私的憂国の書

民主主義を希求しつつ、日本における戦後民主主義を否定する。真の主権回復は戦後レジームの打破から生まれる。
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ガキ使顔黒塗り問題 ~ 「人権後進国」よばわりは筋が違う

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 大晦日といえば、私は紅白より格闘技より「ガキ使」派なのだが、そのガキ使のメイクが物議を醸しているようだ。槍玉にあげられたのは、浜田雅功が顔を黒く塗るメイクで、ビバリーヒルズコップのエディ・マーフィーを模したビジュアルだ。これに、横浜在住の作家・コラムニスト・教師であるアフリカ系アメリカ人、バイエ・マクニールさんが抗議のツイートを投稿し、それをハフィントンポストが拾って記事にし、またそれを引用したNPO法人代表の駒崎弘樹氏が「正月の民放で感じた「人権後進国」日本」というブログをアップし、一気に広がったようだ。

ガキの使い 浜田雅功


 駒崎氏はこう書いている。

 人権に配慮した笑いって、本当につくれないんでしょうか。
 差別やイジメでしか、我々は笑えないんでしょうか。
 だったらお笑い番組なんて、要らないよ、と個人的には思います。
 もうテレビごと捨てちゃいましょう。百歩譲ってAppleTVやAmazon Prime のモニターとしてのみ使いましょう。
 テレビが持ってくる「抑圧的な笑い」から、自由になろう。
 僕は、一人一人の違いが尊重されて、色んな国から来た人や女性が差別されることもなく能力を開花できて、パワハラもイジメもない、そんな素敵な国に、この日本をしたいです。
 マスメディアが僕たちの日本をいまだに古くさくて抑圧的な価値観に縛り付けようとするのなら、そこから抜け出して、新しい日本を創りたい。


 いわゆるポリティカル・コレクトネスを前面に出した、番組批判である。ポリコレとは、「人種・性別・文化・民族・年齢・宗教・政治指向・性癖等々の違いによる偏見、差別を含まない言葉や用語や表現を用いること」(出典:ニコニコ大百科)で、米国で生まれたリベラルな思想・行動規範だ。今でも差別が根強く残る米国では、こういう規範が物差しとなっているわけで、「人権後進国 日本」はその規範を直輸入すべきという主張であるようだ。

 マイケル・ジャクソン全盛期には、顔を黒く塗ってマイケルになりきった人が多くテレビに出た。だが、ポリコレ的な批判は出てこなかったはずだ。逆に、マイケル・ジャクソン自身が整形し、鼻を高くし、顔を白く化粧し、アングロサクソンに近づこうとしていた時には、違和感しかなかったことを覚えている。米国には建国以来、インディアンや黒人に対する苛烈な差別があり、その克服段階でポリコレのような規範が出てきたと思うのだが、それを杓子定規に日本に当てはめられてもどうなのか…と思うのだ。

 そもそもお笑いとかパロディの類いは、過剰な脚色があって成り立つ部分もある。暴力的な所作といえば、むかし私が大好きだったチャンバラトリオなど、いまのTV業界では放送にしり込みする製作者もいるかもしれない。金ちゃんは二郎さんを飛び蹴りですっ飛ばした。今でも物まねといえば、デフォルメし過ぎなビジュアルも残っている。お笑いというのはそういう脚色の中で成り立っている部分があって、文化の一つなのだと思う。それにいちいち目くじらを立てて居たら、お笑いなんて成立しない。

 国が違えば歴史も文化も違う。ポリコレを叫んだところで、宗教の違いがあれば紛争は絶えない。欧米の規範を直輸入し、歴史も文化も違う日本に当てはめようとし、それが実らない現状を「人権後進国」呼ばわりされるのは、困惑しか感じない。


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[ 2018/01/06 10:20 ] 社会問題 | TB(0) | CM(9)

護憲のためなら他者の生存すら否定する ~ 福岡情報伝達訓練に対する「九条の会」の無責任な批判を批判する

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 イデオロギーが過ぎると、判断を誤る、または問題の本質を見極める目を失うということを、 拙ブログではたびたび指摘してきた。それは主に、戦後民主主義の盲信者に対する指摘であり、その対象をより具体的に言えば、憲法9条を頑なに守ろうとする護憲運動家たちへの批判だ。

