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12日に行われたトランプ大統領と金正恩の米朝首脳会談に関しては、メディアを通じて様々な見解が伝わってくる。もちろん、前向きに評価する意見もあれば、真っ向から否定する向きもある。北を取り囲む東アジア情勢の当事者でありながら、会談の当事者ではない日本にとっては、伝わってくる情報をもとに判断するしかないのだが、今のところ、保守派の間でも辛口な評価が多いように思われる。
一方、このような大きな出来事が起こった後に出て来るリアクションで、その人物の思想や反日ぶりが透けて見えてくることも事実だ。最も分かり易いのは有田芳生で、北への監視体制を変えないと述べた小野寺防衛相を引き合いに、「国際感覚がない防衛相だ。外交とは相手があることだとわからないのか。日朝首脳会談の可能性を足元から崩していく愚行に気づかないのだろう。」と
ツイートした。有田のいう国際感覚とは何を指すのか不明だが、要するに相手の立場を慮って譲歩するという、旧来の土下座外交と似たものをベースにする判断基準だろう。
日本の拉致被害者を返さず、米国の拉致被害者を早々に返したのは何故か。国際感覚をあてにせずとも、常識で考えれば明白だ。それは、米国と違い、日本には行使できる軍事力がないからに他ならない。北朝鮮がなぜ米朝会談を切望したかを、まさか有田は理解できないわけではあるまい。それは、米国の「力」が脅威だったからだ。日本は北に対して直接的な軍事行動を示唆しているわけではなく、警戒を続けると言っているだけだ。これに敏感に反応する有田こそ、平壌の在日広報部隊と認定して差し支えないだろう。
もうひとつのサンプルが河野洋平である。息子が外交で頑張っているこの時期に、親がしゃしゃり出てきて息子の足を引っ張るのは如何なものかと思うが、河野洋平のコメントをNHKが記事にしている。
「拉致解決は まず国交正常化して」河野元衆院議長 (NHK)
河野洋平元衆議院議長は東京都内で講演し、北朝鮮による拉致問題について、国交正常化を先行したうえで解決に取り組むべきだという認識を示しました。
この中で河野元衆議院議長は、米朝首脳会談について「話し合いが行われたことで平和が近づいてきたと感じた。意味はあったし、大変なことだった」と評価しました。

一方で、日本の対北朝鮮外交について「今、日本がやらなければならないことは、朝鮮半島の植民地化について申し訳なかったとおわびをすることだ。韓国に対してはおわびして経済援助などを行ったが、北朝鮮とはまだ国交もなく、できずにいる。韓国と同じくらいは北朝鮮にもしないといけない」と指摘しました。
そのうえで「拉致問題という大変難しい深刻な問題があるが、国交も正常化されず、植民地問題も処理できてない国に対して、ただ『返せ、返せ』とだけ言っても解決しない。国と国との関係を正して返してもらう手順を踏まざるをえないのではないか」と述べ、国交正常化を先行したうえで拉致問題の解決に取り組むべきだという認識を示しました。
今月5日に田嶋陽子の発言を取り上げたが、河野洋平の「北と国交正常化を先行したうえで拉致問題解決に取り組むべき」というのは、田嶋の意見と完全に符合する。そして、「国交も正常化されず、植民地問題も処理できてない国に対して、ただ『返せ、返せ』とだけ言っても解決しない」という意見は、辻元清美の「北朝鮮には(戦後)補償を何もしていないのだから、そのことをセットにせず『9人、10人返せ』ばかり言ってもフェアじゃない」という見解と瓜二つだ。河野の意見は、戦後サヨクの中で最も左側にポジションを置くこの2名と、ほぼ同じなのだ。
単純な話だ。日本人を勝手に拉致し、その被害者を返さない国と、国交正常化などできるわけがないのだ。北朝鮮の国家ぐるみの犯罪はいまだ進行形であり、その犯罪に情状酌量の余地など無い。トランプは日韓が北朝鮮を経済支援すればよいというが、拉致事件の解決なしに経済援助などをすれば、安倍政権でなくても政権は吹っ飛ぶ。まして、国交正常化など、世論が許さない。河野は、「国と国との関係を正して返してもらう」というが、拉致自体が国家間関係を破壊する行為なのだ。
今後、こういうスリーパーセルもどき(またはそのもの)が地上に顔を出し、北朝鮮の立場を代弁する機会が増えるだろう。北朝鮮シンパの棚卸の開始である。
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しかし相変わらずのバカですね。危ない「相手」だから監視対象にするのでしょうが。外交で無くても「相手」は何時でも何処でも居るのが世界です。
国際外交にあっけらかんと信じる方が能なしで、相手国から侮られ、国の政権として危なくてしようが無い。
信じても居ないけれど、あっけらかんだけだった政権も過去に3年3ヶ月あって、日本はエライ目に遭いました。
そのヨシフの言は自民党の福田康夫が首相当時言った言葉を思い出させます。
「相手の嫌がることはしない」と何処の国へも丁稚の如き態度。単に相手にモノ申す気力と才覚が無かっただけでした。
河野パパは、完全に取り込まれて居るんでしょうね。アチラに。人として恥だわ。
検証されて自分の「官房長官談話」が否定されている慰安婦問題に就いて、先ずは日本国民へ謝罪し、世界に自己の罪を明らかにし懺悔すべき人物ですのに、亦余計な罪を重ねるとは、余りに無思慮な国賊言動です。
今回は拉致被害者という同胞の命に関わる事ですから、他国の嘘つき婆迎合より遙かに罪深い。
パパのおかげで、息子が懸命に改心したかのように働いても、この父の子だから全面的には安心出来ない、と私なんぞは用心が溶けません。
子不孝な父親であることを、少しは自覚されたが良いと思います。臓器を貰った恩もあるでしょうに(と、これは他人の余計な感情です)。
北朝鮮への「賠償金」は65年の日韓基本条約で南鮮に一括して渡してある、というお話しをよく聞くのですが、それが本当かどうかが分かりません。真実であれば、北は南から貰えば良し。日本は二重支払いの義理は無い。
産経に、日本統治時代どれだけのインフラ投資をしてきたかが連載でありました。
な~~~ンにも無かった土地に日本は官民で、それも日本本土よりも最新式の物を造り、それを全て置いて撤退したのですから、今更請求されるなら、ひっくるめて清算したら良いと思います。
北朝鮮の完全非核化の費用は、北が自分の身の始末をする事ですから自国で賄うべき事でしょう。自分が壊した家を建て直すのに近隣家がお金を出す事など、世間一般にあり得ません。
世界に迷惑な事をして、それを処理するから見返りを呉れ、となるのが基本的におかしいのです。
盗人に追銭は再犯の元になります。
特に、日本は主権を侵されて入り込まれ、国民を多数攫われ未だ拘留されているのですから、被害者のためにこちらから請求する「賠償金」があって当然です。
検証に入るIAEAの費用であれば、多少の分担金は請求されるとしても、北直接の支援など、金輪際関わるまい!