。希望の党でうまくいかなければ、希望をあっさり捨てて民進党に戻る可能性も指摘されている。できたばかりの党で分裂の可能性まで指摘されることなど、前代未聞ではないか。

 評論家の八幡和郎氏は、「希望は売れ残り商品福袋だが、立民は賞味期限切れ食品の無料配布」と比喩している。まさしく、言いえて妙だ。


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[ 2017/10/13 07:09 ] 政治 | TB(0) | CM(15)
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