 彼らの空想的平和論は、憲法9条が戦争、紛争等の争いごとの抑止力を持つことが前提になっているので、自発的な行動は何も要求しない。ただひたすら、憲法9条を唱えていさえすれば、平和は維持されるという言霊信仰である。だから、何らかの危機に対する準備すら否定する。極めつけが、今月1日に福岡で実施された、情報伝達訓練だ。弾道ミサイルが飛来した場合に備え、緊急速報メールを配信し、迅速かつ的確に情報が伝える準備だ。この訓練に対し、九条の会がクレームをつけている。

北ミサイル想定訓練 理解できない「不安煽る」の声 福岡市 (iza)

 「九条の会 福岡県連絡会」(代表世話人、石村善治福岡大学名誉教授)は11月27日、市に対し、訓練中止を要請した。申し入れ書には次のような文言が並ぶ。
 「(訓練の)予告を知り、今後ミサイルの飛来と落下があるのではないか、と多くの市民が大きな戸惑いと強い不安を覚えている」「地下鉄の駅などに避難しても、何の意味もない。(訓練は)市民の不安をあおるものとしか言えない」
 北朝鮮への非難・批判は、一言もなかった。
 石村氏は申し入れ後の記者会見で「訓練の目的は不安を煽(あお)り立てることと、(訓練に)慣れさせることの両方だ」と語った。
 石村氏は、安倍晋三内閣が制定を進めた安全保障関連法に反対し、その違憲性を問う訴訟の原告の一員でもある。福岡地裁の口頭弁論では「戦争の発生・暴発を、日本国憲法の平和主義の名の下、司法の力で止める」などと訴えた。(抜粋)

石村善治
九条の会 福岡県連絡会 代表世話人 石村善治


 繰り返しになるが、九条の会のような人たちは、有事を想定できない。憲法9条が有事を抑止するからだ。こういう言霊信仰者は、何かが起こると、その何かと自分たちの言動との因果関係を求めるのだ。つまり、ミサイル飛来時に備えた訓練を行えば、本当にミサイルが飛んでくるかもしれないと、不安になるのである。新興宗教の類いと言ってもよい。

 しかし、言うまでもないが、我が国への侵攻や侵略等は、9条が防ぐわけではない。このところ、北朝鮮の漁船と思しき船が、日本海沿岸の我が領土に漂着する事態が相次いでいる。北海道では、漂着した漁民もどきが、金目の物を根こそぎ盗むという蛮行が発生している。下衆な勘繰りかもしれないが、盗人騒動は、工作員潜入をカモフラージュさせるため、表向きのトピックとして必要だったのではないか。金豚が出した「冬季漁獲戦闘」という国策も、日本のEEZ内に工作員を潜入させるためのプロパガンダである可能性も否定できない。そもそも、この緊張した北朝鮮情勢のなか、大量の漁民が日本の国境海域をうろつくこと自体、ただ事ではないのだ。

 東日本大震災の際、「想定外では済まされない」という言葉が多く語られた。この北朝鮮の夥しい数の偽装漁民(と思しき)の、日本領海への流入も、想定外を排除しなければならないのだ。「市民の不安を煽らない」がために訓練を怠った場合、その結果として、有事の際に救えるはずの命が失われるケースもあり得るのだ。9条信仰者は、その命に対して責任を負わず、返す刀で日本国政府に責任を転嫁する。何故なら、彼らにとって9条は神であり、その神は絶対だからだ。

 9条護持のためなら、人命も生贄として捧げる ―― 護憲派というのは、そういう野蛮な人たちなのだ。


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[ 2017/12/06 07:09 ] 社会問題 | TB(0) | CM(11)

相撲まで反日に使う朝日新聞/貴乃花親方が闘う相手とはなんなのか

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 いま、朝日新聞に対する注目度が高い。文芸評論家の小川榮太郎氏と、日本維新の足立議員に対し、SLAPP気味の申入書を送付したことでも、朝日自身がモードを切り替えたことがわかる。批判に耐えられず、反転攻勢に出ようとしているのだろう。安倍総理をはじめ、他者を散々批判してきた朝日新聞は、自社に対する批判を許さないようだ。しかし、事態はそう甘くない。

 朝日新聞の「安倍晋三記念小学校」という誤報を暴いたのが、自民党の和田政宗議員だ。和田氏はFacebookで、天下の誤報をたった数文字で幕引きを図ろうとする朝日に関し、「朝日新聞はこのまま開き直るのだろうか」と投稿した。なんと、安倍総理が、この投稿をシェアしている。朝日新聞に対しては、余程腹に据えかねる信条があるのだろう。当然だ。


 そういう、劣勢に立たされる朝日にとって、日馬富士の暴行事件と引退表明は僥倖だったはずだ。その前から話題を集めていたこの問題が、日馬富士の引退表明によって、朝日の誤報を隠す作用を最大限に働かせるのだ。朝日は、モンゴルに記者を飛ばし、現地の声の収集を始める。そして出たのが、この記事だ。

「モンゴル人疎まれた」日馬富士の母国に日本不信 (朝日)

 モンゴルはアジア屈指の親日国で、モンゴル出身力士が活躍する大相撲は注目を集めてきた。小柄ながら多彩な技で大きな力士を倒してきた日馬富士の人気は高く、地元では「物静かで知性的」とのイメージも強い。それだけに今回の事件は意外感をもって受け止められている。

 モンゴルにも「横綱としてやってはいけないことをした」(道路建設技師)といった声はある。しかし、同事件を報道した地元紙のガンサロール記者は「モンゴルではよくあるけんか。なぜこんなに大げさに扱うのか」と首をかしげ、「土俵上で日本人が勝てないのでモンゴル人が締め出されたと考える人が多い」と話す。こうした受け止めの背景には横綱朝青龍が知人を暴行して引退した問題もある。「強すぎるモンゴル人力士が疎まれた」との当時の見方が、再び広がった形だ。(抜粋)


 朝日が良くやるやり方だ。朝日の社是に沿う意見を取り上げ、日本に対する批判的な記事に仕立てあげるのだ。そして、日本が折れないと、他国との友好的な関係を維持できないという風潮を醸し出す。朝日は、支那や朝鮮を舞台に、この手法を何度も何度も使ってきた。

 ウランバートルに派遣された記者が、相撲を熟知しているとは限らない。しかし、デスクを含め、報道に携わる者であれば、「モンゴル互助会」のことは知っているだろう。手っ取り早く言えば、モンゴル人力士が最大の利益者となれるよう、モンゴル人同士が協力しあう組織だと言われる。最近では週刊新潮がこの互助会の件を書き、相撲協会から抗議文を受けている。

 ジャーナリストの門田隆将氏は、日馬富士の引退を受け、ブログに「このまま“モンゴル互助会”問題はウヤムヤになるのか」をUPしている。少しだけ引用する。

そして、本日、日馬富士はさっそく引退届を提出した。もはや「致しかたなし」というほかない。しかし、同時に「これで事件の本質が隠されてしまうのか」ということが気にかかる。
それこそ「モンゴル互助会問題」にほかならない。事件の詳細が次第に明らかになってきた時、多くの人はこんな疑問を持たなかっただろうか。モンゴル力士の間では、これだけ有無を言わせぬ「上下関係」があって、「果たして本場所でガチンコ相撲をとることは可能なのだろうか」という根本的な疑問である。
なぜ、あそこまで貴乃花親方は頑なだったのか。貴乃花親方は、なぜ、これまで貴ノ岩をモンゴル力士の飲み会に参加させなかったのか、ということだ。
記録を調べてみたら一目瞭然だが、モンゴル力士になって考えてみたら、すぐにわかることがある。たとえば白鵬が優勝街道をひた走っている時、もし、自分が白鵬を破って優勝争いをしている日本人力士を「アシスト」するようなことがあれば、どうなるだろうか。
そんなことが果たして許されるだろうか。飲み会で、携帯電話をいじっていたら、数十発殴られ、頭をなにかで叩かれ、10針も縫うようなケガをさせられるのである。


 貴乃花親方は何故沈黙を続けるのか。何故協会には何も語らず、鳥取県警にすべてを委ねるのか。何故白鵬が「貴乃花巡業部長のもとでは冬巡業に参加できない」と、身分をわきまえない発言をするのか。

貴乃花親方


 貴乃花親方が戦う相手とは、戦うものとは、いったい何なのか。相撲界の激震は、むしろこれからその度合いを増すような気がしている。


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[ 2017/12/01 07:09 ] 社会問題 | TB(0) | CM(17)

子供たちに反安倍を刷り込む小学館 ~ 「まんがで読む人物伝 安倍晋三」の酷さ

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 読売新聞が7、8日に実施した全国世論調査の結果を公表している。解散発表の日からメディアを騒がせている希望の党だが、「期待する」は36%で、「期待しない」の58%を下回ったそうだ。比例の投票先でも、自民党が32%と、衆院解散直後調査(9月28、29日)の34%から横這いだったのに対し、希望の党は19%から13%に数字を落とした。政党支持率は、自民党33%(前回32%)、希望の党8%(同9%)、立憲民主党が4%だった。話題ばかりが先行する希望の党だが、数字だけ取れば、民進党への支持率とそれほど変わっていない。

 さて、今朝、非常に醜いものをネットで見てしまった。小学館が発行する「小学8年生」という児童向けの学習雑誌があるのだが、そこに掲載されている漫画が酷いのだ。

小学8年生

小学8年生

小学8年生

小学8年生


 漫画の脚注には、ご丁寧に、「子どもたちが興味を持ち、楽しく読み進められるように、事実に基づいて、まんが的きゃく色を加えて構成しています。」と書かれている。

 小学8年生の「8」が意味するのは、「学年にとらわれない」という新らしい発想のもとでつけられたもので、対象は小学2~6年生だそうだ。この漫画を読んでいる子供たちは、引き下げられた選挙年齢もあり、あと10年もしないうちに投票行動を行う。子供たちには、事実を公平に伝えることが重要だが、このような偏った視点で描かれた漫画を掲載することが、成長に良い影響を与えるわけがない。これでは、対岸の半島の思想教育と何も変わらないではないか。

 小学館が、岩波のような腐ったサヨク出版社だとは思わない。だが、この漫画家が描いた偏向したプロパガンダ漫画を掲載する編集権、出版権は小学館が保持しているわけで、責任は小学館にある。作品を前ページ見たわけではないが、この4枚だけでも、同人誌以下の内容と判断せざるを得ない。



 この漫画を「安倍首相の爆笑・人物伝漫画」と紹介する小学館。低俗すぎて、言葉もない。


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[ 2017/10/09 09:52 ] 社会問題 | TB(0) | CM(13)

「ビンタはダメ」は大人の責任回避

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 ジャズトランペッターの日野皓正氏が、東京都世田谷区で開かれたコンサートで、ドラムを演奏していた男子中学生の髪をつかみ、顔に往復ビンタしたという件が話題になっている。既に実際の動画を観た方も多いと思うので、まだの方はYoutube等でご確認いただきたい。

 実際の顛末は、男子中学生が後半のソロパートで延々とドラムをたたき続け、日野氏がドラムスティックを取り上げたもても、男子中学生は手でドラムを叩き続けるというもの。日野氏は言葉で言い聞かせたが、男子中学生が止めないので、日野氏が中学生の髪の毛を掴み、顔にビンタという展開だ。SNSでも取り上げられ、「体罰だ」「暴力は許せない」などという批判が多く書き込まれた。

hinoterumasa.jpg


 メディアの報道の仕方が良い参考になる。これは、共同通信の配信記事だ。

往復ビンタ : 日野皓正さん「行き過ぎた」 空港で「謝る」 (毎日新聞)

 ジャズトランペット奏者の日野皓正さんが、ジャズコンサート中にドラムを演奏していた男子中学生の髪をつかんで往復ビンタをした問題で、日野さんが1日、羽田空港で取材に応じ「行き過ぎたことは分かる。それは謝る」と話した。

 日野さんによると、男子生徒とは1年前から付き合いがあり、ドラムの腕前を評価。「俺はおやじになる。何かあったら電話して来いよ」と声を掛けていた仲だった。

 コンサートは東京都世田谷区教育委員会主催の体験学習で8月20日に行われた。男子生徒はソロ演奏をやめず、スティックを取り上げても従わなかったため、手を上げた。その後、生徒が謝りに来たという。


 さて、共同通信の記事では、日野氏が全面的に非を認め、謝罪したように取れる。しかし、日野氏が語った言葉はこれで全部か。もちろん、そうではない。デイリースポーツがより詳細に伝えている。

 生徒は反省し、終演後は日野氏の楽屋まで謝罪に来たという。日野氏は「俺とあいつは、父親と息子なわけ。他の生徒には絶対に手を上げない」とした上で、「ヤツの心を立て直してやらなきゃという思いがある。だから、これからもやるよ。ビンタもね、アントニオ猪木の方が数段痛いと思うよ」と、愛情を持った教育の一環であることを強調した。

 さらに「音楽や集団行動っていうのは、和を考えないと。周囲をリスペクトしないと」と持論を展開。結果として、ビンタをしてしまったことについては「行き過ぎたところは分かる。それは謝る」としつつ、「でも、必要な時もあるんだよ。それだけのこと」と一貫して主張は変わらなかった。

 観客の前でビンタしたことで、騒動が大きくなった点には「お客さんの前だろうがどこだろうが、俺はバカヤローと言う。真剣だから。見てる人は分からないから、日野さんひどい、子供がかわいそう、と言うかもしれないけど」と受け流した。今後、生徒がまた同じことをした場合を問われると「手は上げないで、『やっぱりお前は無理だからやめよう』という。音楽は、ハーモニーで会話なんだ。会話ができないヤツは、どいてもらわないといけない」と回答した。

 また、集まった報道陣に対し「あんたたちがこういうことやって、日本の文化をダメにしてるんだよ。だから文化が低迷している」と苦言も展開。「あなたたちは俺をいじめてるけど、本当は彼(中学生)をいじめてるんだよ。俺はお前たちに何を言われようが、真剣に文化と生きてるわけだし、子供たちをどうにかして世界的にしようと思っていろんなことをしている。お前らが騒ぐほど、ヤツは忘れられずに何年も苦しむことになる。それをよく考えて」と語気を強めた。


 共同の記事を読んだ人の多くは、日野氏が全面的に降伏したという取り方をするだろう。巧みに切り取られた発言が、印象操作に使われる一つの例だ。降伏どころか、日野氏は「またやる」と言っている。加えて、メディア批判を展開している。共同ら、取材者の側も、都合が悪いコメントはスルーしたのだろう。かくして、印象操作が成立するわけだ。

 そもそも「暴力は絶対にダメ」なのか。世の中の子供がすべて、言って聞かせればすむ子供であれば、それでいい。たとえ面従腹背であろうとも、社会的に許されない言動を慎むようになればマシだ。しかし、世の中にはそんな子供ばかりではない。言ってわからなければ、痛みを与えて「お前がやっていることは悪いことだ」とわからせなければならない子供もいる。

 例えば、犯罪に手を染めようとしている子供がいるとしよう。言って聞かせ、それでも行動を止めない場合、力づくで止めさせることは、子供の将来に必要だろう。それは、指導する側の大人が担うべき責任ではないのか。私には、「ビンタはダメ」という人の多くが、子供の教育から逃げているようにさえ思える。

 「暴力は絶対ダメ」は、どこか憲法9条信仰に似ている。金正恩に言って聞かせれば、彼は核開発を止め、拉致被害者を返すのか。北の狂豚も、公正と信義ある者のひとりなのか。私は、戦争を肯定しているのではない。しかし、金の暴走を止めるためには、力を背景にした「ビンタ」的なものが必要なのだ。


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[ 2017/09/03 07:19 ] 社会問題 | TB(0) | CM(7)
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